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《ネタバレ》 『(ID4+宇宙戦争+第九地区+クローバーフィールド)÷100』のカス映画。全体的には4点位のB級映画だが、ブチギレ級の理由が2点あるので他は箇条書き。
『エイリアン自体飛び道具、バリア無し(攻撃手段は突撃)であっさり死ぬ、なのに壊滅してるアメリカ軍、いやどう考えても負けないだろ』『侵略された際の一般市民を描くと言うまんま『宇宙戦争』、しかもあちらやクロフィルみたく特定人物のみの視点だけ映すとかじゃない上に尺の大半がビル籠城、さらに登場人物の演出がパニックモノなので人間性描写皆無とストーリー云々以前の完全劣化』『CGも並以下、2回だけある空中戦も尺短く迫力もID4に遠く及ばない』『宇宙人の設定や世界情勢等主人公達の結末以外すべて投げっ放し』等々。 そしてブチギレ理由1つ目。宇宙人は脳を集めるのが目的で、それを移植して増えてるのだが、何故か主人公だけ移植されても人格を保っており、エイリアンとなって恋人を救うべく立ち向かう・・・・でエンディングと言う、駄目監督が良くやる『起承転起』演出。続編できる程面白くないしパクリまくりなんだからいっそう人類全滅とかの方がまだ個性が光った。 もう一つは主人公と途中から別行動をとった男。こいつ途中で自爆するのだが理由が無い。描写的には生への執着心は人並にあり逃げられる余裕もあるのにエイリアンに見つかった瞬間自爆。そしてその際映しだされる壁に描かれている日本兵と『神風』の文字。とりあえずコレ考えた奴天罰食らえ。 例えば愛国心が異常に強かったり別行動の主人公班か殺された人間の中に肉親がいる、もしくは被弾したF-22がエイリアンに襲われている主人公を見つけて突撃する瞬間、パイロットのヘルメットなんかに描かれているとかならまだ我慢できる。てか後者に関しては『撃破された戦闘機の破片が主人公を追っかけているエイリアンに直撃』と挿入できる演出まであったのにそれすら放棄。 私は決して愛国心が強いわけでも無く戦史について詳しい方でも無いが、『家族を守りたいから』と言う理由で特攻を志願した兵士達の話を聞いた者としてはこの演出は到底許せるものでもない。 ストーリー、演出、CG何を取っても劣化移植でしかない作品自体の不出来と他国の分際でロクに調べもせず国辱級の演出を挿入したスタッフのモラルの無さと言うダブルの意味で最低な映画でした。 【ムラン】さん [映画館(字幕)] 0点(2011-06-19 02:54:17)(良:3票)
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