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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2293
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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21.  コン・エアー 《ネタバレ》 
 ガーランド(ブシェミ)を除き、善悪がはっきり分かれているわかりやすさが、エンターテイメント作品として◎です。それでいてちゃんとハラハラできるし、爽快感もあります。娯楽アクションというのはこういうのが楽しいです。  今作にいたっては、理不尽な出だしではじめることによって、それなりに主人公の境遇に同情をひいたことも良かったのではないかと思います。でないと、これだけ魅力あふれる犯罪者集団を出しちゃえば、ほとんどの人は手放しで犯罪者集団を応援しちゃいそうです。  出番はほとんどありませんでしたが、ピンポイントで出てくる奥さんと娘さんがアクセントとして効いていますね。それもかなりの美人。娘も相当キュート。この二人の存在感が、作品内の天秤をうまいことバランスとっていたと思います。  ダイヤモンド・ドッグの活躍が最初だけとか、サリーがキーマンになりそうでならないとか、シンディーノが第三勢力で盛り上げてくれんのかと思いきや驚くほど存在感が薄いとか、結構もったいないポイントが多い本作。  面白いんですけど、さすがにいろいろつめこみすぎちゃいましたかね~。  でも確実に面白い部類に入るエンターテイメント作品だと思います。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-09-01 04:44:11)(良:1票)
22.  ゴースト・ハンターズ 《ネタバレ》 
 手当たりしだいにキャラクターがいっぱい出てくるのって結構好きです。理屈抜きに楽しめるし、ストーリーなんてどうでも良くなります。  1位 目玉のお化け 2位 雷男 3位 地下道で出てきたわけのわからん生き物  の順番で良かったです。  あと、主人公のジャック(カート・ラッセル)が一番地味だったのは面白かったです。その他大勢の脇役たちのほうが良い仕事してますね。
[DVD(字幕)] 7点(2012-04-08 19:21:12)
23.  恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ 《ネタバレ》 
ジャックベイカーは大人っぽくみせているが、中身は子供。兄の指折ろうとしたところはひいた。危うくバイオレンス映画になるところだった。途中までは恋愛ものとしてではなく、サクセスストーリーとして楽しみました。
[DVD(字幕)] 7点(2011-07-05 17:42:07)
24.  ゴーストバスターズ(2016) 《ネタバレ》 
 オリジナルのほう結構好きでした。  オレンジ色の捕獲レーザー、緑の食いしん坊ゴースト。これをオリジナルのほうで最初見たときは、そりゃあわくわくしたもんです。  こちらではどうでしょう。  おそらく映像技術はオリジナルのときより大きく進歩しているのではないでしょうか。色鮮やかで躍動感のあるゴーストたちがたくさん出てきて、それを見られるだけでも間違いなく楽しい。  でも1作目を見たときの、子供心をくすぐるわくわく感が何となく足りない気がするのです。  それは見ているこちら側の問題なのか、それとも演出やストーリー構成の問題なのか。  とはいえ、ストーリーがあってないようなもんなのは、今作もオリジナルもいっしょ。  『はみだし者が集まって何か大きなことを成し遂げる。』『世間から認められる』といったノリが守られていることが大事。こーゆーノリ好きなんです。  ラストはニューヨークの人々がゴーストバスターズに感謝の念を表してハッピーエンド。  みんなで屋上からその夜景を眺める画は悪くないんですけど、やっぱりなんかカタルシスが弱い・・・。  おそらくオーディエンスがゴーストバスターズの最後の活躍を見ているシーンがないせいだと思います。ヒーローものにオーディエンスはつきもの。観客って大事です。  4人のユーモアに富んだ会話やユニークなアイテムの数々など、エンターテイメントとしての工夫はなされているんですが、もう少し上手に盛り上げてほしかったものです。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-04-10 20:27:10)
