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《ネタバレ》 この微妙な味わいがたまらない。
事実であるという嘘を冒頭に持ってくることで、何故かビシビシ電波を発し始めるキャラクターたちが、妙なリアリティをもって受け手に迫ってくる。 そんな訳ねーだろと言い切れないさじ加減はもはや抗しがたい魅力を持っていて、どうしようもないジレンマを最後まで捨てさせない。 こんな奴らどうなってもいいや的な気持ちとか、でもやっぱなんとかならないのかな的な気持ちが、どうでも良いようなそうでもないようなバランスで漂い続けるが、結局この話って娯楽なのか?っていう疑念がわいた頃にフッツリと終わってしまう。 壮大なユーモアなのか、悪趣味なのか、未完成品なのか。判然とさせないあたりも秀逸だったりする。 【黒猫クック】さん [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 7点(2011-12-30 03:18:19)
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