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異文化の衝突を好んで描くピーター・ウィアーは今度はアメリカとフランス男女の衝突を描く?といっても今回は異文化というほどでもなく、どちらかというと国の違いというよりは成育歴の違い程度。いずれにしてもよくあるラブロマンスとなった。ピーター・ウィアーが単なるそういう作品を撮るつもりだったといえばそれまでだが、結果標準的な作品になった。設定は細かくリアリティを出そうとはしているが、やはり作り物臭く感じてしまう。そしてフランス臭を出そうとしてジェラール・ドパルデューをキャスティングしたのかもしれないが、どうも脚本にあっていないような気がする。いかんせんデカすぎるし、アーティスト感がない。下層階級出身の粗野なフランス人という設定ならもっと他のいい俳優がいると思うのだが・・。コンパクトにまとめたのを悪いとは言わないが二人が恋愛関係に発展していくのを描くのに尺が足りないような気がする。もっとじっくり描いても良かったと思う。彼ならできたと思うし。才人監督のきっちりとした小品恋愛映画というところです。
【エリア加算】さん [地上波(吹替)] 6点(2020-11-14 22:23:15)
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