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《ネタバレ》 原作は未読。これは読んでから観るべきだったのではと今更ながら後悔しているのだが、もう読まないかも。
ジム・キャリーばりの過剰な演技に敢えて挑戦した松岡茉優に惜しみない賛辞を贈りたい。 街で擦れ違う全ての人に陽気に話しかける妄想は、終盤の孤独を演出する上で素晴らしい効果をあげている。釣りをするおっさんとか実際ありそうだもんなあ。 最初はあほに見える「ニ」がどんどんいい奴に思えてくるのも見事な演出。 まあこれは「イチ」がつまらない訳でもないから、「イチ」はある意味被害者と言えなくもない。「イチ」もいい奴なんだけども、自分のことをずっと見ていてくれる人は誰なんだってなった時に、「ニ」を選ぶのはまあ当たり前で現実的な選択。 とにかく松岡茉優が魅力的で、彼女の独り言を聞いているだけでも充分楽しめそうな映画。 【roadster316】さん [インターネット(邦画)] 7点(2023-08-01 16:24:00)
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