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1.  あぁ、結婚生活 《ネタバレ》 
オープニングクレジットのアニメーションがおしゃれ。 なんとなくウディ・アレン作品にあるような感じ。でもあそこまで気ぜわしくなくゆったりしているんですが なんだろう、なんか物足りなさを感じてしまいました。 品が良いといえばそうなんですが、個人的には皮肉さブラックさが足りないなと。  ラストはみんな笑顔で収まるとこに収まってましたけど、なんか鼻につくというか嘘っぽいというか 表面はきれいに収まってるけどグチャグチャな関係の人たち。それでも夫婦で友人として付き合っていけるってことが凄いですね。 大人っていうより強いっていうより「図太い」と感じた。 とにかくなんの関係もない愛犬ブルータスを巻き込んで、自分たちが落ち着いたら新しく子犬を飼い始めてるのよ。 きれいに見せてるけど、自己中でずるくて信用できない人たちだなと嫌悪感も感じたかな。 クリス・クーパー、ピアース・ブロスナン、パトリシア・クラークソンはハマってましたが レイチェル・マクアダムスは彼女の魅力が存分に発揮できてないと思いました。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-04-27 15:27:00)
2.  アメリカン・ドリーマー 理想の代償 《ネタバレ》 
真面目でリアルな社会派映画だと思います。 娯楽性は乏しいとは思うけど先日観た「ギリシャに消えた嘘」にも感じた視覚的な刺激や意表をついた展開でアっと驚かせることより、人物の内面や人間関係、葛藤。。そういうものをじっくり見せてくれます。 そしてどっちにもオスカー・アイザックが出てる。 不安感というものが最初からあって、一応解決というラストであってもどこか虚しいようなモヤモヤ感が残る。 「理想の代償」ってこういうことなのかな?この作品の場合、邦題の方が的を得てるように感じます。 ヒスパニック系移民とギャングの娘が夫婦となり、オイル会社を経営。事業を拡大しようとしたところへあっちからこっちから妨害され窮地に立たされるわけなんですが、奥さんがなかなかの曲者というかある意味ヤリ手なんですねえ、公明正大な夫の言うこともわかるし、奥さんのやり方も必ずしも否定できないのよ、だってそのおかげでマフィアに借金しなくてすんだし、破綻は免れオイル業界でキングとなることは確定、そうなったら嫌らしく脱税だ違法行為だと追い詰めていた検事まで掌返しだもの。 81年だからレーガン政権になった頃?この時代設定もいいんじゃないかと思います。「スタンダード・ヒーティング・オイル」ていう社名にもなんか意味があるのかしら?「スタンダード・オイル」があるし。 コレ良作だと思います、こういったタイプの映画が地味ってことであんまり話題にならないのが残念です。 オスカー・アイザックとジェシカ・チャステインは「ある結婚の風景」のリメイク版HBOドラマでも共演してるんですね、しばらくしたら観られるかな?
