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《ネタバレ》 確かに皆さん指摘するようにアメリカ マンセイの映画ではあるけれども、少なくともこの映画で賛美されるアメリカは自分にとっては嫌ではなく、むしろ好ましかった。
もちろんフィクションも混じってるのは承知だけど、たった一人でも自国の兵士は見捨てないという姿勢、これはアメリカ軍の伝統であり、それとは対照的に兵士一人の命はハガキ一枚の価値と同じとされ、太平洋の島々のジャングルにゴミ屑のように捨てていった 軍隊、莫大な費用と時間をかけて育成したパイロット達をたった一回の出撃のためにすりつぶしていった軍隊、そういった軍隊を過去に持った国の国民としては、うらやましかった。 平成24年5月20日再見 いったん筋がわかってしまえば、終盤を除いてはかなり単調な感じがして。それと手榴弾の爆炎の中を平気で潜り抜けるようないい加減さが映画を安っぽくしてますね。(榴弾って、爆煙がとどく範囲、あるいはそれ以上に無数の金属の破片が飛び広がって殺傷能力を持つわけなんだけど、あまりに無知な、あるいは知ってて無視してるような映画が多すぎてげんなり。直撃されなければ大丈夫みたいな。実は同日に見たお馬鹿映画っぽいバルジ大作戦がこの点はきちんとしてて意外でした。閑話休題) あと、一つの正論を述べてるNATO軍の司令官が悪役みたいに扱われてるのもなんだかな。それと一人一人の兵士の命を大事にするアメリカ軍は、うらやましくもありそうあるべきだとは思うのは変わらないんだけれど、それがありとあらゆる価値観の最上位に来て他国の主権とかゴミ扱いされるのは少し抵抗はありますね。昔、ヨーロッパの大国で無礼千万に振る舞うアメリカ人セールスマンが二言目には「俺に何かあれば海兵隊が乗り込むぞと」とほざいて実に不愉快だった映画を思い出しました。 【rhforever】さん [DVD(吹替)] 6点(2010-10-25 16:20:41)
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