25.  恋人まで1% 《ネタバレ》 
『遊び人』ではなく『遊び人を気取りたい20代』という感じ。  金もあれば元気もある。学生ではないから社会的な縛りもない。将来のことを漫然と考えつつ、でもまだまだ遊んでいたい誰しもが経験のあるお年頃。  真っ先に所帯をもった医者の友人は奥さんが浮気。とても幸せそうには見えない。そんな友人がいれば、結婚どころか真剣な付き合いさえまだいいか、と考えちゃうバカ二人。そんな惰性で生きる若者2人が、運命の人と出会っちゃったら、さあどうする?みたいな、ストーリー。  テイストとしては嫌いではありません。  面白いのは唯一真面目に、一途に奥さんを愛していた若き医師は、奥さんではない別の女性と次の一歩を踏み出してみようと決意すること。ある意味、他の二人とはまた違うカタチの希望を見出すわけです。  ベクトルは違っても、3人がそれぞれ人との付き合いを通し、人間的に成長していく様子が微笑ましい。  ただ映画としては盛り上がりに欠けるし、少々共感しづらい部分もあります。  コメディとしては笑いどころが下ネタオンリーではあまりに稚拙。  ヒロインがイモージェン・プーツなので、それなりに魅力ある作品に仕上がっているだけという気もします。  悪くはないですが、今一歩です。
[DVD(字幕)] 6点(2020-08-19 13:08:33)
26.  ゴーン・ベイビー・ゴーン 《ネタバレ》 
 よくある幼児誘拐。ミステリーサスペンス。と思いきや、実は善悪の判断基準を問うドラマ性の強い作品。法律に照らし合わせればドイル警部達は加害者で母親は被害者。しかし法律という枠組みを取り、倫理やモラルといった人間的視点で考えてみると、確かにドイル警部たちはアマンダの救世主なのかもしれない。  職業柄、そしてその経験上、レミー、ドイル、ライオネルはネグレクトな母親の元にいるアマンダの末路が見えていたのでしょう。そして法の壁の前では救えないことも。ヘンリーの逃亡計画を知ったライオネル達が強行手段に出たのは仕方ないのかもしれません。  パトリックの活躍により事件は明るみに出てしまいます。アマンダのことを一番に考え心配していた人たちは、一人残らず不幸な結果となります。叔母のビーは追い出され、レミーは死に、ドイルとライオネルは逮捕されます。事件を解決したパトリックは探偵料をもらえないどころか、最愛の人を失ってしまいます。麻薬におぼれ、娘への愛情が一番薄い母親だけが幸せな結末を迎えるという皮肉。  こーゆー映画ならではの、すべての謎が明らかになったときのカタルシスは微塵も感じられません。  見ている間は引き込まれますが、見終わったあとには充足感より虚無感が圧倒的に勝ります。  映画としての完成度は高くとも、好きか嫌いかで問われれば間違いなく好きではない作品です。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-11-29 03:32:52)
27.  告発のとき 《ネタバレ》 
 こーゆーマジメな作品にこんなことを言うのは間違っているのかもしれませんが、映画としてのパンチに欠けます。  『無許可離隊した息子』『そんなわけないと探し出す父』『死体で発見される息子』『非協力的な軍警察』『タイトル「告発のとき」』だからてっきり軍の不祥事を明るみに出そうとした息子が暗殺されて、それを麻薬組織の仕業に見せかけた、陰謀系サスペンスだと思い込んじゃったわけです。実際は全然違って、『戦争帰りの兵士達。心を病んだ結果の成り行き殺人』でありました。もちろんそれはそれで良いのですが、もったいぶったミステリーの結果としては、いささか物足りないです。。。ただ、少しずつ真相が明らかになる戦争ドラマとして見ると、見応えのある作品です。後味は決して良くありませんが。  『子供をはねたことに苦悩する青年』が『捕虜を面白半分で拷問する狂人』に変わってしまう。だからあだ名を『ドク』と名づけ揶揄する友人達もやはり狂人。『戦争帰りの夫に怯える妻の相談を適当にあしらった結果、殺されてしまう妻』のエピソードがスパイスとして効いている。『今回はたまたま自分が刺した。翌日だったら刺されていたのは自分のほうだったかもしれない。』『イラクは異常だった。でも今はイラクに戻りたい。』などなど、心が壊れてしまった戦友たちの言葉が痛々しい。息子だけでなく、心を病んでしまった兵士はこんなにもたくさんいるという現実。ですがその伝え方があまりにも淡々としすぎているため、心に響いてこないんです。  超シリアスなお話も良いんですが、多少の脚色、演出は必要だと思いました。  息子や若い兵士たちの心からの救難信号を息子たちに代わって上げる逆さの星条旗。これ以上ないラストですね。
