<ネタバレ>昔見た記憶が朧気だったので再視聴した次第。
孤独で不器用な .. >(続きを読む)
<ネタバレ>昔見た記憶が朧気だったので再視聴した次第。
孤独で不器用な男と利発な少女の絆はありきたりであるが、血生臭いバイオレンスが加わり、
ナボコフの『ロリータ』を思わせる幼さと妖艶さが男たちを破滅させる匂いすらある。
この年齢でしか出せない危うさをナタリー・ポートマンが見事体現してみせる。
子犬のような目のジャン・レノ、狂人にしか見えないオールドマンも適材適所、キャリアベストの魅力を放つ。
闇の世界で同じルーチンで生きてきたレオンはマチルダという新たな生きがいを見つけ、
純粋に彼女の幸せを願いながら、光の世界に生きることも許されず死ぬことになってしまった。
残されたマチルダはこれから如何に生きるだろう?
教育を受けられなかった彼と同じく闇の世界に足を踏み入れる負の連鎖に陥ってしまうのか。
続編の構想があったようだが、情報過多にならなかったからこその想像の余地が深い余韻を生む。