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《ネタバレ》 実写アニメ問わず、『見直してる作品ランキング』で間違いなく5指には入っている、それくらい魅了されました。
相対ではなく絶対評価で採点してるので前作にも10点をつけてますが、個人的にはこちらの方が好き。 相変わらずプロローグの出来は秀逸、作画はTV版どころか前劇場版と比べてもかなり異なっているが、それが時が経ちバラバラになってしまった元特車二課達の『哀愁』を上手く表現している。しかし、何処に行っても相変わらず元気な太田さんは、そんな彼らを見た視聴者の気持ちが沈みすぎないよう良い緩和剤となっている。 たった一発のミサイルから日本が内戦一歩手前まで追い込まれていく構成と、それを完全に表現しきっている演出と音楽の結果作品全体から異様なまでの緊張感が伝わってくる、これが本当に凄く、通勤している会社員のすぐ近くや公園内に戦車が陣取っているシーン等は感動すら覚えた。 話の展開上、ご都合主義とまではいかないが上手く行き過ぎている感は無くもないが、100分の作品一本で完結していると考えれば十二分に許容範囲。 途中で入る『正義の戦争と不正義の平和』に関しては・・・・正直よく分からないが、直前のシーンがかなり緊迫感があったので休憩と考えればそこまで説教臭いとは感じないでしょう。 ただ前作以上にドンパチシーンが少なく内容としてはアクションと言うよりはサスペンスに近く、作画の大幅変更など苦手だったり受け付けない方がいるかもしれません。 網羅はしていないが、これまで見た押井作品の中でも、いや、これまで見てきて全ての映画の中でも屈指の傑作。 【ムラン】さん [DVD(邦画)] 10点(2011-08-06 09:24:17)
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