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《ネタバレ》 感想としては素直に面白いと思えた作品でした。スパイ物として十分面白い上に、夢を盗んだり上書きしたりするシステムが絡んで上質なSFサスペンスとなっています。キャラクターの数も計画に必要な人数を最小限に絞っており、スパイ物に多いごちゃごちゃしたキャラクター描写になっていない点も良いですね。ハンス・ジマーの派手な音楽も壮大な世界観とマッチしています。最後の「結末は観客にまかせます」て感じのラストも個人的には好き。あのラストが理解できなかった人は、偉そうに言いますけど、デカルトって哲学者の「我思う、故に我あり」という概念を齧ってみたら理解し易いと思います。
気になった点は、計画に関するミスの原因がほぼ全て主人公のコブにある事でしょうか。主人公があれだけダメダメなスパイ映画も珍しい。他の人達は必死こいて頑張っているのに、なんだあの優柔不断な主人公は!でも良く考えるとノーラン映画の主人公ってみんな優柔不断ですね。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-08-23 00:45:29)
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