[インターネット(字幕)] 7点(2021-10-19 14:33:59)
3.  アデライン、100年目の恋 《ネタバレ》 
年をとらない、29歳のままですか。 私は26歳のあの時のまま変わらずいたら。。。と真っ先に考えたのでした。  そうですねぇ、何がといったら自分の娘がどんどん老人になっていき、先に死ぬことになるというのがいちばん残酷なことだなと感じました。 アデラインはそんじょそこらにはいない美人なので、男が放っておかないからあのようになるわけですが、ファンタジーラブロマンスより、もっと人間ドラマとして描いていたら余韻も深かったんじゃないかと思えてしまいました。 自分の異変にワケがわからず戸惑ったと思うんですがそこが描かれてないし、100年生きてる割には中身としての100年をあまり感じないのが物足りないかな。 これはこれでいいと思うんですけどね。ハリソン・フォード、キャシー・ベイカー、エレン・バースティンと貫禄あるベテランが出てることにちょっと驚きました。エリス役の俳優さんが本作での長髪にひげ面があんまり魅力的に見えなくてね。 「ガーンジー島の読書会の秘密」のドーシーなんですね、同じ人にはちょっと思えなかった。ドーシーのタイプの方が素敵に思えたし、ブレイク・ライヴリーは悪女役のほうが好きかな。
[インターネット(字幕)] 6点(2021-08-30 17:26:23)
4.  アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル 《ネタバレ》 
あの襲撃事件もオリンピックの演技中に泣きながら片足上げて審査員になにか訴えていたのもおぼえています。お笑いのネタにもなりましたねえ。  テンポよく登場人物のキャラもバラエティ豊富で見る前の予想を軽く超えてしまう面白さ。 どう見てもマーゴット・ロビーがやってるよねと思えるシーンもあるスケートシーンが迫力あって圧巻です、カメラワークも素晴らしいと思います。 通り一遍の実録映画ではないですね、多面性があって構成もメリハリがあり退屈しません。 暴力的で粗野でどこいってもトラブルメーカーになるんじゃないかと思える人たちばっかりなんですが、不思議と嫌悪感はなくブラックコメディとして愉しみました。それだけ演出が優れているんじゃないでしょうか。 あの毒母もすごかったけど、マーゴット・ロビーの存在感と演技もかなりのものだと思いますよ、ちょっと彼女への印象が変わりました。アカデミー主演女優賞にノミネートも頷ける、助演で毒母が受賞したけど。 しかしトーニャ・ハーディング、30年近くたって映画になってまたしても話題に。スキャンダラスなことばっかりみたいな人だしスケート界からも追放されてるのに、七転び八起きというか全くヘコタレないのが凄いわ。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-11-02 21:58:40)(良:3票)
5.  あなたの旅立ち、綴ります 《ネタバレ》 
シャーリー・マクレーンは期待通りで、内容もたぶんこんな感じかなという予想に近いものでした。 オープニングあたりのアマンダ・セイフライドがちょっとぎこちないというかトゲトゲしいのが気になったんですが 中盤からは表情も雰囲気もナチュラルで印象よくなりました。3世代の女性を絡ませるっていうのがいいですね。 シャーリー・マクレーンはチャーミングです。アンのスピーチにはじわっときてしまった。 ところでアマンダ・セイフライドって検索すると表記がいろいろあって、どれが正しいのかいくつか翻訳で発音してもらったら 「セイフリード」「サイフリィド」「サイフリッド」と聞こえたように思うのよ、「セイフライド」は違うみたいですね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-06-23 21:23:52)(良:1票)
6.  ある女流作家の罪と罰 《ネタバレ》 
そりゃいけないことだとは思いますよ、詐欺ですし。これFBIの管轄になるんですね でもその手紙の内容は皮肉で辛口で相当おもしろかったんだろうな、担当弁護士も絶賛してましたし。 伝記小説に拘らず、雑誌の辛口コラムなんかをやったらかなり受けただろうに。  リーとジャックの関係がへんに感情的、感傷的じゃないのがいいです。 同性愛者同士らしい男女の関係みたいなね。 大げさな演出もなく淡々としている、でも冬のニューヨークの街がとても魅力的に撮れていて なんだか昔よく話題になっていたインディーズ映画を観ているようでしたね。 ニューヨークの街とジャズですね、いい雰囲気です。 リーの判決前の陳述内容がよかったです、あれで私は「リーは大丈夫だ」と思えたのです。  ハチワレ猫の鳴き声がかわいかった、編集者のパーティでかかっていた曲が ロキシー・ミュージックの「セイム・オールド・シーン」で懐かしかった。 リチャード・E・グラントは年をとったら毒が抜けたというか嫌味っぽさが薄くなって 善人役が似合うようになったなあ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-01-23 23:51:46)(良:1票)
