借りぐらしのアリエッティ の 黒猫クック さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > カ行
 > 借りぐらしのアリエッティ
 > 黒猫クックさんのレビュー
借りぐらしのアリエッティ の 黒猫クック さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 借りぐらしのアリエッティ
製作国
上映時間94分
劇場公開日 2010-07-17
ジャンルファンタジー,アニメ,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 そこそこ面白かった。つまらなくはない。

が、前日早寝して初日初回に見に行って大満足できる映画ではなかった。絵はジブリだが、演出にものすごい違和感があった。その違和感とはなんかパンツがみえそうな角度でアリエッティを見せる動かすというジブリらしくない絵作り。

ジブリのアニメに性的な要素を入れて来るっていうのがなんか許せないぞ。なんだこの冒涜感。それから、脚本はホントにこんなに中途半端だったのだろうか。確かに穴はそんなにないように思うが、穴が開きそうな大きさになる前に畳んだ感が強い。

また色々と妙にリアルだったが、この監督はオブジェクトのリアルな挙動を見せることがアニメであると思っているのだろうか。そんなことは正直どっちでも良いんだが、リアルだからってなんだって言うのだろうか。アリエッティを観た同日、iTunesMusicStoreでアニメ化されてもいる有名作品のオーディオブックを同じような値段で購入したが、こちらの方が面白かったりした。

30分足らずの音声作品の方が面白かった。児童文学の面白さに物理現象のリアルさが必要な要素なんだろうか。実写では表現不能な近未来ハードSF作品にそのリアルさは必須かもしれないが、これは児童文学だ。不可欠であるという持論があるからこそやってしまったんだろうが、パラダイムの転換的な誰も気づかなかったその効用を探し当てたとは誰も思わなかったんではないだろうか。

ITMSで売ってるオーディオブックのジャケット絵一枚に惨敗している。リアルに表現された小人世界をジブリが作ったが、それがびっくりするほど負けている。どう考えても実際にはそんな音してないだろっていう廃墟に吹く風音が、ずっとリアルなのはどうしてだろう。

話に必要なエフェクトがきちんと用意されていない。そういうところが非常に目立つ映画だった。お話が小さすぎたためだろう。
黒猫クックさん [映画館(邦画)] 6点(2010-07-28 23:58:55)
黒猫クック さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2016-01-10スター・ウォーズ/フォースの覚醒8レビュー6.85点
2015-12-26ロボコップ(2014)9レビュー5.66点
2015-09-20007/慰めの報酬7レビュー6.16点
2015-06-14映画 鈴木先生8レビュー6.24点
2015-06-08バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)9レビュー6.35点
2015-04-13機動戦士ガンダムUC/episode 5 黒いユニコーン5レビュー5.33点
2015-04-12007/消されたライセンス6レビュー6.65点
2015-03-29アメリカン・スナイパー9レビュー6.94点
2015-03-23遊星からの物体X8レビュー7.70点
2015-03-21007/カジノ・ロワイヤル(2006)8レビュー7.14点
借りぐらしのアリエッティのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS