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戦争終結から68年、本土復帰から41年が経った沖縄、長い年月によって米軍基地があるのが当然のような錯覚さえしてしまう。しかし、毎日のように響き渡る飛行機の轟音、何度も起こる墜落事故や米国兵隊の犯罪など、あってはならぬことであり他人事ですまされない。かくいう私も宮森小学校墜落事故はこの映画を見るまで知らなかったし、もっと多くの人が事故の詳細を知り考えなければならないことだと思う。だが映画のできは決して良いとは思えず、須賀健太と能年玲奈のロマンスも必要なのか疑わしい。映画上映にともなって展示された写真や新聞記事、数々の証言などがむしろ切実感があり、映画ももっとドキュメント風にした方が伝達力があったのではとさえ思う。とにかく一刻も早く基地のない平和で安心して暮らせる沖縄を取り戻す必要があり、沖縄の人々の怒りや心情を理解しなければならないと思う。なお私が学生の頃、米国はベトナム戦争で北爆を繰り返し、多くの多数の一般市民も犠牲になったのだが、その攻撃機は沖縄の基地からも飛び立っていた。
【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-09-09 03:44:59)
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