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私的にはエヴァは「歪んだ社会と狂った大人に壊されていく子供達のお話」という解釈。ゼーレとか補完計画などは「歪んだ社会」「狂った大人」を構築する演出だと思っているので謎が解明されなくても別に気にならない。大きさの違いはあれど、生きていく過程で「子供の自分」が壊れる(壊される)のは誰もが経験する通過儀礼。「壊される子供」の進む道や救いの何かがエヴァの物語の中で示されるかもしれない、と感じたからあんなにブームになったのでは?が、旧エヴァは「壊された子供」はそのままで終わった。制作側が「進む道や救い方が分からなかった」か「これが救いです、と安易に示したくなかった」か、だと推察する。しかし、それでは物語の中の「子供を壊す狂った大人」と同じです。制作側はあくまで制作者で「登場人物」になってはならない。「制作して世に出す」意味が無い(自分のブログでもやればいい)何より子供をバカにしている。子供は残酷でしたたかな面がある。歪んだ社会と折り合いをつけて上手くやっていけたり、時には大人を食い殺す事だって出来る。または「すべてを破壊する」事も。新エヴァは制作側がどの視点から物語を描けるか、で変わると思う。旧エヴァと同じように「狂った大人」の視点からしか描けない「決して大人にも世界にも牙を向けない子供」の物語であるなら、凡作になる可能性がある。う~ん…この「序」を観た限りではなんとも言えない。あんまり期待せずに次回を待ちたいと思う。「序・破・Q」は能を意識しているのでしょうか?
【果月】さん [地上波(邦画)] 5点(2009-07-08 11:50:46)
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