7.  アリー/スター誕生 《ネタバレ》 
ジュディ・ガーランド版とバーブラ・ストライサンド版、どっちも見た経験あり、なのでどんなラストを迎えるのかは知っているのでそれまでの演出なんかを期待して観ました。 ブラッドリー・クーパーのミュージシャンぶりは完璧だけど映画全体が何かと古臭いと感じてしまいまして。目新しい部分もこれといって無いんですよね。ところでこれって80年代が舞台だったんですかね? それと、クーパーが主演みたいになっちゃってるんですよね。才能あるシンガーを見つけスターへのきっかけを与え自ら去っていったあるミュージシャンの生涯みたいになってるのがちょっと違和感。 いくどもノミネートされながら未だオスカー受賞とはなってないブラッドリー・クーパー、今回も勝負に出たんですかね? 受賞したのは主題歌賞でノミネートされてたレディ・ガガでしたね、あの時の彼女の感激ぶりを見てグッときてしまいました。 レディ・ガガはまともに聴いたことないんです。確かに歌唱力はすごいですね、ディーバです。 前作までのヒロインはお世辞にも美人とは言えないんですが今作はビジュアル的にも大満足のヒロインでした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-10-15 12:57:50)
8.  アンノウン(2011) 《ネタバレ》 
リーアム・ニーソンには、その風貌から英国コスチューム物、社会派ドラマ、人間ドラマで演技力を見せる俳優というイメージがあるんですが、本人はアクションが好きなんですね。「96時間」のインタビューで「なぜアクションに?」という質問に「ラクだから、パリに行けるから」と答えていたと何かで読んだ記憶があります。  で、ここでは植物学者ということで夫婦でベルリンに到着したのはいいけどすぐに不測の事態に。 ポランスキーの「フランティック」みたいな感じだなと思ったんですが、植物学者らしからぬ見事なハンドルさばきを見せたカーチェイスで「これはご都合主義」と受け取っていいのか?と。 しかし真実がわかった時点でだからあの運転なのかと納得しました。そして某アクション映画シリーズが浮かんだ方は多いはずだと思います。 最初からなんかどっかで見たことある感じはあるんですが、とうもろこしは守られたし展開が早くて退屈はしませんでしたし、やっぱりニーソンを筆頭にブルーノ・ガンツ、フランク・ランジェラという俳優の持つイメージ、雰囲気がそれなりに重みをもたらす結果になってよかったんじゃないかと思います、クールなダイアン・クルーガーもキレイです。 御年66歳のリーアム・ニーソン、お元気そうでなによりです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-04-25 18:31:06)
9.  アトミック・ブロンド 《ネタバレ》 
キャストがなかなかいいし、難しいこと抜きのアクション映画だと思って観賞。 オープニングからニューオーダーの「ブルー・マンデー」いきなりテンションあがってしまいました。 次から次へと80年代ヒット曲、ネーナの曲がラジカセでかかるとこはよかったですね、確かネーナは当時の東ドイツのバンドだったと記憶してる。 実は最初に観た時は音楽に集中してて、いろんな名前は出てくるし、現在と10日前が行ったり来たりするし、みんなスパイなんだけど誰がなに?て感じでぼんやりしたまま終わってしまいまして、2回目はちゃんと話の方に集中して観賞しました。 まずシャーリーズ・セロンが無敵という感じではなく強すぎないとこがいい。キズだらけ、ボロボロになりながらのアクションシーンは見ごたえあると思います。2度目はちゃんとわかりましたよ、誰が2重スパイなのか、正確には3重? ラストに時計屋も登場で「あら、あんたもだったのね」と。そしてなんとなく、所々ちょっとだけタランティーノを感じるとこも。  ラストの曲がクィーンとデヴィッド・ボウイのコラボ曲「アンダー・プレッシャー」ときた。ボウイはもう1曲「キャット・ピープル」もあって、聴きながら「あーボウイももういないんだなぁ」となんだかしんみり。 ボウイは出演オファーされたらしいですが、その時にはもう映画に出られるような状況じゃなかったみたいです。 この作品、やっぱり内容よりも音楽に感動しました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-02-17 22:25:44)
