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<ネタバレ>『マン・オブ・スティール』は観賞済。大スケールで何でもありのスーパーマンと、ダークでリアル路線のバットマンを融合して、『ダークナイト』的なことをやらせた結果、「一体何をしたかったの?」としか言いようがないあまりにミスマッチな映画になっていました。二次災害で犠牲者出しまくりのスーパーマンの物語が深く掘り下げられていないどころか、対立するバットマンも妄想逞しく、無理矢理バトルさせているようにしか見えない。悪役のレックスも影薄い。おまけにワンダーウーマンも加わって、もう何もかも中途半端。ただただ贅を凝らした特殊効果が前面に押し出されてうんざりする。スーパーマンの死で引っ張らせて、最後復活するんだろ? な展開も丸分かりで、DCコミックスは正義が悪がどうとか講釈を垂らすことが手段になってないか。『ダークナイト』が如何に不世出であることがよく分かる。味を占めすぎるのもよくないな。