らせん の にょろぞう さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ラ行
 > らせん
 > にょろぞうさんのレビュー
らせん の にょろぞう さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 らせん
製作国
上映時間99分
劇場公開日 1998-01-31
ジャンルホラー,サスペンス,SF,医学もの,シリーズもの,ミステリー,小説の映画化,オカルト映画
レビュー情報
《ネタバレ》 リングの続編でホラー風味を減じた原作に忠実編である リングシリーズの原作全てを読んだがどれも傑作である その原作にそった複雑なストーリーであるために説明不足な部分が多い したがって全体を簡単になぞった感じ、これが全部を薄くしている この映画わざと怖くない演出をしたと思われるところが結構ある たとえば高山竜司や高野舞の死顔が普通、前作だとことごとく恐怖が張り付いた顔だった ここは怖がらせようとすればどうにでも出来たはず さらに本家の山村貞子の前作のおどろおどろしさをまったく廃した ここをちゃんと恐怖演出すればだいぶ違ったはず 映画なのだからその辺のアレンジは原作のイメージから外れてもいいだろうに残念 極めつけは佐藤浩市演じる主人公が死の期日を過ぎても生きているという演出がまったく無い いつのまにか死ぬ期日が過ぎた感じ ここは一番力を入れて盛り上げるところじゃないか 前作はこのテーマが山場だったはず この辺にこの映画の弱点があると思った なにせ山場がない ウイルスの増殖に手を貸せば生き延びるとか 高野舞や高山が再生されるとかは原作でもかなりホラーな展開だったのでそこを軽く流すと益々ホラーとして成り立たなくなってくる エンディングの砂浜のシーンでは高山達の妖艶なメイクが結構笑える 再生した高山を人間とは違うモンスターとして描きたかったのだろうけど完全に外した 高山は偉そうなオカマにしか見えなかった(笑) 主人公と再生された子供を劇中の印象的なイラストとだぶらせて終わるラストシーンは砂浜が出たところで予想できるのでわざわざ中谷美紀が件のイラストを風になびかせるのはくどすぎる なぜそこまでくどく説明するのか オーディエンスをばかにしすぎ しかしあの傑作小説を基本的に外れないように作ったことは評価できる
にょろぞうさん [DVD(邦画)] 6点(2013-12-24 11:54:02)
にょろぞう さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2016-05-16呪怨 黒い少女7レビュー3.18点
着信アリ27レビュー2.97点
スカイ・クロラ The Sky Crawlers7レビュー6.11点
STAND BY ME ドラえもん7レビュー5.20点
ホットロード6レビュー4.07点
闇金ウシジマくん Part28レビュー5.81点
2016-05-10HK/変態仮面7レビュー6.23点
2016-05-10楽園追放 -Expelled from Paradise-7レビュー6.28点
2016-05-10そこのみにて光輝く8レビュー6.40点
2016-05-10KANO 1931海の向こうの甲子園7レビュー6.91点
らせんのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS