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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2293
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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21.  ザ・イースト 《ネタバレ》 
 映画に娯楽を求めちゃう私にとって、こーゆー作品はどうしても評価が低くなりがち。これは完全に好みの問題です。   薬害、公害を引き起こす企業に制裁を加えるザ・イースト。そこに潜入し、ザ・イーストの調査、監視をすることで企業を守る民間警備会社。主人公のジェーンはザ・イーストに潜入するも、彼らに感化され、その思想に一定の理解を示すようになってしまう。その一方で、『目には目を』というイーストの基本理念には強い抵抗感を露にします。『ミイラ取りがミイラになる』みたいな単純な話でもなさそうです。  それが証拠に、ザ・イーストに協力する一方で、自社にはしっかりイーストの情報を報告する。彼氏と仲良くする一方で、イーストのボスとねんごろになってしまう。そんな状況がずっと続くわけですから、ちょっと疲れてしまうのです。  メインストーリーと関係のないシークエンスで結構尺を取っちゃったり、その一方で説明不足な部分があったりと、決してバランスやテンポが良い映画とは言えません。  全員が拘束衣に身を包み、口でスプーンをくわえ、隣の人に食べさせてあげるシーン。このいかにもな思想集団的発想、自分達以外のものを否定する雰囲気がカンに障る時点で、自分とこの作品は合わないと思いました。
[DVD(字幕)] 5点(2020-10-04 02:04:12)
22.  ザ・ウォーカー 《ネタバレ》 
 信仰心がないのでストーリーにはまるでひきこまれず。  『世界の終末』はいろんな映画で見てきたので、その世界観にもひきこまれず。  とゆーか、個人的に『世界の終末』ってのが好きじゃないんだな。でも『北斗の拳』(もちろんマンガのほう)くらいアクションエンターテイメントに徹してくれたら、ヒーロー映画として楽しめます。  ですのでこの作品で良かったのはアクションくらいかなー。もはやヒーロー並の圧倒的戦闘力でスッパスッパと悪党共の首をはねていくのは爽快。  ただ終盤は防戦一方で盛り上がりはするがカタルシスは皆無。  全体通してエンターテイメントにしたいのか、布教活動をしたいのか、よくわからん映画であります。  テイストとしては好みのタイプではありません。ですがストーリーはつまらないものの要所要所のアクションは楽しめたので、そのプロセスを楽しむ映画と言えそうです。  個人的にはラストのバーでの暴徒騒ぎ、クローディアの離反、カーネギーの高熱が凄く好き。今まで築いた文明や社会や秩序が崩壊していく瞬間ってのが昔から好きなので、このシーンが一番好きかもしれないです。  疑問点はいくつかあるのですが、やたら爪をチェックし、『やつらとは違う』というセリフが出てくるので、てっきりクリーチャーかなんか出てくるのかと思っていたのですが、何も出てきやしませんでした。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-09-06 20:05:19)
23.  ザ・フィースト 《ネタバレ》 
 やたらアップが多く画面が見づらい。更にはやたらぐらぐら揺れる画面が見づらさに拍車をかける。  1人逃げた女がそのまま放置っていう展開が気に入らない。  アウトローVSゾンビやモンスターっていう、『毒を以って毒を制す』みたいな話は好きなんですが、この人たちはアウトローというよりダメ人間ばかり。性格ブスだし、とりたててビジュアルに魅力があるわけでもないし、この人たちがどーなろうが知ったこっちゃ無いってのが本音。だからあまりハラハラもしないです。  じゃあ『一矢報いる』的な逆襲のカタルシスがあるかっていうと、そーゆーのもほとんどない。  でもシチュエーションは好きです。顔見知りの人たちが集まる酒場に、突如としてモンスターが襲ってくる。籠城・応戦・脱出。これまで数多くの作品が踏襲してきたB級ホラーの定石であり、王道。1970年~1990年代のモンスター系ホラーが好きだった人ならきっと楽しめるのではないでしょうか。  完成度の高い作品や、常に映画に新しい風を求める人には至極退屈でくだらない映画になっちゃうんでしょーけどね。
