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人間の本性も怖いが、人間の本性をむき出しにするCUBEもやはり怖い。建築家の言葉が気になった。「無駄になってはもったいない。使わないと。」誰がどう見ても無駄、しかし使わないと気がすまない人もいる。たとえ残虐なものでも・・。それは、この世の核兵器や戦争もいえることである。残虐で人間の本性をむき出しにする。だが、それを使う者も使いたいと思うものもいる。このCUBEという映画はそのような人間、かつ兵器等を批判していると受け取れた。ただ、建築家の良心の回復など、人間の本性は悪いだけではないという主張も見受けられた。このようなシンプルな映画は見る人によって、違う映画の主張を感じることができる。これらの主張(私の推測ですが)をシンプルかつ斬新な映像に収めた監督には感服するしかない。
【板橋島野&綿貫】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-08-11 23:55:51)
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