[DVD(字幕)] 6点(2017-11-28 04:27:16)(良:1票)
28.  ゴーストワールド 《ネタバレ》 
 目的のない映画は大変苦手。その中でもこの作品はまだ観れるほうです。理由のひとつは、イーニドを演じるソーラ・バーチの魅力を堪能できるところでしょう。それに、10代後半~20代前半くらいの、もてあまし気味な精神状態が、大変リアルに伝わってきます。これは多くの人の共感を呼ぶのではないでしょうか。  近寄ってくる人間は手当たり次第にバカにして、『人とは違う自分』をひとつのファッションにしておきながら、自分から人が離れていくと途端に不安になって、今度は自分から近寄り相手を振り回す。こーゆー心理状態って、若いときには誰しも経験ありそうです。  ただし、物事にはすべて『タイミング』があります。『自分の世界感に酔って斜に構えるのもいいけど、そのせいで大事なチャンス、人との信頼をなくすリスクがあるってことは、覚えておけ。』ってことを、様々なパターンで教えてくれているのが、この映画の最大の良心のような気がします。はっきり言ってどれも似たような経験があるので、何ともいえない居心地の悪さを感じてしまいますね(笑)  ですがこの映画、裏を返せば『共感』+『あるあるネタ』によりかかっているだけに見えなくもないです。また、個人的にはラストにはっきりとしたオチをつけないのは好きではありません。どうとでもとれる隠喩的な映像で、鑑賞者に解釈を求めるやり方ってのは、表現者として卑怯な締め方の一つだと思っています。  
[DVD(字幕)] 6点(2015-06-01 05:16:39)(良:1票)
29.  心の旅 《ネタバレ》 
 銃弾に倒れる前のヘンリー(ハリソンフォード)は、独善的で傲慢、しかも浮気までしていたわけですから、確かに人から愛される存在ではありません。  ですが、法律に触れるようなことはせず、家族が幸せに暮らせるように必死に働いていたわけですから、決して悪い父親だったとも思えません。家族に向ける愛情の形というのは人それぞれだと思います。あれだけ贅沢な暮らしを奥さんと子供ができていたのは、ヘンリーが働いていたからこそ。それも立派な愛の形だと思うわけです。  よって、とてもよくできた心温まる物語だったのですが、事故後のヘンリーとの比較対象となる事故前のヘンリーを批判的な目で見ることができなければ、そもそもこの物語は成り立たないのでは。そういった意味では、前半のヘンリー、ちょっと説得力が弱い気がします。  また、事故後のヘンリーが決して理想の父親、とも言い切れないわけです。この作品の中でのヘンリーを良いと見るか悪いと見るかはもはや価値観の問題になるのに、あたかも事故前のヘンリーが悪い父親で、事故後のヘンリーが良い父親と言い切ってしまうような映画の作り方には疑問を感じます。  ブラッドリー(リハビリの人)、サラ(奥さん)、娘との交流が素晴らしく、その他職場の人々からお手伝いさんまですべての人との心の交流を描いている丁寧な作品だけに、説得力に欠ける部分が目についてしまったのは非常に残念。  せめて、ヘンリーが完全に記憶を取り戻し、以前とまったく同じパフォーマンスで仕事が出来る状態で、今回と同じ選択をしたのであればまだ納得できたのですが・・・ 
[DVD(字幕)] 6点(2013-04-30 21:04:33)
30.  コマンドー
問題【『ターミネーター』との違いを答えよ。】 解答【・・・口数が少し多い。】 「どんべえ」が「うどん」ではなく、もはや一つの「どんべえ」というカテゴリーを成立させてしまったように、「シュワルツェネッガー」は「人」でも「ロボ」でもなく、「シュワルツェネッガー」という一つのカテゴリーなのだと思う。 
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-01-23 23:56:15)(良:3票)
31.  恋人たちの予感 《ネタバレ》 
 前半のビリーに感情移入できません。同性から見ても、「何だこいつ?」。  図書館で再開してから、印象が良くなります。最後まで見ていくと、サリーとビリーが少しずつ大人になっていくのがわかります。若い頃は自分の意見ばかり。ひたすら女性側の意見と男性側の意見のぶつかりあい。「はいはい。」って感じ。それが、時が経つにつれて、相手の意見に耳を傾ける割合が少しずつ多くなります。この小さな変化が良いです。だから中盤から後半にかけては本当に面白い。  個人的には、レストランでダブルデートみたいなことをしているシーンが好きです。さすがに、「いや、もうつきあっちゃえよ。」と笑ってしまいます。マリーとジェスがからみはじめた辺りから、小洒落の利いたせりふやシーンが多くなって、コメディとしてもかなり楽しめます。  ただ、下ネタが多すぎです。うまいヘタに関わらず、下ネタでそんなに笑えないのです。だから下ネタの割合はもっと少ないほうが好きです。   メグ・ライアンは別に好きでも嫌いでもありません。普通です。特別かわいいとも思いません。ただ、泣きのシーンは良いです。泣きながら「40になってしまう~」。まだ32なのに。いや、良かったです。メグ・ライアンの魅力がちょっとだけわかった瞬間です。