[DVD(字幕)] 6点(2020-09-05 13:14:46)
24.  サバイバル・オブ・ザ・デッド(2009)
 ロメロのゾンビはゆっくり歩く。『走るゾンビ』に比べれば、迫力はないかもしれません。  ですが、そんな『歩くゾンビ』特有の恐怖というものが必ず描かれてきました。今までのロメロ作品において、ゾンビは畏怖すべき対象であったのです。  この作品はどうでしょう。今までのロメロ作品とは明らかに何かが違う。この作品ではゾンビはただの記号であり、ただのシンボルであり、ただの消耗品になってしまいました。アイテムであり、オブジェであり、コメディ要員と化してしまいました。  今までのロメロ作品とは違い、本当に低レベルな個性もこだわりもないただのB級作品となってしまいました。  個人的にロメロ作品で好きだったのが、無秩序や狂気のなかに描かれる秩序と平穏。そして壊れ行く文明社会。この作品ではそれも描かれません。サバイバル要素だって全然ない。  人間を捕食する描写がある。だからかろうじてゾンビムービーである。退屈はしませんでした。ですがそれだけの映画です。
[DVD(字幕)] 5点(2020-08-24 23:58:08)
25.  サロゲート 《ネタバレ》 
 言いたいことは山ほどあるけど、とりあえず車はいらないでしょう。  サロゲートの脚力、跳躍力。更には疲れを知らないときたもんだ。だったら職場まで全力疾走させれば良い。みんなサロゲート持っているんだったら、まず車社会でなくなってないとおかしい。  それに仕事はともかく、娯楽やプライベートまでサロゲート使うかな。それって人間心理に反してないですか?きつい仕事や危険なことはサロゲートを使うでしょう。ですが楽しいことは基本自分でやりたいはず。もちろん容姿に自信がなくてサロゲートを使う人はいるかもしれんけど、少数派のはずです。  で、『世界人口の98パーセントがサロゲートを使用』フムフム。まあ、いいでしょう。  『犯罪は激減。人種差別はなくなりました。人類が抱えてきた難問は短期間で解決しました。』ほほう。そりゃすごいね。それでそれで?  『戦争だー。どっかーん。サロゲートが闘うからゲームと変わんねーぜー。』っておい。人類最大の難問である戦争がなくなっとらんじゃないか。それともアメリカにとって戦争は人類が抱える難問とはとらえていない?そりゃ恐ろしい国だぜ・・。  まあ、なんか文句ばかり書きましたが、それなりに面白い作品ではあります。  世界観だけにおんぶにだっこではなく、しっかりストーリーが考えられているところは好印象。まあそれが面白さにつながっているかどうかはまた別の話ですが。  魅力のある登場人物が一人でもいれば違ったかも。ひまつぶしにはなりますが、人にオススメするにはあと一歩って感じです。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-07-03 00:10:14)(良:1票)
26.  ザ・キング・オブ・ファイターズ 《ネタバレ》 
 こーゆーゲームの映画化はさ、『わかりやすく』『楽しく』作ってくれるのが一番です。  トーナメント戦にしてさ、いろんなキャラ出して、じゃんじゃん戦わせりゃあ良いんです。  ぐだぐだぐだぐだつまんない会話やら、回想シーンばっか見せられても眠くなるだけ。  もちろん、ストーリーが面白ければ話は別。脚本が練られていて、演技にひきこまれるような役者さんだったら良い。  でも、こーゆー『ザ・B級』みたいな作品でそーゆーことはまずない。  ストーリーはつまらないに決まっている。『深み』『斬新』期待すべくもない。セリフ棒読みは当たり前でしょう。  でもそれで良いんです。見ている側だって、こーゆー作品にA級のクオリティなんて求めていませんから。高級料理を食べに来たんじゃないのです。今はラーメンが食べたい気分なんです。そーゆーときの、このジャンル。格ゲーアクションを見せてくれたらよかったのです。  頑張ってはいましたが、『方向性』と『ウェイトの置き方』が微妙にずれちゃっています。残念。
[DVD(字幕)] 3点(2020-05-09 14:51:57)
27.  サンシャイン 2057 《ネタバレ》 
