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《ネタバレ》 観る者を不快な気持ちにさせたくてしょうがないことで有名なアリアスターさん。今回は芸術面で好き勝手やってます。なぜ背中を開いた人を鶏小屋に吊るす必要があるのか。なぜ生贄を熊に詰めるのか。なぜギャラリーがみんな裸なのか。なぜ足だけ植えるのか。観ていて感じる「なぜそんなことを」という疑問をすべて宗教上の理由で片づけてとにかくインパクトのある絵面を優先。最後の10分くらいで堰を切ったようにその芸術性を解放させてるのはヘレディタリーと同じですね。ヘレディタリーでの死体放置シーンに匹敵するような、心理描写で観る者を刺しにかかってくる表現がなかったのがちょっと物足りなかったところです。しいて言えば浮気したせいで生贄に選ばれる展開がアイロニカル。芸術性の高い作品なのにオチは理屈っぽいんですね、と思ったんですけど、ヘレディタリーも各所に伏線を散りばめてあって、アリアスターってストーリーは意外と理屈を通すタイプなのかなと。
【Jar_harmony】さん [インターネット(字幕)] 5点(2023-12-31 15:06:22)
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