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《ネタバレ》 そこそこ面白かった。つまらなくはない。
が、前日早寝して初日初回に見に行って大満足できる映画ではなかった。絵はジブリだが、演出にものすごい違和感があった。その違和感とはなんかパンツがみえそうな角度でアリエッティを見せる動かすというジブリらしくない絵作り。 ジブリのアニメに性的な要素を入れて来るっていうのがなんか許せないぞ。なんだこの冒涜感。それから、脚本はホントにこんなに中途半端だったのだろうか。確かに穴はそんなにないように思うが、穴が開きそうな大きさになる前に畳んだ感が強い。 また色々と妙にリアルだったが、この監督はオブジェクトのリアルな挙動を見せることがアニメであると思っているのだろうか。そんなことは正直どっちでも良いんだが、リアルだからってなんだって言うのだろうか。アリエッティを観た同日、iTunesMusicStoreでアニメ化されてもいる有名作品のオーディオブックを同じような値段で購入したが、こちらの方が面白かったりした。 30分足らずの音声作品の方が面白かった。児童文学の面白さに物理現象のリアルさが必要な要素なんだろうか。実写では表現不能な近未来ハードSF作品にそのリアルさは必須かもしれないが、これは児童文学だ。不可欠であるという持論があるからこそやってしまったんだろうが、パラダイムの転換的な誰も気づかなかったその効用を探し当てたとは誰も思わなかったんではないだろうか。 ITMSで売ってるオーディオブックのジャケット絵一枚に惨敗している。リアルに表現された小人世界をジブリが作ったが、それがびっくりするほど負けている。どう考えても実際にはそんな音してないだろっていう廃墟に吹く風音が、ずっとリアルなのはどうしてだろう。 話に必要なエフェクトがきちんと用意されていない。そういうところが非常に目立つ映画だった。お話が小さすぎたためだろう。 【黒猫クック】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-07-28 23:58:55)
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