 今、何が起こっているのかがとてもわかりにくい。複雑な設定。難しい専門用語。細かいカット割り。なんだろう、終始ごまかされているような印象。  とは言え、とは言えですよ。やはり『宇宙』というものに憧れる身としては、この映画にはそれなりの『畏怖』や『浪漫』を感じずにはいられません。でも宇宙やら、それ関連のSFに興味が少しでも持てない方は最初からお断りといった趣。万人向けでもなければエンターテイメント作品とも言い難いでしょう。  後半になるにつれ、サスペンス色が強くなります。終盤は完全にホラー。ピンバッカーについてはボロクソに叩かれていますが、彼の登場でこの作品の娯楽度は上がった気がします。  小難しい話はちょっと・・・。哲学的な話はちょっと・・・。宗教は論外。という私は、『単純なワクワク』『単純な恐怖』を求める庶民代表。ピンバッカー登場によるスリラー演出は嬉しい展開です。  かといって、この映画自体が面白いかと言われれば微妙。そもそも、『予定の針路を勝手に自分たちの判断で変更して、その結果全滅しちゃう』なんてパターンは、私が一番嫌いとするところ。小難しい居丈高な物腰の作品のわりに、そーゆーところはホラーあるあるなんですね。なんだかなあ。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2019-10-30 07:34:59)
28.  ザ・シューター/極大射程 《ネタバレ》 
 プロローグで驚異的な射撃能力を見せつけてからの本編。  こんなに有能で善良な軍人が、祖国に1度ならず2度までも裏切られるとは。ここでスワガーと視聴者の怒りが共有され、まんまと物語りに引き込まれていくのでした。  マーク・ウォールバーグ演じるスワガーは、はっきり言ってスーパーマン。こんなに強すぎると緊張感がなくなりそうですが、八方塞がりな危機的シチュエーションが見事に緊張感を生み出しています。特に、罠にはめられてから、サラの元へ行くまでの逃亡劇が素晴らしい。  味方がサラとメンフィスだけってのも良かったですね。陰謀系ではありますが、登場人物を限定し、すっきりわかりやすい勧善懲悪ストーリーにしたのが良い。その一方で、『村を虐殺した部隊をお前達は助けたのだ』のセリフが凄く印象に残っているように、衝撃的なストーリー展開でもあります。衝撃的かつ明確なストーリー構成。だからアクションがより冴えて見えます。まさにサスペンスアクションのお手本のような作品です。  ちょっと残念だったのはオチのつけかた。雪山で大佐と上院議員を殺さない。『これは法に則って罪を償わせ、社会的地位を抹殺する流れか?』と期待。勝ち誇る大佐と上院議員にぐうの音も出ないほどの証拠をつきつけ大逆転。・・・・かと思ったのに、『えええ?』な展開。最後は結局鉄拳制裁って、それじゃあ望むカタルシスは得られなかったりするのです。  それに、最初から比較的暗めのトーンなので、今まで不遇だった分、最後くらいスワガーとメンフィスとサラの笑顔でしめくくってほしかった次第です。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-10-14 23:48:55)
29.  30デイズ・ナイト 《ネタバレ》 
 2時間近い長尺ながら、開始20分足らずで最初の犠牲者を出す潔さ。田舎町ひとつを壊滅させるスケール。犠牲者多め。適度なペースで物語がどんどん進むのが良い。  いわゆる『ゾンビ系映画』では『すでに荒廃した街』や『ゾンビが巣食う街』ってのはよく描かれます。ですがそうなるに至った経緯を描いた作品っていうのは、意外と多くないんです。この映画はゾンビ系ではありませんが、吸血鬼の一団によって田舎町ひとつが壊滅するまでを描いた貴重な作品です。次々と町の人たちが襲われていく様子は圧巻です。  嫌悪感を抱かない程度のグロ描写。心臓が止まらない程度の緊張感。私の好きな『かくれんぼホラー』のテイストも含まれているおまけつき。ホラーアクションとして、バランスが良い作品と言えそうです。  難点を挙げると、主人公達の行動選択に説得力が欠けていたこと。まあ元々が吸血鬼サイドに有利すぎる条件で八方塞がりなので、仕方ない面もありますが。だとしても『警察署まで行って○○をすれば助かる』『町外れの工場へ行って○○すれば逃げられる』など、明確な理由、説明、説得力が欲しいです。『成功すれば必ず助かる』という希望は、ホラー映画では絶対に必要。希望が無い状況では、恐怖ではなく『絶望』や『諦観』が幅を利かせてしまうのです。
[DVD(字幕)] 7点(2019-08-15 18:44:52)(良:1票)
30.  サイレントヒル 《ネタバレ》 