[DVD(字幕)] 6点(2011-11-09 12:41:33)
32.  恋しくて(1987)
メアリースチュアートマスターソンを知るきっかけになった映画です。キース・ネルソン演じるエリック・ストルツを見ていて、「いや、どう考えてももてるやろ。なんで人気ないの?」と思ってしまいました。個人的に、登場人物の中でエリックのお父さんがダントツで良かったです。すばらしい父親を見せてもらいました。
[DVD(字幕)] 6点(2011-07-05 23:18:43)
33.  ゴッドファーザー PART Ⅱ 《ネタバレ》 
 前作が面白かっただけに、すごく残念な出来。  父親として、マフィアの首領として、マイケルとビトーを対比させていくのは面白いと思います。  そのぶん尺が長くなるのは仕方ない。仕方が無いとはいえ、無駄なものはもう少し削ぎ落してほしいと思います。  で、2人分の人生を描く分、それぞれのストーリーはどうしても薄くなりがち。もちろん、限られた時間でしっかり描くことができれば、中身が薄いなどと思うことはないでしょうが・・・。残念ながら今作はどちらのストーリーも薄いです。そしてその薄い内容で3時間越えは正直きついですって。最初の2時間なんて、退屈で仕方なかった。  そしてこれだけの尺をとっておきながら、突然マイケルが公聴会に呼ばれていたり、ビトーがいつの間にか町で権力を握っていたりと、大事なところは割愛。いやいや、描くべきはそこでしょう。祭りだとか、演劇だとか、パーティーでみんなが踊っているシーンより大事なとこでしょう。  本筋と関係ないシーンやエピソードが多い割に、大事なところは説明不足。  行間はあなたの想像力で補いなさいと、いささか不親切設計。  それでもお話が面白ければよいのですが、何しろ暗い。そしてたいして面白くない。  ファミリーに対してはいつも温厚だった1作目のビトーに対し、ファミリーに対しても感情的に声を荒げてしまうマイケルの小者っぷりも見ていて痛々しい。せめてケイとは仲良くしててほしかったかな。  最大の見せ場であるラストは、前作と同じパターンを踏襲・・・ま、いいケドね・・・。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2023-08-11 02:55:28)
34.  恋するモンテカルロ 《ネタバレ》 
 『ロードムービー』や『ラブコメ』かと思っていたのですが、『なりすまし系』ですか。苦手なんですよね、このジャンル。いつばれるかとひやひやするので、落ち着かない。悪いことをしているのは明らかなので、居心地が悪いのです。  もちろん、それがメインテーマの『潜入捜査』や『スパイもの』であれば平気なんです。ですがこれは『ラブコメ』がメイン。『なりすましちゃっている現実』が気の休まらない状況をつくっちゃって、三者三様の恋愛を全然集中して見られなくなります。  途中からはネックレスまで気になって、3人がどこの誰とどんな恋愛しようがどーでもよくなってきます。『早く現状をなんとかしなさい!』という気持ちのほうが勝ってしまいます。これって『ラブコメ』としては致命的だと思います。  グレース、メグ、エマ、一人一人の恋愛エピソードは悪くなかった。いっそ『なりすまし』なんて奇をてらったストーリーはやめて、直球3本勝負のラブコメに徹したほうが楽しめたかもしれないです。
[DVD(字幕)] 5点(2019-09-05 13:40:00)(良:1票)
35.  恋とニュースのつくり方 《ネタバレ》 
