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《ネタバレ》 ピー・ジャクが巨匠になる直前の大コケ映画ですが、ロバート・ゼメキスとのタッグが良い方向に作用した佳作じゃないかと思います。サイコ・キラーの幽霊が地獄を脱走して果たせなかった史上最多殺人の記録更新に挑むというお話。このサイコ・キラーがジェイク・ビューシイですからなかなかの迫力、共犯者の女や完全に変態のFBI捜査官なんかも初期ピー・ジャク映画の登場キャラたちを彷彿とさせてくれるのが嬉しいところです。のちには『ラブリーボーン』を撮ったりするぐらいですから、ピー・ジャクは霊界の存在を信じているというか好きみたいなことは確かですね。昇天してゆく犠牲者たちの描写にもどこか情感を感じてしまいます。 劇中でジェイク・ビューシイが49人目の命を奪って「これでテッド・バンディを超えた!50人台は全米新記録だ!」なんてことを叫びます。「へー、さすがの米国でも50人以上殺した奴はいないんだ」なんて思いながらこの映画を観終わったら、ベガスで59人を無差別に射殺したなんてニュースが流れているじゃありませんか!あまりのタイミングの良さ(?)にゾッとしてしまいました。
【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-10-03 22:24:36)
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