 どうやら『現実世界』と『異世界』と『異世界の裏の世界』の3つがフィールドになっているようですね。  『異世界』が『死後の世界』なのか、それとも『生と死の境界』なのか、その辺がはっきりしません。ローズとベネット巡査が、交通事故により死んだのか、それとも生きたまま連れてこられた世界なのか、それさえもあやふや。冒頭『サイレントヒルでは大規模な火災事故があった。大勢の住民が死に、大勢の人間が行方不明のまま』と説明があります。とすると、アレッサが復讐のため、自分を焼いた人間たちを異世界に生きたまま閉じ込めた。そして異世界ではなぜか教会がアレッサも手を出せない聖域として存在し、住人達はそこへ逃げ込んだと考えるのが妥当かもしれません。教会はシャロンと同じように、アレッサの良心が具現化したものかも。  映像すばらしいです。クリーチャーも怖い怖い。冒頭の焼けた子供たち(おそらくアリッサをいじめた報いでしょう)。元用務員のクリーチャー。看護婦の格好した悪魔みたいなの。そのどれもが凄い迫力。特に序盤はわけがわからずひたすら怖かったですね。なのでホラー映画としては、もうかなりの完成度で満足です。  ストーリーに関しては、アレッサが自分勝手にローズとベネットを巻き込んだのがちょっと不満。ローズもベネットもあんなに頑張ったのに。なにより善人です。なのにベネットは殺されて、ローズは結局もとの世界に戻れないなんて可哀想じゃないですか。パパだって可哀想。バッドエンディングでも構わないと思うときももちろんあるのですが、この作品はハッピーエンドで良かったんじゃないでしょうか。アレッサはシャロンとなって、もう一度ローズ一家の娘となって幸せな人生をやり直すでいいと思うんですけど。後味悪いです。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-04-06 14:11:49)(良:2票)
31.  サハラ 死の砂漠を脱出せよ 《ネタバレ》 
 言ってみれば、『スターウォーズ』とか、『パイレーツ・オブ・カリビアン』とか、そっち系の作品。映画として見応えがそんなにあるわけではないけれど、見ている間は普通に楽しい。そんな感じです。  『内戦』『産業廃棄物』『暗殺』といった物騒なテーマを、とにかく軽いノリとパワー全開の映像で楽しく見せちゃう映画。  序盤はまさに登場人物の紹介って感じで、ややかったるい。そんな中でも、ペネロペ・クルス演じるエヴァのターンは『謎の病気』がらみで、名作『アウトブレイク』のような緊張感とホラーテイストで結構ドキドキ。でもそれも期間限定で、トレジャーハンター組のダーク&アルと合流してからは否応なしに陽気なアドベンチャーへと様変わり。どっちが良いかは人それぞれでしょうが、序盤のミステリアスな緊張感を中盤以降も少し欲しかったかな。雰囲気が軽すぎて、途中からどーでもよくなってくるんですよね。  凶悪な軍事国家や、悪い企業が相手なので、多勢に無勢で危機的状況がひっきりなし。にも関わらずお気楽な空気が変わらないのは、ひとえにダークとアルのキャラクターによるもの。また、2人の能力も高いため、どんな状況であってもすべて何とかなってしまいます。そのため大変気楽に見れるエンターテイメントではありますが、本格的なアクションやスリルを求めると肩透かしをくらうのは間違いないでしょう。  自分自身、そんなに期待していたわけでもないのに、中だるみしちゃってたときがあったのは確か。とは言え、一つの映画としてきれいにまとまっていて面白いし、最後まで見ればラストは爽快な気分になれちゃうので、期待していなかった分得した気分です。
[DVD(字幕)] 7点(2018-02-28 02:19:37)(良:2票)
32.  SAYURI 《ネタバレ》 
 うーん。これはどうでしょう。  面白い、面白くないの問題ではなく、ちょっと興味がわかない、どちらかと言えば苦手なタイプの映画です。  まず暗い。そして長い。  途中まではサクセスストーリの様相を呈していますが、『サクセス』とは少々違う気がしますね。  期待していたほど『SAYURI』にカリスマ性を感じることができず、芸者としての才能も、見ている分にはよくわかりません。  心の成長みたいなものがあるわけでもなく、『SAYURI』をメインとしたドラマとしては、物足りなさを感じます。  また、なんのひねりもオチもなく、バッドエンドのまま終わっているエピソードがあるのも、もやもやします。  姉と初桃はいなくなって終わり?おカボは実はさゆりをずっと恨んでいました、っていうサプライズだけやって終わり?延はさゆりをもう許せないってだけで終わり?さゆりは会長とうまくいきさえすれば、他の人間関係はもういいの?  そりゃあそっちのほうが人間ドラマとしてはある意味リアルかもしれないけどさ、見るほうはそこに後味の悪さを感じこそすれ、満足感を得ることはできないのです。  桃井かおり演じるおかあさんが、なんかラスト良い人っぽくなっているのもなんだかね。この人も相当なことやってますよ?  それに、私はフェミニストではありませんが、やはりこの時代の女性蔑視の社会通念みたいなものが苦手なようです。
