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《ネタバレ》 これは弱き者の為の映画です。古今東西の虐殺を描いた映画は山ほどありますが、この映画は被害者と加害者の狭間の人間の心理を抉り出している。「虐殺はいけないこと」です。そんなことは考えれば誰でも分かる。問題は虐殺が起こってしまった時、そこで人間として正しい選択、この映画の主人公と同じ行動を取れるかということ。こういう状況で隣人に手を差し伸べる事の重要さ。同じテーマを扱った映画としては「シンドラーのリスト」以来の傑作だと感じます。キング牧師の『最大の悲劇は、悪人の暴力ではなく、善人の沈黙である。』という言葉がこの映画の全てでしょう。
【民朗】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-09-18 20:30:40)
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