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《ネタバレ》 「十二人の怒れる男」からちょうど50年、シドニー・ルメット監督最後の映画にふさわしい力作だと思う。亡くなられてちょうど1年、謹んで哀悼の意を献げたい。社会派監督としての偉業は、映画ファンにとって決して忘れることはできないだろう。
この映画は最初に問題の強盗事件を示し、その後時間軸を前後に少しずつ変えながら事件に関わった人たちの有様を描いていく。それゆえ、まったくといって目が離せない。それで不明瞭だった部分が少しずつ明らかになり、つながっていく、実に巧みな手法だ。 アンディとハンクの金に困った状況、アンディの妻とハンクの不倫関係、そして安易な強盗計画・・・。計画が失敗し、次々と起こってくるトラブルと不幸、最後は・・・。ずっしりと重い、重すぎる。 ところでこの映画、テレビで見たときは気づかなかったが、DVDで見ると冒頭の2分は昔だったら映倫カットでは? 【ESPERANZA】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-04-30 15:51:25)
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