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<ネタバレ>タランティーノの製作会社名の元ネタで有名な作品を観られる機会ができたので忘備録として。
ゴダールの初期作品ではかなり敷居が低く、影響を受けるのも納得なシーンのオンパレード。
アメリカへの憧憬に、ゴダール本人によるメタフィクション的なナレーション、
登場人物が沈黙すると周囲の自然音もかき消される遊び心満載の演出、
カフェで突然踊り始めるマディソン・ダンスも、3人でルーブル美術館を走り抜けていくゲリラ撮影も、
その自由すぎる撮り方が瑞々しく輝いている。
終盤のサスペンスフルな展開でもどこかとぼけた味があり、一筋縄ではいかない。
軽快で刹那的な犯罪ロマコメの佳品。