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《ネタバレ》 どーせ良くある人気漫画に肖った映画なんだろーなっと思って観に行ったので、期待をしていなかったこともあり、十分に楽しめる内容に驚きました。その理由は、邦画にありがちな湿っぽい愁嘆場を出来るだけ入れず、荒唐無稽な異星人とのバトルのシーンをふんだんに描いたからだと思います。そのお陰もあってか、終盤までのテンポはとても良かった。終盤になると主要人物が死ぬ度に、強敵の真ん前で抱き合って語り合ったりするシーンが増えてしまったのは、やや残念というか、場面のスピードが明らかに失速していたと思います。敵は愁嘆場の間ずっと待ってくれているんですもん。親切な敵ですねー。色々な点で不満点は多いですが、原作の良さ(無茶苦茶な設定の敵との絶望的な状況でのバトル、主人公が現実世界よりもGANTZの異常なバトルに生き甲斐を見出してしまう恐ろしさ)をしっかりと描けていたと思いますので、近年の漫画の映画化としては良心的な部類に入る作品ではないでしょうか。
【民朗】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-03-29 21:48:52)(良:1票)
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