10.  雨の日は会えない、晴れた日は君を想う 《ネタバレ》 
この邦題、切ないラブストーリーを連想させるんですが、全然違いました。 でもなにか「あら?」と興味を惹く邦題ですね、一応観てみようかなと思わせる。 私もそのひとりです。  デイヴィスのように知らない間にすっかり自分以外に自分にさえ興味がなくなって ただ淡々と虚無感を漂わせ生きているようになるってことは誰にでもそうなる可能性のあることで。  壊れかかっていたのか、実はエネルギーは有り余ってるのにそれを無意識に抑え込んでいたのか、 奥さんが事故で亡くなった後、しつこく抗議文を送ったり、あちこち破壊、解体しまくる。そして奥さんの秘密も知る。 全くちらりとも奥さんへの不信感はなかったようで、邦題になってるメモも最初は読みもしないで捨てる 突然死んだ奥さんが残したとわかるメモなのに、それほど無関心だったんですね  そういうデイヴィスが解き放たれるということなんですが、全体的になんていうか掴みどころのない雰囲気です 極寒の中で猿の群れが温泉につかってお互いを毛づくろいしたり、身を寄せ合っている映像とか ラストの全力疾走、毎朝5時半起床のデイヴィスが7時半起床になってたり、随所に愛おしさや生とか、デイヴィスの変化が散りばめられてはいる。 いっかいだけより何回も観ることでジワっとくる映画なのかもしれないです。  でもジェイク・ギレンホールはほんとに繊細な演技の出来る俳優ですね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-01-11 21:01:58)
11.  アイ・アム・ニューマン 新しい人生の見つけ方
ロードムービーはけっこう好きです。 現実からの逃避、自分探し、笑いあり、涙あり、ハラハラありのすったもんだあった後の清々しさ。 残念ながら本作にはロードムービーのそういう醍醐味が薄かったかなあ。 まずヒロインの女優がアクが強すぎて好みじゃなかった、化粧を落としてみたら別人のような あどけなさや透明感が。。。なんて意外性もないし 旅をしながらしていたことに対して何も共感もなければ憧れを感じるものもなかったです ラスト、二人がそれぞれの家族の元へ戻っていくことになる根拠というか悟りみたいなものも あやふやで、遊んだことのない中年男の非現実的な願望を見せられただけみたいなね。 なんといってもロードムービーにしてはロケーションが魅力的じゃなかったですね。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2017-09-13 11:03:51)
12.  あなたに降る夢 《ネタバレ》 
もうかなり前に観た切りで細かいとこは忘れてたロマコメです。 実際は揉め事もなく警官、ウェイトレスそれぞれの夫婦円満で仲良く半分ずつにしたらしい。 この実話こそファンタジーですな、さすが慈善大国アメリカ。 で、この内容での映画化に承諾したであろう器の大きさ大らかさに感心です。  とにかくブリジット・フォンダがかわいい 映画のほうはファンタジーに終始せず、現実的なとこもあるんですが ハッピーエンドは間違いないとわかるので、ゆったり楽しめました そうですねぇこれを単に不倫と一括りにするのはちょっと違うかなと。結婚生活て相手への情と赦しが 無くなったら離婚してなくてもそこで終わりですしね、一刀両断できることじゃないです それより愛情も未練も無いうえ、裁判沙汰にして金返せ、金払えとのたまう ロージー奥さんのほうが嫌いだなぁ、 ロージー奥さんも胡散臭いジジィとくっついてたんじゃ?あの人シーモア・カッセルですよね?  やっぱ、ニコラス・ケイジはコレとか「パラダイスの逃亡者」とか人のイイ善人役でコミカルな 作品が好きです「マッチスティック・メン」も良かった
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-06-29 12:37:14)
13.  アメリカン・サイコ 《ネタバレ》 
80年代が舞台なんですよね この時代は物質的に満たされた時代で、築かれたものの上に次世代があぐらをかいて調子こいてた時代という イメージがあります、私もあぐら組の年代だけど。 あぐらかいてるから90年代になって破綻したんですわ。  なんかコメディなんですけど、名刺バトルが面白すぎです。 観てるうちに伊藤英明のハスミンを思い出したのでした なんだかんだいっても生身の人間との直接コミュニケーションができただけまだマシかもね 今はそれもなく、こういう妄想に浸って現実との境界線がわけわかんなくなる人がいるわけだしね。 制作は2000年なんですか、21世紀への希望とか期待とか教訓の意味もあったのかな?
