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《ネタバレ》 前作よりSFぽくなっている 相変わらず敵は軍隊だが前作のならず者軍人ではなく、完全に統制がとれた近代軍である その分敵は強い 空爆されるロンドンからゾンビの群れの中を脱出する四面楚歌型の脱出劇になっている 前作はほとんど無かったVFXも、空爆されるロンドン市内とか、ヘリのローターで一掃されるゾンビとか、充分に描かれていて前作とはかなり雰囲気も違う 映画の出来としては前作よりも良くなっているが独特のカルト風味は無くなっている しかし風刺は効いていて、夫婦愛には両目に指を突っ込み、親子愛には父親の徹底したヒッチャー的ストーカーで、兄弟愛には結果ウイルス蔓延によるフランス壊滅で描くというなんとも、愛はすべて蹴飛ばすという徹底的な人の悪さで描く この一面だけでもただのゾンビ映画と一線を画すと思ったのは褒めすぎだろうか 脱出中に次々と起こる危機とか、暗闇の中を暗視スコープで歩くとか、アイデアもかなりいい バーサーカー状態の父親に常に襲われる設定も秀逸 「ハート・ロッカー」以降、いまや大物スターのジェレミー・レナーも有名になる直前の出世作と言ってもいいだろう めちゃめちゃかっこいい 傑作です 「28月後…」はまだか
【にょろぞう】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-05-04 20:15:10)
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