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《ネタバレ》 チャップリンが自身を投影して描いた人間賛歌であり人生賛歌。この映画がチャップリンのフィルモグラフィの集大成と思えるほど、様々な要素が凝縮されていると強く感じます。人生の辛さ・楽しさの両面を描き、男女のすれ違ってゆく愛を描き、忘れ去られる人間の悲哀を描き、バレエダンサーと喜劇俳優を通して芸術の素晴らしさを描く。こんな離れ業ができるフィルムメイカーはチャップリンを置いて他に思いつきません。映画というものに優劣は付けられませんが、この作品を観るとチャップリンが唯一無二の映画監督であると思えてなりません。劇中のカルヴェロの台詞に「時は偉大な作家だ。常に予想のつかない結末を書く」とあります。だからこそ人生は面白い。人生に戸惑い・疲れを感じたとき、この映画は特効薬になり得る1本であると思います。ビバ、人生!
【民朗】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-03-12 22:36:01)
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