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《ネタバレ》 いつもとは違うテイストの怪獣映画。個人的にはかなり好きです。
従来の『ゴジラ』『ガメラ』シリーズに比べると、牧歌的なドラマパートがとても新鮮で感情移入しやすいです。 ラストで子供達がリレーを始めたり、自衛隊の前に立ちはだかってガメラを守ったり、少々臭すぎる演出は確かにあります。ですが、主人公たちとガメラの触れ合いを前半で丁寧に作りこんでくれていたので、逆にそんな臭い演出にほろっと感動しちゃいます。 また、怪獣映画としてもその怖さを存分に堪能できる仕上がり。 ここからはかなり個人的な好みの話です。 今作の『ガメラ』及び『ジーダス』のサイズが、かなり絶妙です。おそらく、『あまりに大きすぎる生物』は、私にとって娯楽の対象にはなりますが、恐怖の対象にはならないみたいです。私達の目に『アリ』が視界に入らないように、大きすぎると自分達のことなんてどうせ見えていないんでしょって思っちゃいます。 ですが今作の『ジーダス』のサイズだと、完全に見られています。『ジーダス』が道をふさがれた人々を捕食するシーン。直接の描写は瓦礫で見えませんが、前半のキッズドラマとのギャップで凄いインパクトがあります。今までのめちゃめちゃでかかった怪獣たちに比べ、余程恐怖を感じます。 ただそのジーダスも、途中からエリマキトカゲみたいな姿になっちゃって、そこが残念。そんな微妙な正体だったら、元の姿のままがよかったです。 そして少年。最後の最後で『さよなら、ガメラ』って、そりゃないよ。そこは『さよなら、トト』でしょう。 【たきたて】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-05-25 02:07:56)
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