[DVD(吹替)] 5点(2017-05-11 02:07:48)
33.  サタンクロース 《ネタバレ》 
 思っていたよりサンタがおとなしい。  全然関係ないけど、これだったらスティーブン・セガールのほうがまだ凶暴。  なぜサンタが主人公ばかりを狙うのか疑問だったのですが、天使のお孫さんでしたか。そりゃ納得。  ですがそうなると、『約束の期限がきれたサンタが無差別に人を殺しまくる。』っていう私の期待を裏切り、『サンタ』VS『天使の一族』みたいな『私事』になっちゃうのがつまんないですね。  内容も、ホラー・コメディというよりは、アクション・コメディ。ファンタジーの要素もあり。  ストーリーはあってないようなもので、いたって退屈。  短い時間にでる欠伸。ドキドキしない。笑えない。  アイデアは良いと思います。主人公の彼女がかわいいのも良い。  設定は適当。クライマックスのサンタ撃退も拍子抜けレベル。  何もかもが中途半端で、悪い意味での脱力系シネマと言えそうです。
[DVD(字幕)] 4点(2017-04-30 14:43:08)
34.  最後の恋のはじめ方 《ネタバレ》 
 『デート・ドクター』という恋愛コンサルタント業は面白いですね。  ただ単に女性をひっかけるというわけではありません。  『本当に好きな女性とのデートを成功させる。』これが誠意が感じられて良いです。  ウィル・スミス演じるアレックス・ヒッチは、おしゃれでありながら、誠意もあります。過去の苦い経験のエピソードが、彼の人柄に安心感を与えています。  『真剣な想いを応援する。』という土台が既にあるので、アレックスがどんなにテクニックを使っても軽薄に感じることはありません。  むしろ、女性を振り向かせたい男性たちにアレックスがアドバイスすればするほど、その一生懸命さを応援したくなります。  これはキャラ紹介における演出と脚本が非常に上手なんでしょう。  個人的には、導入部分が『恋愛コンサルタント』という仕事の一番面白い部分が見えた気がします。  それ以降は、まあゆっても王道ラブコメの域を出るものではありません。『誤解』⇒『けんか』⇒『ハッピーエンド』という絶対外れないパターンを踏襲しているわけですから、あっと驚くような展開があるわけではありません。  でもそれが良い。  奇をてらわなくても、楽しい映画はいつみても楽しいものです。  アレックス・ヒッチ、サラ・ミラス、アルバート・ブレナマン、それぞれに心境の変化が起こるのも良いですね。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-04-23 22:20:30)(良:2票)
35.  13 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティ 《ネタバレ》 
 主人公のジェナは悪い人間ではありませんが、ミーハーすぎて好感が持てないです。  30歳になった自分がどういう人間か知り、変えようとする。根は真面目な人間ですから、理屈はわかります。  ですがその真面目な人間が、ルーシーという悪友の影響だけでここまで変わるものかという疑問は残ります。  人に濡れ衣をきせて簡単にクビにする。自社を裏切り、他社に情報を売る。友人の同僚を寝取る。もはや別人格です。  ストーリーについても苦言をひとつ。  本作のストーリーは、ある種サクセスストーリーのテイストだと思います。  幼馴染のマットと組んで、ポイズ誌の誌面刷新に取り組むジェナ。30歳の自分を知り、13歳の頃の良さに気付く。13歳でしか味わうことが出来ない人生、その思いが反映された誌面。会議で絶賛されるジェナのアイデア。これがサクセスストーリーでなくてなんでしょう。  ここでお約束とも言うべきルーシーの裏切り。ジェナのアイデアはライバル誌スパークルのもとへ。スパークルの広告に掲載されるジェナのアイデア。なんて悲しくて悔しい展開。いったい、ここからどんな巻き返し、逆転をはかるのか。  期待に胸をふくらませながら見ていたら、ここでまさかのタイムスリップ。  おいおい!それは反則なんじゃないか。  のび太くんだって、もう少しちゃんとけじめつけまっせ。  なにもかもを一からやり直せば、そりゃあ未来を知っているんだから上手くいくに決まっていますが、それは『タイムスリップの搾取』です。
