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《ネタバレ》 昔、そういう仕事をしている女性が「最中にいろいろ要求してくる客より、終わった後に金を払うのをしぶる客が一番嫌」と言っているのを聞いて「すごい、プロだな」と思いました。要するにベロニカはプロフェッショナルなのです。身体の関係を含めて男性に夢を与えるプロ。一流ハリウッド女優みたいなもの?最後に立った男性達は「ベロニカのファン」と言えるかも。この時代の女性は関係をもつ男性を選べない、という点では妻も娼婦も同じ。生活の為に複数の男性とベッドインするのが娼婦で、夫の専属娼婦が妻である。自由と安全の割合が少し違うだけ。妻達はそれが分からず娼婦を軽蔑したり羨望したりする。視野が狭い証拠であるが、妻はそんな女性が望まれる社会風潮なのだ。夫という盾がない娼婦は妻より「社会的弱者」である。社会の怒りや不満はいつも社会的弱者がはけ口にされてしまう。そういう部分を、もう少し掘り下げて欲しかったかな~最後の結末は「死罪になる」「誇りを捨て罪を認めて苦悩しながら生きる」なんて安易な結末より良かったです。あっけないかもしれないけど、敵があのヤサ男なので「あんたじゃ無理だったね~」と思えたりして;マルコの妻がナオミ・キャンベルですよね?若いな~幼妻だ。キャサリン・マコーマックの横顔が時々ジュディ・フォスターとダブリました。似てるような気が(?)
【果月】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-05-24 13:10:25)(良:1票)
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