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-04-29 14:01:53)
14.  悪を呼ぶ少年 《ネタバレ》 
これ、今も観る人がいるんだ。おもわず記憶が蘇りました。 私が観たのは淀川さんの洋画番組で、中学生だったか高校生だったか、とにかく遥か昔です。 当時からこの邦題だったけ??番組でも使われてた原題の「The Other」と薬指の無い手のイラストが強烈に印象に残ってます 「エクソシスト」とか「オーメン」みたいに話題になったわけではなく、忘れ去られていてもおかしくないのにココに登録されていることにいちばんびっくりしてます。今だとサイコなカルトムービーに入るのかな?制作は「エクソシスト」の1年前なんだ、そうなんだー メインの双子の兄弟は大人たちがいるところでは決して一緒にいないんですけど、当時はこういうのは初めてだったんで観終わったあとに「だからジ・アザーだったのかぁ」なんてアタマの中ジンジン、クルクルしたっけ。 なにってばーちゃんが余計なことするからややこやしくなったんだけど、双子の兄弟のライバル心とか子どもだからこその、邪魔者はいなくなっちゃえみたいな単純な理由からの残虐性とかそんな感じ。今なら誰が観てもあっという間にネタがわかると思うのでこの点数です
[地上波(吹替)] 5点(2014-09-16 22:47:42)
15.  愛を読むひと 《ネタバレ》 
これは「愛を読むひと」ではなく「朗読者」だと思います。  秘密を隠すことに必死な人間は攻撃的で怒りっぽい、ハンナはナチス時代の罪の意識よりもコンプレックスの方が勝っていて、他人の理不尽な死より自分自身の痛みということなんだと思います、現実的です。 上手くいってる仕事を突然辞めてしまうのも読み書きが必要な部署への配置換えが理由で、マイケルの前から突然消えたのもこれが理由なんだけど、15歳のマイケルにはそれを知る由もありません、一方的な別れは相当なダメージでその後の彼に相当影響してるんだと。実の娘でも、人と打ち解けなくなってしまいます。  裁判で真実を証言することは15歳のひと夏の出来事も言わなければいけないことで、法律家を目指す20代の大学生にそれはやっぱり容易ではないです、ましてやナチ裁判、現実的です。  そして離婚を期に朗読テープを送る、これはマイケルの一方的な贖罪なんですが、裁判を傍聴していたマイケルの葛藤を知らないハンナにとっては「愛を読むひと」です、マイケルに応えたいと独学で読み書きを学ぶハンナ。 愛のチカラです、ハンナの一方的なおもいだけど。でもこのシーンでは泣きました。 15歳の時の一途さではないというのはハンナからの手紙が入った引き出しを足で閉めることでわかります。 殺風景なハンナの独房に花柄のカーテンが付き、飾られるようになる。いつも身支度をキチンとするようになる、マイケルがいつ面会に来てもいいように準備していたように思えました、しかし手紙の返事すらないことでハンナは気付き、再会したことで確信するんですね。ナチス親衛隊の過去は受け付けられない、朗読ももう望めない。 そして再びハンナは突然消える、最後まで気持ちがすれ違い、行き違ったままのハンナとマイケルでした。 でも聖歌隊のあの思い出の場所に埋葬したのは贖罪ではなく優しさ、愛だと思います。 私の想像、勝手な解釈ばかりなんですが、ひと言では語ることのできない複雑な人の心と業を描いた質の良い作品だと思います、ケイト・ウィンスレットはハマリ役でした。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2014-08-25 22:16:11)
16.  アベンジャーズ(2012) 《ネタバレ》 
「アベンジャーズ」っていうタイトルの映画って他にもあって、なんだかわからない状態でたまたま観ました。 なんか聞いたことあるヒーローたちが次々出てきて、アメコミヒーロー大集合映画だったのね。 こういうジャンルにはこれといったこだわりが無いのが幸いしたのか、大変面白く観ました。細かいことは一切気にしなくていい娯楽モノ、その上びっくりするような豪華キャストだし、ブラックジョークも効いていてなんかシュールな可笑しさがあってよかったです。 しかしロバート・ダウニー・Jrってしぶとい俳優ですね~~ このうだるような猛暑の中、こういう映画がいちばんです。夏祭りヒーロー大集合って感じで鑑賞いたしました、スッキリしました。エンドグレジットが終わるまで観るとオマケも観られます。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-07-26 23:00:32)
