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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2290
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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1.  デンジャラス・ラン 《ネタバレ》 
 ミステリアスな雰囲気のプロローグ。これは小難しい感じのやつかと不安に・・・。  いえいえ、実際はそんなことはなく、いたってよくある・・ごほんごほん、失礼(^_^;)  まあ悪く言えばありきたり。良く言えばシンプルでわかりやすい。そのぶん新鮮さや斬新さとは無縁ですが。でも人の好奇心をくすぐるくらいのミステリー要素はあるんですけどね。定番ならではの面白さだって約束されています。  私は個人的にトビン・フロストが持っているブツが気にはなっていたのですが。要はCIAやM16といった諜報機関の不正・汚職詰め合わせファイル。CIAの役付きが、そんなものを暴露されているとは困ると暗殺者グループを差し向けただけっていう、小者臭漂う真相なのは拍子抜けでした。テロから市民を守るとか、そーゆーのだったらもう少し大儀を感じられてアツくなれるんですけどねぇ。フロストの体験談で、ぎりぎり大儀を感じられるくらいです。  ある程度映画を見慣れている人からすれば、すべて予想の範囲内でしかストーリーが動きません。  私は定番・王道・ありきたり、嫌いじゃないのでそれなりに楽しめますが。そーじゃない人には物足りないかもしれませんね。  アクションが、アップの多用。激しいカメラの切り替わり。そして暗い。だから総じてとても見づらい。特に追っかけっこのときがひどい。驚かせるのも、油断したところで突然車ドーン。狙撃バーン。の繰り返し。いや、それ自体は良いんですが、そればっかりだとあまりに芸がない・・・。技術とセンスの無さを、テンポと勢いで誤魔化しているかのよう。  ・・・・まあ、最近のアクション映画ってこんなのばかりですが。  そろそろ作り手の自己満足、独りよがりは卒業してもらって、見る側のことを考えたアクションを撮ってほしいものです。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2023-07-16 05:56:55)(良:1票)
2.  デトロイト 《ネタバレ》 
 また胸糞悪い映画を見てしまった・・・。  一見当時の差別意識からくる警官の横暴を描いているように見えます。  そしてそれは成功しています。サイコパスなデトロイト市警の三人組に、最大限の嫌悪感を抱かせる構成になっています。  裁判も、殺人どころか暴行まで無罪。実話だから仕方ありませんが、本当にイライラします。事実を知ることは大事ですが、こんな嫌な気分になるために映画を見ているわけではないので、点数は厳しめ。  さて、『一見当時の…』と前置きしましたが、当時の白人警官たちだけを悪者にするのであれば、オープニングの暴動をここまで念入りに描く必要もないわけです。  なのにあえて、ここまで暴動の様子を描いたのは、『責任の一端は黒人の側にもある』という製作サイドのメッセージなのかもしれません。実際に手を汚したのは白人警官ですが、何が白人警官たちをそこまで狂わせてしまったのか、そこにも目を向けてほしいのかもしれません。  なんにせよ、感情の赴くままに暴動を起こす人々。それに便乗して好き放題に略奪をする人々。そして過酷で劣悪で死と隣り合わせの環境のなか、狂っていく警官。そのすべての犠牲となるのは、善良なる一般市民。  ・・・・・まあ、外の様子を見ただけで、狙撃手と間違われて軍から砲撃される女の子のシーンを見て、嫌な予感はしていたのですが・・・。  正直見ていて気持ちの良い映画ではなかったので、映画の良し悪しではなく、個人的な好みから点数は辛めです。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2023-06-10 08:59:00)
3.  デビル(2010) 《ネタバレ》 
