地球防衛軍 の S&S さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > チ行
 > 地球防衛軍
 > S&Sさんのレビュー
地球防衛軍 の S&S さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 地球防衛軍
製作国
上映時間88分
劇場公開日 1957-12-28
ジャンルSF,特撮もの,小説の映画化,モンスター映画
レビュー情報
《ネタバレ》 おそらく本作は日本初の本格的なエイリアン侵略ものSF映画です。東宝特撮映画は前作『ラドン』からカラー制作されており、個人的には本作あたりがもっとも色鮮やかな東宝特撮映画ではないかと思っています。ミステリアンのコスチュームやマーカライト・ファーブの塗装など、鮮やかな色使いですよね。ちなみにミステリアンの首領(赤のコスチューム)は土屋嘉男が演じていて、本人いわく「日本映画史上、初の宇宙人役者」なのだそうです。突っ込みどころはけっこう豊富ですが、そもそもこのミステリアンの地球(日本?)侵略はシリアスに考えるとほとんど『プラン9・フロム・アウター・スペース』と一緒みたいなもんで、そこをここまで大真面目な活劇にまとめ上げた本田猪四郎の力量は大したものです。余談ですが、あの入浴シーンで有名な白川由美は、なんと二谷友里恵のお母さんなんですね。 当時出回りだした画期的な新素材(プラスチック!)を多用して製作されたミステリアン要塞のセットは同時期の『禁断の惑星』と比べても決して引けを取らない出来で、東宝特撮のレベルの高さがわかります。伏線もなくいきなり登場するα号β号もミサイルの様なスタイルが垢ぬけていて、けっこう好きです。 若い人たちが観れば「なんじゃこりゃ」と感じる部分が多いでしょうが、私たちの世代は伊福部昭のメインテーマを聞くと思わずアドレナリンが噴出しちゃんですよね。
S&Sさん [地上波(邦画)] 6点(2010-09-29 20:56:36)(良:2票)
S&S さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2025-03-28夢のチョコレート工場7レビュー6.96点
2025-03-25ビートルジュース6レビュー6.08点
2025-03-22ミザリー8レビュー7.32点
2025-03-19そろばんずく1レビュー3.22点
2025-03-16アミスタッド7レビュー5.74点
2025-03-13眼下の敵7レビュー7.45点
2025-03-10幻の湖1レビュー2.88点
2025-03-07ジュマンジ8レビュー6.51点
2025-03-04俺たちの血が許さない5レビュー5.00点
2025-03-01東京の女7レビュー6.22点
地球防衛軍のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS