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《ネタバレ》 とっても怖かったです。今の詰まらないホラー映画みたいに「バーン!」て音で怖がらそうとしていない分、余計に怖い。静謐な南極大陸の基地で起こる出来事であるという点も、The Thingが音もなく忍び寄ってくる恐怖と合っており良い。グッチョングッチョンのクリーチャーも勿論気持ち悪くて大変良いのですが、それよりも素晴らしいのはリーダー格だったカート・ラッセルがどんどん暴走していき、最後は疑心暗鬼なり疑わしい者を殺していこうとする所。こういう役割のキャラクターは普通のホラー映画なら中盤で死ぬような奴が担うものですが、普通に考えたらそのグループで一番権力持っちゃってる奴がそうなり易いですよね。その辺が変にリアルで怖かったです。こういう展開が後の「CUBE」等の傑作ホラー映画に受け継がれていると考えれば、ホラー映画の中で非常に重要な作品でしょう。
【民朗】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-10-27 19:27:12)(良:2票)
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