 ワンシチュエーションスリラーとしては大変よくできた作品。  まあこーゆープロットだったらもっとミステリーにして真犯人は人間にしちゃったほうが面白かったかもしれません。  『オカルトかよ』『結局は悪魔の仕業かよ』という不平不満が聞こえてくるのは致し方ないでしょう。  でも私はこの作品、とっても面白かったです。  演出の仕方が良いのか、雰囲気づくりがうまいのか、とにかく緊張感があります。エレベーターの中だけでなく、早い段階から外部の人間と連絡が取れているのも良かったと思います。最初はのんきに構えていた警備員の2人も、事態がだんだん深刻になるにつれ表情が変わっていきます。こーした変化が見てとれるのは良い映画です。  個人的にはエレベーターの修理作業をしている作業員のシーンが一番怖かったです。エレベーターが上から落ちてきそうになるシーンはびびります。  それにしても作業員や警備の人は可哀そうでしたね。エレベーターの中に閉じ込められた人たちは、それぞれ罪人。穢れた魂を悪魔に狙われる理由があります。ですが作業員や警備の人は『悪魔の邪魔をした』というだけ。そんなことで命をとられたんじゃたまったものではないです。  ボーデン刑事良かったです。敏腕です。この人が的確な指示を出すので映画がしまったものになりました。  エンタメホラーの成功例としておススメできる作品です。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2021-11-18 14:46:06)(良:1票)
4.  デビルクエスト 《ネタバレ》 
 好きなジャンル。ニコラス・ケイジも好き。思っていたよりホラー色があって、そっちの意味でも楽しめました。  クレア・フォイ演じるアナは独特の迫力があって、たびたび驚かされます。  冤罪なのかクロなのか。疑心暗鬼が旅をよりスリリングなものにしてくれます。  街や村に着けば、ペスト患者と死体だらけ。ゾンビ映画さながらの異様な光景。何が潜んでいて何が出てくるか分からない、そんな不穏な雰囲気作りはA級映画に匹敵するクオリティです。  不気味な魔女疑いの女。ぼろぼろの吊橋。凶暴化した狼。ゾンビ修道僧。アドベンチャー映画ならではの娯楽要素はきっちり満たしているようです。  ラスボスの悪魔は拍子抜け。  外見よりも中身がつまらない。結局は『ソロモンの書』目当てだったというのがまずしょぼい。『この書物に長い間どれだけ苦労させられたか!』っていうクソ雑魚い台詞が更にしょぼい。女性の姿のほうがよほど怖い。  しょぼい悪魔とクソださいタイトルはさておき、終始楽しめる優良ホラーアドベンチャーだと思います。  過剰な期待をしないのがポイントですね。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-04-24 00:24:37)
5.  テラー トレイン(2008) 《ネタバレ》 
 幽霊系かと思ったらスラッシャー系。それもホステルタイプの理不尽サスペンス。旅人を誘っては列車に連れ込み、臓器を勝手に抜き取ってお客さんに移植しちゃう。怖い怖い。  とは言え、今作の主人公御一行様、ちょっと自業自得な側面があったりします。そもそも試合前に規則を破って夜遊びし、結果乗るはずだった電車に乗り遅れちゃったのが事の発端です。  一番かわいそうなのはコーチ。規則を破った人たちのために、乗るはずだった列車に乗れず、最初の犠牲者になっちゃうわけですから、この人だけマジでなにも悪くない。お悔やみ申し上げます。  この映画は『悪魔のいけにえ』や『ホステル』と同じで、9割はやられっぱなしバイオレンスなのでフラストレーションはたまります。ただし最後に復讐を遂げるので、一応のカタルシスが得られます。  ただ仲の良い女友達の一人がわけのわからん兵士たちに拉致られたままなのが後味が悪い。死んじゃった人たちはもう仕方がありませんが、生きている人は救ってほしいものです。  いっそ国際問題に発展させて、アメリカという国の力を使い、この違法な組織とどこぞの腐れ兵士達をまとめて粛清するくらいの面白さがあっても良かったかもしれません。
[DVD(字幕)] 7点(2020-10-23 14:16:30)
6.  デス・レース4 アナーキー 《ネタバレ》 
 シリーズ4作目。時系列でいくと『2』>『3』>『1』>『4』。つまり、『1』の続編ってことになるんですが、世界がかなり変わっちゃってます。『デス・レース』と『ニューヨーク1997』と『北斗の拳』をまぜこんで、3で割りそこなって、ぐっちゃぐちゃになったような世界観。今だにこんな世界観で映画を作ってくれる人がいるのは素直に嬉しい。  今作は歴代ダントツでストーリーが支離滅裂。アイデアを羅列したつぎはぎのような内容です。『CIAがデス・レースとその主催者であるフランケングループを内部から崩壊させるために暗殺のプロを送り込む』という本筋さえわかっていれば問題ありません。ただオチに関しては、プラスアルファのサプライズがあるにはあるので、そこはちょっと面白いかもしれないです。まあ気付いちゃう人は簡単に気付くでしょうが。  今作で良かったのはアニメのようなキャラと車。物資輸送のトラック、幼稚園のバス、レーシングカー、警察車両などバラエティに富んでいて良かったです。