61. 処刑人
純粋なガン・アクションとして楽しめました。ウィレム・デフォーのまんまの推理に従って殺しのシーンが再現されていく作り方が好き。私は人権を侵すことが「犯罪」になり、従って犯罪者に人権はないと確信しているので、こういう内容はスカッとします。しかしアメリカでの上映禁止は妥当でしょう、こんな輩が増えたら困るもん(日本ではその心配はないでしょうけど…)。ところで「全身銃おじさん」は彼らのお父さんなの? 7点献上。 7点(2001-08-26 18:52:08) |
62. シックス・センス
この映画の一番のどんでん返しは、ホラーと思わせておいてそうじゃなかったってことでしょう。オスメント君が幽霊の予感に怯えて、シーツ(?)を覆った場所に閉じこもるじゃないですか。するとそこで死にそうな(実は死んでるんですけど…)女の子がこっち見ながら嘔吐してるじゃないですか! 怖いですよ、これは。あんまり書くとネタばれになっちゃうのでこの辺にしときます。良くできた映画です、7点献上。 7点(2001-08-22 16:01:08) |
63. JAWS/ジョーズ
スピルバーグ、当時26歳にして全米興行収入を塗り替えた歴史的映画。鮫の主観視点による海中の移動撮影が不気味な前半、鮫と正に格闘する手に汗握る後半のバランスが絶妙。その中でも妙にコミカルな演出があったのが印象的です。また、でかいでかいとは思っていたけどオルカ号の脇を通る鮫が初めて写された時、「でけえぇ~」と本当に驚きました。海洋サスペンスでは最高峰なので、8点献上。 8点(2001-08-12 01:04:48) |
64. シリアル・ママ
ブラック・コメディとしてはいいんじゃないでしょうか。「普通の」アメリカ人を皮肉った法廷のシーンが好きです。でも、これって実話なの? ジョン・ウォータースのセンスに7点献上。 7点(2001-08-08 18:03:22) |
65. ジュラシック・パーク
もちろんCGすごいんですけど、それ以上にCGと実写の合成がすごいですよね。どこまでがCGでどこまでが実写か分からない。作り方はオーソドックスなスピルバーグ・スタイルで安心して観ていられるって感じ(咆吼するティラノザウルスの前を落ちていく垂れ幕のシーンが忘れられません)。超優良なアドベンチャー映画に7点献上。 7点(2001-08-08 17:55:58) |
66. ジャッジ・ドレッド(1995)
ある意味アメコミの映画化って、こういう方が正統的じゃないのかなぁ。キンキラキンの衣装まとってきらびやかな高層ビルの間を空中バイクで疾走するってのは、子供向けとしては正しい作り。暗く腐敗した都市を、心に傷を負ったヒーローが闇に紛れて走るってよりはアメコミっぽいでしょう。まあ、映画としては東映マンガまつりを批評するようなもんだけど2点献上。 2点(2001-08-06 11:41:00) |
67. ジャッカル
映画としての印象は薄いけど、ハリウッドスターの底力を見せてもらったような気がします。アップで写されるブルース・ウィリスがサングラスを下ろすとこなんざ、B級俳優じゃカッコつかないもん。映画としてはスターも出てるし可もなく不可もなくってとこで5点献上。 5点(2001-08-01 15:44:33) |
68. 地獄の黙示録
皆さん「ハート・オブ・ダークネス」はご覧になりましたか? ほとんど狂気の沙汰とも言っていい本作のメイキングフィルムです。まさにコッポラとチャーリー・シーンが狂気に駆られていく様が観られて、むしろ本作より衝撃的です。肝心の本作は確かに評価の分かれるところで、私自身もこれと言った評価を下せないでいます。でも、1回目より2回目の方が面白かったと記憶しています。とりあえず中道を取って5点献上。 5点(2001-08-01 13:42:29) |
69. 死霊のはらわた(1981)
「ブレイン・デッド」を観る前は、私にとって、これがむちゃくちゃ映画No.1でした。怖いし勢いあるし笑えるし…。山荘に孤立する若い男女っていう使い古された設定を、ここまで見せてくれるサム・ライミの才能に敬服しました。「スパイダーマン」にも期待して7点献上。 7点(2001-07-28 12:32:03) |
70. ジャッキー・ブラウン
眩い才能って、一瞬のきらめきだからこそ印象深くなるもの。確かにスタイリッシュでトンでるフィルム・ノワールだとは思いますが、「パルプ・フィクション」と同じものを見せられても印象は薄れるだけ。映画としては並以下の印象しか受けませんでした。従って4点献上。 4点(2001-07-28 12:22:57) |
71. G.I.ジェーン
これって、そもそもの脚本はラストに実際の戦争に行くっていう風になってなかったらしいじゃないですか。リドリー・スコット監督が、無理矢理戦争に行かせたがったそうです。私にはこの映画は失敗作にしか思えません。デミ・ムーアのフィジカルな頑張りに2点献上。 2点(2001-07-28 12:15:50) |
72. 17歳のカルテ
なんか皆さん演技についてばっかりなので、映画について。「恋する人魚たち」の時(のウィノナ)もそうだったと思うけど、思春期を誇張するとこんな感じなのかなぁ、と。最初は普通っぽい患者達を、やっぱり異常なんだと思わせちゃうストーリーが少し嫌い(あと、男以外はあんまり60年代を感じさせないので、登場する男達にすごい違和感があった)。欲を言えば、もっと正常と異常のボーダーを訴えて欲しかった。でも良い映画だとは思うので6点献上。 6点(2001-07-20 22:46:26) |
73. ジャイアンツ
傲慢な金持ちを軽蔑しつつその妻に寄せる思慕、そして自らも傲慢な石油成金になり破滅していく。しかし、その経験で成長するのはジェームズ・ディーンではなくロック・ハドソンの方。ラストのドライブインで、殴り合いに負けても「黒人お断り」の看板を勝ち取った時、男は本当に偉大な男になったのでした。私にとってはジョージ・スティーブンスの骨太の演出とディミトリ・ティオムキン(こんな名前だったんだ)の音楽に酔いしれられる3時間でした。従って8点献上。 8点(2001-07-11 13:19:53) |