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レビュー情報
《ネタバレ》 74年のオリジナルは観ていますので犯人は分かっているのですが、役者さんたちとアレンジへの興味で劇場へ行きました。それにしても、オリジナルはすでに40年以上も昔の作品ですか…。
ポアロって奴はチビデブの皮肉屋さんで、私はあまり好きな探偵じゃなかったのですが、チビデブが削除されてかなり見易くなっていました。なんとアクションまでやる。事件の解決に関しても、オリジナルでは「粋な計らい」で犯人たちを見逃すような内容だったと記憶していますが、本作ではしっかりと苦悩していてその点は好感を持ちました。しかし、結末を知っている私でも展開が早くて追従するのが苦しかった。初めて観る人に親切な作り方とは言えないでしょう。 役者さんたちに関しては、大ベテランたちに囲まれたSWの主演女優の眼差しの力強さが印象に残りました。これからの役者さんってことですね。反対に、J・デップの眼つきが悪くて(笑)、それが似合う役者さんになって来たのが少し残念な気分でした。 謎解きのシーンに「最後の晩餐」を模した構図が使われています。裏切者の使徒の特定≒犯人の特定。面白い趣向でした。 以下ネタバレ注意です。恨みが募る悪人が相手とは言え、暴力に不慣れな素人たち全員が人の胸にナイフを突き立てられるものだろうか。オリジナルでは覚えなかった感想ですが、自分が年齢を重ねた故の感想なのでしょう。 「ナイル殺人事件」もリメイクするみたいですよ。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(字幕)] 5点(2018-01-13 11:59:17)
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