物資輸送のトラックと黒人グループの因縁なんて伏線をしっかり回収するエピソードなんかちょっと良い感じです。  全体の構成は難あり。そもそもレースが始まるまで1時間以上。で、その1時間のうちどーでもいいシーンやエピソードが多くてちょっと中だるみする始末。その一方で、レースで初めて登場するドライバーなんかもいたりして、ちょっとバランスが悪いです。だったら前半もう少し他のレーサー達にもスポット当ててくれたら、レースだってもっと盛り上がったかもしんないのに。  フランクが敵で残忍なやつってのは新鮮。  ミイラ取りがミイラになるオチは嫌いじゃないのですが、今作には合っていなかった気がします。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-04-28 03:36:59)
7.  デス・レース3 インフェルノ<OV> 《ネタバレ》 
 2作目と同じメンバーなのは実に良いですね。思い入れもあるし。ただストーリーがなんかつまんないですね。とゆーか、『1』や『2』のほうが良かったというだけですね。今回はレースよりラストのオチがメインになっちゃっている感じがして、それが肌に合わないのかもしれません。デス・レースシリーズとして見なければ評価できますが、オチを大事にしすぎてメインが添え物っぽくなっている気がします。  シリーズ中、一番レーサーたちがぱっとしないのも盛り上がらない原因かな。14Kが死なないのはわかっちゃっているしねぇ。  カトリーナが、正体隠していたことを怒っていたけど、それだと前作のラストとつながらない気がして、ちょっと気になっちゃいます。  ゲリラを巻き込むアイデア好き。まあちょっとそのアイデアを活かしきれなかった気もしますが。オチは面白かった。すりかえネタそのものはよくあるネタですが、それをデス・レースでやるとは思っていなかったので、素直に驚きました。そのプロセスまで一から丁寧にネタバラシしてくれるので、この辺はとても親切。だから見終わったあとスッキリします。でもこのオチだと、『1』の冒頭で出てきたフランケンは『アイツ』ってことになりますが、それはちょっと無理があるんじゃ・・・。  ラストの大団円は『1』と雰囲気ほぼいっしょです。カラっと明るい仕上がりで、好きな終わり方です。安直も良い。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-04-28 03:12:22)
8.  デス・レース2<OV> 《ネタバレ》 
 1作目より好きかもしれない。人を傷つける気がなくても、人からものを盗ってはいけません。なのでルークは悪人ではありませんが罪人ですから、捕まっちゃうのもやむなし。しかも今回は所長も良い人そうなので良かったではありませんか。  とゆーことで、背景を気にすることなく、気軽に見られる。こちらのほうが、『デス・レース』という馬鹿レースのテイストに合っている気がします。  今作は『デス・レース ビギニング』であり『フランケン ビギニング』でもある。始まりの物語。ドラクエⅢ的に言えば『そして伝説へ・・・』という立ち位置。前日譚。『次の所長候補はあいつ』『ネット配信の準備』などの前作とのつながり。これはファンは嬉しい。特に、前作で『デス・マッチに飽きた民衆。そこから生まれたデス・レース』という説明があったので、デス・マッチがどんなもんだったのか興味津々ではあったのです。それが今作で見られるとは思っていなかったので嬉しい限り。ただその内容は思っていたよりしょぼしょぼマッチで、そりゃあ民衆も離れますわ。  それにしても会いかわらず車の見分けがつかないこと。そこは改善していただきたい。  ラストのリベンジシーンは良かったです。『女リポーター』『裏切り者』『マフィアのボス』この3人に落とし前をつけたのはスカっとします。特に女リポーターへの一撃が最高。因果応報。この結末を予感させる前所長の捨てゼリフが良い。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-04-27 13:30:15)
9.  デス・レース(2008) 《ネタバレ》 
