<ネタバレ>帰省するだけの話だが、長男の死が大きく影を落としている。
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<ネタバレ>帰省するだけの話だが、長男の死が大きく影を落としている。
それが説明的にならず、自然な台詞だけで一枚の地図が出来上がっていく。
生き残った長男の友人に対する僻み、
長男の魂を象徴する蝶を追う母親、
歌謡曲「ブルーライトヨコハマ」の一節、
歩いても、歩いても──
如何なる過去や問題があろうが、距離と瞬間のズレがあろうが、
そうやって日々を積み重ねていくしかない。
お盆が来るたびにこの映画を思いだす。
エンドロールを含め、ゴンチチのスコアが本作と完璧に符合し、印象に残った。