[DVD(字幕)] 6点(2017-03-16 13:48:36)(良:1票)
36.  ザ・ターゲット(2002) 《ネタバレ》 
 クリストファー・ランバート演じるヒットマン兼ガードマンのアレックス。  アレックスに身辺警護を依頼する会計士ロバート(デニス・ホッパー)。  二人の間に次第にビジネスの関係を超えて生まれてくる友情。  そして何を考えているのかわからない凶悪な犯罪者と、その信者たち。  さらには、アレックスとロバートの過去には、思いがけない接点があった・・・!  と、ここまで面白くなりそうな素材が揃っているのに、中盤以降の中だるみが尋常じゃないですね。  序盤は良かったのに。途中で監督が変わったのではないかと思うくらいの路線変更です。  ピークはロバートの娘を救い出すシーンまでで、それ以降はクライマックスも含め、すべて蛇足に思えます。  唯一良かったのは、ロバートが過去の贖罪をアレックスに打ち明けるシーン。ここは良いですね。  ただ映画としては尻すぼみが酷くて、とても面白いとは言えない代物に。後半になるにつれてテンポが遅くなる作品って嫌いです。  最初からドラマとして見ていれば、『ドラマの割りにアクションに力が入っていて・・・』と、評価が高くなったかもしれません。  ですが、パッケージを見る限り、ごりごりのアクション映画にしか見えません。  アクション映画として見ちゃうと・・・。そして凶悪犯、石投げるだけかーい。
[DVD(字幕)] 5点(2017-01-23 15:00:46)
37.  13ゴースト(2001) 《ネタバレ》 
 アトラクションムービー。ストーリーはあってないようなものですね。  お化け屋敷にストーリーを求めないように、これはこれでビックリ箱のような面白さがあります。  12人の幽霊たちが良かったですね。一人一人個性があり、禍々しさがあり、大変ユニーク。クリーチャーとして大変魅力的です。  生きている人間より、クリーチャーたちに焦点をあてたほうがよほど面白かったのではないかと思えるほどです。  人間達のやりとり、ドラマはいまいちですね。  助けに来てくれた女性が実はサイラスの手先というサプライズ演出。ところがその女性にまるで魅力がないので、そのサプライズが劇中で上手く機能しているとは思えません。霊能者のデニスも、なぜか急に良い人になります。そこまでは良いのですが、彼の自殺ともとれる自己犠牲的な死にいったい何の意味があったのか、最後まで見てもよくわかりません。  ついでに言うなら、子供達を中心に話をすすめたほうが、面白かった気もします。  全面強化ガラスのからくり屋敷は、仕掛けとして大変面白いですね。呪文が書かれているところはゴーストは通れない、という制限ルールも、ありきたりですが良いルールです。メガネも良かったですね。  アイデアは豊富で、そのどれもがなかなか良い。ただ、あまり深く掘り下げられることなく、あっさりしたテイストのまま物語はクライマックスへ。潔さも感じますが、もったいないとも思ってしまいます。  ただ、その分何も考えずに見ていられますね。  それでいてビジュアルは刺激的。  ソフトタイプのモンスター映画はこれで良いのかもしれません。  のんびり見るエンタメ作品としては及第点ではないでしょうか。悪くないです。  
[DVD(字幕)] 8点(2016-11-29 06:11:05)(良:2票)
38.  サウンド・オブ・サイレンス(2001) 《ネタバレ》 
 これは面白いですね。『コール』に設定が似ていますが、あっちより好きかもしんないです。  まあ人によっては『どっちもどっち』でしょーが。  個人的には、こーゆー『子供が機転を利かすサスペンス』って好きなんですよね。  最大の見所はジェシーが歌を歌うシーン。そして母親のアギーが娘の唄に気付いたかどーか確認するシーン。緊迫感があります。  そしてネイサン、アギー、キャシディ刑事が、それぞれのフィールドで事件の核心に迫り、ストーリーが同時進行で一気に加速する中盤がクライマックス。ここが一番面白いです。  後半はややトーンダウンするものの、中だるみするほどではありません。  本来であれば、エリザベスの回想シーンに驚くべき真相が隠されていたりして、終盤でもう一回くらいあっと驚く展開があったりするのでしょうが、残念ながらそれはありません。本当にただの思い出です。少女エリザベスが父親の棺にすがりついて数字をなぞるシーンはそれなりに感情移入しますが、涙を誘うほどではありません。