<ネタバレ>評価しづらい…
『ラ・ジュテ』と『人類遺産』がミックスした .. >(続きを読む)
<ネタバレ>評価しづらい…
『ラ・ジュテ』と『人類遺産』がミックスしたような映画だった。
いや、映画というより、打ち棄てられた旧共産圏のモニュメントを背景にした朗読劇、現代アートの類。
20億年後の未来人が視聴者に語り掛ける形式で、これからの宇宙と人類の終焉を語っていく。
助けても欲しいと言いながらも、自らの運命を悟って自己完結しているあたり、
哲学的に考えた末の結論だろうか、現代人との価値観の剥離を感じる。
英語が聞き取れること前提であり、字幕についていくことで手一杯ならば、
視覚と音楽に身を委ねる没入感とは程遠い。
映画でしかできない相乗効果とは思えず、ラジオで流しても問題ないような気がする。