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《ネタバレ》 第一話は単発ドラマ、そしてこの第二話がシリーズ化を前提としたパイロット版ということで、前作に比べて、お決まりのパターンの原型が出来始めています。
まず殺人は理由もなく数分で行われ、犯人の敏腕弁護士ぶりの様子もシンプルでわかりやすい。 コロンボは、まだこの時点でも同僚から邪魔者扱いをされていて、未だにキャラクターが固定されていません。 今まで沢山コロンボを観賞して、本作を改めてみると、一種のパターンが見えてくるような気がします。 最後の犯人との対決も、コロンボが協力者の力を借りて相手をおびき寄せるシーンは第一話と似ています。そして、そのやり方は今後何度も行われます。 それにつけても、コロンボの面白さは、必ず人間の本質的な心理状況を一発ぶちかますところです。 「人間にはいくら金を出されても売り渡せないものがある。あんた(犯人)、それをしらなかった!」 視聴者も、言われてみて初めて娘が親の年金と引き換えに家を出ていくことに疑問を抱くはず。 ラストシーンで、ウエイトレスに飲み物代を払うのに片手に札束を持ちながら、「今、持ち合わせがない」というコロンボ、あれは笑えました。 【クロエ】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2010-04-19 04:01:36)
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