やはりもとはと言えば、エリザベスの父が『強盗』で『裏切り者』ということに事の発端をなしているせいでしょう。  ただ娯楽サスペンスとしては十分。わかりやすい。面白い。ハラハラする。見応えがあります。  どんな作品にだってつっこみどころはあります。この作品にもあります。いくらでもあります。  ですが面白ければ、あえて粗探しをする気は起きません。要は、見ている人をそーゆー気分にさせないことが大事なんじゃないかと思います。  映画とは関係ないですが、若くして亡くなったブリタニー・マーフィとスカイ・マッコール・バートシアク。映画の中ではこうして永遠に生きつづけるから、映画って凄いですよね。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-11-27 15:48:17)
39.  最高の人生 《ネタバレ》 
 何気に豪華キャスト陣で、大変に雰囲気のある映画。  原題は『LEVITY』。意味は『軽率』『気まぐれ』『不謹慎』。  若いときの軽率な行動で、人生を台無しにしてしまったマヌエル。若い頃の自分と同じように軽率な行動を繰り返すソフィアやアブナーをほっておけません。といったストーリーから考えると、原題のほうがしっくりきます。『最高の人生』ではちょっとイメージが変わります。  更に、自分が殺してしまった若者の姉の助けになることで、過去の自分の過ちを償おうとします。  つまりは贖罪の物語。これがこの作品の骨子です。  ところがこれに少し恋愛要素が加わります。あろうことか、マヌエルは自分が殺した弟の姉アデルに、自分の正体を明かさないまま恋に落ちてしまうのです。アデルの助けになろうとするうちに、アデルに惹かれちゃうんですね。そして一線まで越えてしまう。挙句の果てには、お別れの手紙を出しておきながら、ラストに『また会えるかな。』なんて、未練がましいことまで言います。これはがっかりです。結局は自分のことしか考えていません。贖罪の物語に徹してくれれば良かったのに、余計なラブストーリーのせいでマヌエルに共感しきれません。  そしてジョン。お前はいったい何者なんだ。  確かにちょっとびっくりしたので、サプライズとしては成功です。ですが、そのサプライズが果たしてこの作品に必要だったのか・・・。  淡々としていますが味わい深い作品であることは間違いありません。  もう少し余計なエピソードをなくして、キャラやプロットに一貫性を持たせてくれるとより良かったですね。  
[DVD(字幕)] 6点(2016-04-09 14:12:25)
40.  13ウォーリアーズ 《ネタバレ》 
 雰囲気はあるんだけれど、逆に言えば雰囲気しかない映画ですね。いくらなんでもストーリーがなさすぎです。  『因果関係』ってのは、ストーリーに説得力や厚みを持たせるために必要だと思うのですが、この作品にはそれがほとんどありません。  更には必然性に欠ける各種設定がもったいない。何故13人なのか、そして何故13人目が異邦人のイブン・ファラハンでないとダメなのか、その説明は結局ないままラストまで突っ走ります。じゃあ、13人の選別なんかせずに北の民みんなで行けばもっと楽に戦えたんじゃないだろーかと、つい考えてしまいます。  また、脇役好きの私としては、13ウォーリアーズが、目立った見せ場がないまま次々と減っていくのがかなり残念でした。  13人⇒11人⇒7人。あっと言う間に半分に。敵のアジト(洞窟)では、『俺はもうこれ以上走れない』とかいうわけのわからない理由でまた一人減るし。  13人の中で、首領とその右腕みたいな人、主人公のイヴァン、それに加え弓の使い手の人と、2刀流の見張りの人は特徴があって良かったですね。弓の人が砦の攻防であっけなくやられちゃったのは非常に残念です。『弓使い』という特技で、キャラがたっている数少ない一人だったのに。そしてそれ以外の人は、悲壮感を物語に添えるための生贄のような存在。もはやただのやられ役にしか見えなかったのが凄く残念です。選ばれし13人のはずなのに。いや、立候補制でしたけど・・。  それでもホラーアクションの雰囲気が強い中盤は最高に面白いですし、全編通して漂う緊張感と迫力はまずまずのクオリティに仕上がっています。決して駄作ではないんですよね・・。ただこーゆージャンルにしては、盛り上がりに欠ける作品であるのは間違いないでしょう。
[DVD(字幕)] 6点(2015-10-04 20:43:33)
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