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《ネタバレ》 ただのチープな学生映画の様なものをを想像していましたが、インディペント映画としては驚くばかりの高水準な出来栄えです。カーペンターって人は賞には縁がなさそうなイメージですが、USCの学生時代に撮った『ブロンコ・ビリーの復活』で何とオスカー短編映画賞をもらっているんですね。笑いのセンスとあの伝説のラスト・シーンで見せてくれる詩情が絶妙なハーモニーで、とても20代の若造が撮ったとは思えないです。なぜだか宇宙船の中にエレベーターがあって、『ダイ・ハード』をパロった様なシャフトの中でのお笑いアクションもどきなんかもあったりしますが、ん、良く考えたらこの映画の時代には『ダイ・ハード』みたいな映画はまだ一つもないじゃん、すっげー時代を先取りしてるなと感心しちゃいました。あのビーチ・ボール丸出しのエイリアンには苦笑させられますが、これがわずか5年後には『エイリアン』の“完璧な有機体”になるんですから、ダン・オバノン恐るべしです。
【S&S】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-11-21 22:55:31)
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