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レビュー情報
《ネタバレ》 小学生の頃は本当に恐竜が大好きで、大人しか読まない研究資料用の図鑑(何故か家にあった)を毎日読み耽っておりました。そんな時にこの映画に出会ってしまったのですから大変です。飽きるほど観まくって観まくって、現在も細部まで記憶に残っている作品となったのでした。この映画を観たからこそ映画に対する興味が始まったと思える、個人的には大事な作品です。で、最近ひっさしぶりに観返してみたのですが、自分が大人になったせいかストーリーが主人公のグラント博士の成長物語になっていることに気付き、大変驚きました。もう主人公のグラント博士はどうしようもないくらい恐竜に夢中で、ハッキリ言って昔の私みたいです。正直子どもみたいに思える。しかも子どもが嫌いというか扱い方が分からなくて四苦八苦する。間男みたいなマルコム博士がサトラー博士に言い寄っていても素知らぬ顔、外のトリケラトプスに心を奪われている始末。そんな子ども大人の彼が恐竜から子どもたちを守っていき父親に成長するというストーリーになっていると思うのですね。只の恐竜がガオーガオー言っているだけの子ども騙しになっていない、人間ドラマも丁寧に描写されている素晴らしい映画だと思います。子どもの頃、この映画に出会えてよかった。またサスペンス描写も強烈で、小学生の時、終盤の調理室でのラプトル2匹とのかくれんぼの場面の恐怖が強烈に頭にこびり付いていて夢でラプトルが出てきて物凄く怖かった覚えがあります。何はともあれすごい映画を作ってくれたものだ、スピルバーグに感謝!
【民朗】さん [ビデオ(吹替)] 9点(2008-08-03 22:46:57)(良:1票)
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