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《ネタバレ》 妻投稿■感動した。犬と人間の感動の再会にじゃない。そもそも私は年間何十万匹の犬ねこを安楽死させている人間と犬の融和なんて期待していない(動物実験を描いた「よだかの星」「命の食べ方」内臓がダメな人以外の方にオススメ)。■でもこの映画のメッセージは「感動」ではなくもっとごく当たり前のこと。「人間は動物より凄いとは必ずしも限らない」という事だ。全地球上に進出した人間様が唯一逃げ出した南極大陸。そこは国家の概念さえ打ち立てられず、人間ではなく動物が主人公という唯一の場所だ。監督は南極越冬隊を主人公にしたのではなく動物を主人公にしたのは、わんちゃんこそ南極の主人公にふさわしいと考えたからではないだろうか。その証拠にこの映画には吹き出しや擬人法は一切使われていない。人間が鞭を振るい、そうかと思えば勝手に感動して自分はご主人様だと勘違いしているのを余所に、犬たちはただ黙々と生きている。いいえ、黙々というより寡黙といった方がいいかもしれない。私は彼らがとても格好いいと思った。
【はち-ご=】さん [レーザーディスク(邦画)] 6点(2009-08-19 00:15:35)
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