 サクセスコメディ。ラブコメの要素があるものの、基本はお仕事コメディ。ラブコメは添え物程度。  駆け出しのプロデューサー、ベッキーがどのようにしてこの業界で成り上がっていくのかがポイント。  仕事を突然クビになり、やっと見つけた転職先は人気低迷の報道番組。まさに定番のストーリー展開で、本来であれば自分とは相性が良いタイプのライトコメディ。  いまいちだったのが盛り上げ方。  番組の打ち切りを宣告され、『6週間以内に視聴率を上げてみせます。』と啖呵をきる主人公。『いいぞいいぞ、面白くなってきたぞ。』と見ていたら、その方法が誰でも思いつくような低俗な企画ばかり。序盤の人物描写で『仕事に夢や信念を持っている主人公』『マイク・ポメロイが憧れのニュースキャスター』と、本格志向なのかと思っていたので、視聴率さえ上がればなんでもいいのかと、ちょっと残念な気分に。  で、そんな低俗な企画で視聴率が上がって、『トゥデイ』からお声がかかる始末。これこそがまさにご都合主義だろうと、ちょっと期待とは違う落としどころ。マイク・ポメロイが独占取材に成功するエピソード。ベッキー自身もそーゆーのを積み重ねていくような、そんな芯のあるサクセスのほうが好みです。この作品は思っていたのと悪い意味で違いましたね。  ただ、レイチェル・マクアダムスはかなり好きな女優さん。彼女が主演というだけでも見る価値はありました。働くレイチェルは凄く魅力的です。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2019-08-30 21:48:34)(良:1票)
36.  コンスタンティン 《ネタバレ》 
 はっきり言いましょう。これは中学生の妄想爆発オタク映画と全く同じレベルの作品です。なぜなら自分が中学生のとき似たようなことを妄想していたからです。それでいて、ディテール、ストーリーについては、日本のマンガの驚異的な面白さにはてんで及んでいないので、そりゃあ日本人が満足できるはずがないんです。小さい頃から少年漫画を読んだことがなく、いつもクラシックばかりかかっているような家庭で育った稀有な人が大人になって、この映画を見たら、面白いと感じるかもしれませんけどね。  ただ、漫画好き、ファンタジー好き、バトル好きな人たちにとって、冒頭の『少女の悪魔を鏡に引きずり出して粉砕』っていうエピソードは、否が応にもこの映画への期待値を高めることになると思うんです。そして誰もが、まさかその序盤のエピソードが、この映画の最高潮だとは夢にも思わないわけです。結果、最後まで見て期待したほどのものは出てこないわけですから、とても万人受けするような代物とは言えません。  それに、イザベルが結局なんで死んだのかはわからない。助手のチャズは死んじゃう。ラストのおいしいところは突然出てきたサタンがもっていく。エンタメ系ホラーアクションなのに、なんだ、このすっきりしない終わり方は。  そしてやっぱりストーリーですね。映像とキャラクターが面白いし、なにより結構好きなジャンルなので、もっとわかりやすくしてほしかったです。途中から厨二の妄想が暴走したような展開になっちゃってわけがわからず。作っている人たちだけがわかってればいいやっていう、独りよがりなストーリーにあぜんとしちゃいますね。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2017-12-19 14:20:02)
37.  コンタクト 《ネタバレ》 
 『良い映画だとは思うが、面白い映画だとは思えない。』というのが正直な感想です。ストーリーやリアリティを重視するあまり、映画としての面白さやテンポが犠牲になっちゃっている気がします。  いくら何でも前半が退屈すぎです。もったいつけすぎだし、あんま好きになれない時間のかけ方です。  またエリー・アロウェイの勤勉で、仕事に対する熱意は尊敬に値しますが、あまりに独善的すぎると共感しづらいものがあります。  極めつけは、コンタクトに成功するまであれだけ物語をひっぱっておきながら、異星人の目的などが一切不明のまま終了しちゃって、大事な部分をうやむやにされてしまった感が強いのです。  個人的には電波の受信シーン、そこから国中が動き始めるのがこの作品のクライマックスであり、それ以外はすべて蛇足に感じました。  とは言え、地球上ではポッドが装置をすり抜けただけなのに、記録時間は18時間だったという真相や、装置のビジュアルに迫力、そして『父親を愛していたことの証明』を代表する名台詞の数々など、特筆すべき点が多いことも確かです。  やはり上映時間が長すぎたのが一番の原因でしょうか。そのため、せっかくの伏線が回収されているのに、鑑賞者はそれに気づかないまま終わっちゃう可能性大です。  好きなジャンルの作品だっただけに、今ひとつ、共感も感動も味わえないまま終わってしまったのが残念でした。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-06-02 00:12:43)(良:1票)
38.  この森で、天使はバスを降りた 《ネタバレ》 
