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《ネタバレ》 最寄りの映画館での上映が今週で終了するとのことで、駆け込みで観てきました。とても丁寧に作られた映画でした。恋、笑い、真剣、別れ、団結。15年間の辞書づくりを通して綴られています。辞書作りの流れ(用例採集、見出し語選定、語釈、校正、印刷)の様子がよくわかりました。用例採集が面白い。今でも編集者さんは、いつも用例採集カードを持ち歩いているんでしょうね。最近は携帯・スマホに入力でしょうか?
絵も綺麗です。役者さんの表情、下宿から街並みまで非常にレトロです。ディジタルではなく、フィルムで撮影されていたことが判明。こだわっています。 それから、パンフレットですが、何と、縦書きです! 辞書に使われている紙が使われていたり、出演1分程度のちょい役の人やポスターモデルの人まで出演者紹介(写真、オリジナル語釈付きで!)されています。しかも、台本付き。全128ページです。こちらも真面目に作られています。台本を読み返してみると、微妙に変更が加えられた箇所が解って面白いです。割烹梅の実での西岡の台詞が違ったり、香具矢から告白の返事をもらった後の馬締のリアクションなど。。とても楽しめました。 最後に、主題歌が無かったことがちょっと残念。個人的には、熊木杏里さんあたりに歌って欲しかった。しかし、そう思い巡らせられることも、この映画の後味を良くしてくれているのかも知れません。 【ursla】さん [映画館(邦画)] 8点(2013-06-03 05:07:00)
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