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個人的にシェールってあまり好きじゃない。少し前なら“魚雷”って言われそうな顔立ち。オスカーを受賞することになった公開当時は、ブサイクだったシェールが綺麗になったってことが話題になった。あのシェールが!って復活劇を演出されていた。復活が好きなハリウッド映画人たち。しかも同年の話題作は「ラストエンペラー」と言う東洋人ばかりの作品で、主演女優賞の方はシェールの独壇場であった。また一方、フランク・シナトラと並んでディナーショウのシェールでも話題になったっけ。何でもセクシーな下着姿で唄って。でもこの作品では、白髪混じりの役柄で、決してセクシーさを売り込むようなシーンは登場しない。むしろその逆である。その点は好感を持てた。そうそう、この役をやってるシェールって不思議と厭らしさや嫌味を感じない。かなり嫌な女を演じているはずなんだけど。これだけ屁理屈を並べてしきたりに拘り、婚約者の弟と寝ると、普通なら嫌な女って思うんだろうけど、決してそんな風には感じなかった。一生懸命演じてるってところから来る好感度でしょうか?その辺もオスカー効果なんでしょう。それとニコラス・ケイジも良い。こんな若い頃もあったんだ。観てお買い得でした。
【☆】さん 9点(2001-09-15 23:55:54)
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