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《ネタバレ》 妙に宣伝されまくりで、逆に引いてしまって冷めた目で傍観していたのですが、観てみたらかなり良かったです。これは生きる強さを教えてくれる映画だなと思いました。普通なら「こんなヤツ2度と信じるもんか!」と思いたいところですが「次のチャーリー・パーカーは何があっても挫折しない」この一言だけで全てを飲み込んでしまえる。納得してしまえる。この言葉こそは教師が主人公(そしてこの作品を観る者)に贈る最高のプレゼントだと思う。「どうせやられてしまうなら、自分からその人生を降りて行くのなら、自分の全てをぶつけ切ってからだ‼︎ どんな邪魔をされてもはねのけてやる!」そういう気合いがビシビシ響いてきました。主人公を呼んだのは教師なのだから、主人公は公の場でどう勝手に暴れようと責任は教師にある。才能がなければただ滅茶苦茶にしてやる反抗しかできないだろうが、才能がある者は、反撃の牙を自分の為にも敵の為にも仲間の為にもプラスに変える力があるということだろう。主人公はただ天から才能をもらったのではない。文字通り血のにじむ努力が描かれていた。それをやってきたからこそ、何が何でも粘れるとも考えられます。努力が無駄だったと思いたくないから。『自分を大切にできる』というのは、こういう裏付けがあればこそなんではないかと思いました。自分を愛することができるように、自分もできるだけ頑張るようにしたいと思いました。
【だみお】さん [DVD(吹替)] 8点(2016-05-09 21:23:30)(良:1票)
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