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《ネタバレ》 たわいない会話と不思議な人達 萩上直子監督で最高傑作 以降めがねはまぁまぁで後は右下がりでダメになって行く 悪い意味で記念碑的作品 ネコを抱いたオヤジとかエアギターとかプールとか明らかに後付けでその後の映画のテーマとなっているシークエンスが含まれているのもこの映画が記念碑的である所以じゃなかろうか のんびりとしたたわいない会話と少しずつ増えて行く食堂の客や印象的な風景や衣装などが絶妙なバランスでちりばめられていて飽きる事がない さりげなく押しつけがましくなくギリギリのバランス どこかが飛び出すと嫌みになっただろう この辺のバランスが崩れていったのが以降の作品の失敗になったと思われる ダイナーの料理は見直すとさほど気を使っていない事がわかる 見直すと凄くおいしそうというイメージは無かったがフィンランドで家庭的日本料理は新鮮なインパクトがあった 特にもたいまさこがおにぎりを食べるシーンは凄くいい 常に壁や柱を水平にしたカメラワークとか画面の中央に人物を配した安定したカメラワークは見る人にバツグンの安心感を与えている 店の片側が鏡になっていて背景の建物の水平線が完全に地続きになって映るフレーミングも安定感を与える緻密な計算が有るように見える 今後こんな萩上作品が見れるのだろうか?
【にょろぞう】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-27 18:51:06)
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