 静かなスタートの序盤、街とパーシーの再生を予感させる中盤、この辺りまでは良かったんです。やはり問題となるのは、賛否両論まっぷたつに分かれてしまう終盤でしょう。私は、はっきり言って誰かの犠牲の上に成り立つ幸せなんて認めるわけにはいきません。 パーシー自身が望んだことならともかく、教会でシェルビーにした過去の告白からわかるように、彼女も人生のやり直しを切望していたのです。パーシーが何故ギリアドの街を選んだのか、最初はわかりませんでしたが、森の丘で口ずさんだギリアドの歌を聴いて、その理由がわかった気がします。  私は正直パーシー自身の幸せを、他の誰の幸せよりも心から願っていたのです。誰から見ても彼女は大切なものを奪われ続けてきた人生なのです。暴力と理不尽が彼女から全てを奪い、それでも前を向いて人生をやり直そうとするなんて素晴らしいストーリーじゃないですか。それだけで十分ですよ。  そこから更に彼女に濡れ衣をきせた挙句に命を奪う必要があったのか、全くの疑問です。せめてシェルビーだけでなく、お金が無くなったときにハナもパーシーを信じてくれたらそれだけでも救いがあったのに。シェルビー、ハナ、ジョーの三人だけはパーシーに疑いを持たず、無償の愛を注ぐ存在でいてほしかったのです。シェルビーは確かにもの凄く頑張ってくれたのですが・・・。  イーライとハナの再会、甥の告白、服役者社会復帰の支援基金、そしてパーシーの身代わりとでもいうべき作文コンテストの優勝者の存在が悲劇を緩和するカンフル剤にはなっています。それでも最初の感想に戻りますが、誰かの犠牲の上に成り立つその多大勢の幸せなんてものは賛美されるべきではないと思います。
[DVD(字幕)] 5点(2014-04-25 12:57:57)(良:3票)
39.  湖畔のひと月 《ネタバレ》 
 良質で上品です。それでいて堅苦しさもあまり感じません。とても良い作品だと思います。ですが、ちょっと小奇麗にまとまりすぎて、いささか物足りなく感じちゃったのも事実です。  主役のベントリー(ヴァネッサ・レッドグローヴ)は、何と言ってもそのさばさばした性格が最高の魅力です。とにかく、誰に対しても思いやりを持ち、優しく明るく接する一方で、自分が言いたいことはなんでもはっきり言っちゃうので、見ていて清々しいことこの上ないです。  彼女の周りの人々も基本的に悪人はおらず、まあそれぞれ性格の良いところと悪いところをバランスよく見せてくれます。  個人的にはヴィットリオがベントリーに、たいしたエピソードも無いまま惹かれるというのが、ちょっと無理矢理感がして違和感アリアリでした。また、ウィルショー少佐がボーモント(ユマ・サーマン)をおっかけまくるのも、見苦しくてちょっと笑えません。更にはそんなウィルショー少佐にいつまでも親愛の念を抱き続けることにもちょっと不自然さを感じますね。  上品に作られた作品だからこそ粗というか、不自然さが目についちゃって残念でした。ただ、休暇を楽しむ人達がいる一方で、戦争が近いことを作品の中でずっと示唆し続ける演出は大変素晴らしいと思いました。まるで当時の人々の世界情勢を、当時の人々の視点から垣間見るかのような臨場感。これだけでも見る価値があるかもしれないですね。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-03-24 01:48:11)
40.  恋人たちの食卓 《ネタバレ》 
 父親が料理を作るシーンから映画が始まるんですが、かなりの種類の料理を本格的に作っているので見ていて楽しい。まさにつかみはOKって感じです。  そういえば、何かあるたびに、そして日曜日がくるたびに、料理が出てきます。お弁当や夕飯という形で料理がドラマ全体に行き届いているのです。ただし、映画内での料理の立ち位置はあくまで料理。それ以上でもそれ以下でもないところが良いですね。  そしてその料理をアクセントにして、人間ドラマを紡いでいくわけですが、この人間ドラマってのが、正直少々物足りないです。ひとりひとりのエピソードはそれなりに適度な時間を割き、同時進行でそれぞれの恋愛?をテンポ良く、でも丁寧に描写してくれるんです。なのに、な~んかいまいちピンとこない。ストーリーに入っていけないし、なんの共感もわかないんです。自分の映画の見かた、楽しみ方に問題があるのでしょうか。きっと良作の類ではあるんでしょうけど、「もう1回見たいですか?」と聞かれるともう1回見たいとは思わないもんなー。  そういえば、三女の女友達が「あんたまさか・・・」と振り返るシーンがホラーかと思うくらい怖かったです。
[DVD(字幕)] 5点(2014-01-28 06:57:52)
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