17.  アウトロー(2012) 《ネタバレ》 
コレいいね、なんかほっとするサスペンス。 トム・クルーズ主演なのに予想とちがって地味めなんだけど、それがいい味だしてる、ハードボイルドなんです、しっかしトムはほんとにいろんなことしますねー でもそれが大きくハズれないんです、トム・クルーズはめったに出現しないであろう、まさしくハリウッドのスーパースターなんだと思いました。 初見は「タップス」ショーン・ペンとかクリス・ペンがやりそうなキャラだったのに・・・ 脇のキャストも渋いです、ロバート・デュバルが出てきた時には小躍りしました。あと女弁護士のヘレン役の女優さん、なんか見たことあるし貴族的でイイ感じ「リバティーン」でジョニー・デップの奥さんだった人ですね。紅一点のロザムンド・パイク、このキャスティングもシブいです。 ハイテクやハデなアクションシーンのない、ちょっと泥臭いトム・クルーズが観られる犯罪モノ映画でした、面白かったです。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2014-06-15 00:15:35)(良:1票)
18.  アフターライフ 《ネタバレ》 
つまりサイコサスペンスだったんですね、でもその見せ方が中途半端。 全ての登場人物の設定とか描写が非常に表面的で説得力に欠ける感じです。 「死んでるのか生きてるのか」これがキモなんでしょうけど、なんかどっちでもよくなっちゃったわね。 それとリーアム・ニーソンが貴族的すぎちゃって、あんまりピンとこなかったです。 う~~~そうですねーサイコパスな葬儀屋に生きてる価値なしと獲物にされるほど負のオーラ出まくりだったアンナですが、死んだと言われてからの生への執着が皮肉でした。 なんでもいいけど監督の名前にいちばんびっくりしました、一生おぼえられません。。。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-11-16 00:41:21)
19.  アメリカの影
もう10年以上前にカサヴェテスの特集をやっていて、放送されたものは全て録画したんですが、コレがいちばん印象薄かった、別に面白くも何ともなかったです。でもこの凄いドライ感となんともいえない危うさっていうのかしら、制作されたのが59年っていうのがなんかいちばん驚かされます。 衛星で深夜にまたまた放送されていたので再見しました。 ジム・ジャームッシュの「ストレンジャー・ザン・パラダイス」って本作に影響されているところが多いんじゃないか?なんてことを今回思いました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-09-15 11:35:11)
20.  ALI アリ
まるでドキュメンタリーのようでした。映画としたら最初から最後まで惹き込まれてしまうような魅力はありません。何か「インサイダー」と似たものを感じた。「インサイダー」は堪能できたんですよ、何が違うんだろう。マイケル・マンはアリという人を結構厳しい目で描いたんじゃないかな、なんてことも思いました。 そういえば観ました、アントニオ猪木との試合。もうその日は日本中が注目したんじゃなかったかなぁ、でも期待だけさせて何もなく終わったのを憶えています、猪木さんはずっとリングに座り込んでいました。 「猪木ボンバイエ」ってアリからきてるんだ、ひとつ物知りになった気分です。 でもウィル・スミスのチャーミングさとアリのインタビューでのウィットに富むコメントはいいですね、そしてマイケル・マンの映画はほんとに音楽がいい。 とにかくやっぱり闘う男はカッコイイ、男の特権だと思うのよ、惚れちゃうもん。 でもこういう男に惚れた女は大変なんですよねぇ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-05-15 20:35:55)
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