 デス・レースそのものは大変面白い。『リアル殺戮ゲーム』みたいなのが好きなので、このジャンルは多少質が悪くても楽しめます。  この作品も例外ではありません。面白い。ただ、導入部分、これは気になります。もともと『デス・レース2000』のほうは、ありえないくらい馬鹿まっしぐらなところが良かったのです。お気楽な殺戮レースを楽しむというスタンスが好きだったのです。  でもこの作品って、最初に主人公ジェンセンの妻が殺されるところから始まります。しかも理解のある素敵な奥さん。この人が殺された挙句、その罪がジェンセンに着せられる。その半年後の物語なので、ちょっと重い。もちろん、このプロローグがあるから、ストーリー性は出ましたが、この映画にそもそもそんなシリアス設定いるかどうかが疑問です。それに、フランクがそこまで悲しそうにしないので、この設定を大事にしたいのか、したくないのか、よくわからんのです。一応怒ってはいるようなんですけどね。ちょっと怒り方も形式的な感じがして・・・。どうもプロローグの重たい設定に対し、ジェイソン・ステイサムのクールキャラが合っていない気がします。なのに、レースそのものはTVゲームの実写化みたいな馬鹿レース。これじゃあ奥さんは浮かばれないよ。  レースは1レースめが面白い。やっぱ複数のキャラでせめぎあうのが見応えあります。2レースめは所長が準備した戦艦?あれが良くない。ドクロのトラップはいいけどさ。あくまでレーサー同士に戦わせなきゃ。  同じような車ばっかりで、見分けがつきにくいのもマイナスです。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-04-22 23:25:15)(良:2票)
10.  デンジャラス・バディ 《ネタバレ》 
 1980年代~1990年代が思い出されるようなバディもの。好きです。  女性2人が主役ということ以外、これといった特色は無し。  サンドラ・ブロックはこーゆー役をさせるとめちゃめちゃはまります。大好きな女優さんです。多少老けた感じは否めませんが、このとき49歳くらいだったことを考えれば、信じられない若さです。いつまでも現役バリバリでファンとしては嬉しい限りです。  さて、アッシュバーン、マリンズ。二人とも登場シーンのつかみはばっちりでしょう。やり手の刑事と印象づけるのに十分すぎるエピソード。この2人が手を組むことになったらどれくらい痛快な展開になるかと期待が高まります。  ところが、フタを開けてみれば、少々期待はずれな展開。手を組んだことでまさかのパワーダウン。特にアッシュバーンがひどい。登場シーン以外、良いところが全然ないじゃないですか。  最初のうちは反発しあい、足を引っ張り合ってくれて全OKなんです。でもそれがいつまでも続くのはちょっと期待と違います。  捜査からはずされたことでふっきれた2人が、捜査のやり直しを始めるシークエンスは良かったけど。  遂に敵のアジトへ乗り込むぞと完全武装。テンションはMAX。きたきたきたー、と盛り上がります。今までのフラストレーションの解放。ここで最後の大暴れ・・・にならないのかよ。なんだこの中途半端な展開。結局使ったのは手榴弾だけ。  ハッピーエンドではあるけれど、カタルシスを感じるには至らず。コメディとしては面白いけれど、刑事アクションものとしては物足りなさを感じる次第でした。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-04-20 01:23:23)(良:1票)
11.  デイブレイカー 《ネタバレ》 
 ヴァンパイアが世界を席巻し、人間が絶滅危惧種。斬新。『人間が絶滅』⇒『ヴァンパイアも絶滅』という当たり前の構図をめっちゃ真面目に作った映画。  ヴァンパイア主体の世界ってのが、人間社会と同じように一定の秩序が保たれた社会ってのが面白い。駅の売店で売られている血液入りコーヒーのアイデアが好き。全くの仮想空間でありながら、ある種のリアリティを感じさせるほどに作りこまれた世界観。見事です。  さて、ストーリーはなんてことない普通のサスペンスアクション。もちろん面白いのですが、突き抜けた面白さというわけではありません。ただ、1つのアイデアを軸にして展開するストーリー構成が結構好きです。  吸血鬼から人間に戻る方法その①『太陽の光を浴びる。※1大変痛いです。※2死ぬこともあります。』  吸血鬼から人間に戻る方法その②『人間に戻った元吸血鬼の血をすう。※近くに別の吸血鬼が居た場合、命の危険があります。』  どちらもなんてことないルールなんですが、この取り入れ方、そして見せ方が抜群に上手いです。特に終盤判明するルール②.弟君に何かが起こり、突然場面が変わってエドワードは本社へ。このシークエンス、一体何が起こったのだろうと大変好奇心をくすぐられます。うまいなあ。  そしてこのアイデアを最大限に活かした最後の捕食ループ。この冗談のようなループを大真面目に、しかもクライマックスにもってきちゃうってのに脱帽です。しかもここが一番盛り上がっちゃうのも確か。1つのルールも使い方次第でストーリーや演出が面白くなる良い見本だと思います。  もったいなかったのは、最後に生き残った隊員達をクリストファーの手によって簡単に射殺させちゃったこと。ここはちょっと興が醒めます。ついでに言うと、会社のボスの娘がサブサイダーになったみたいですが、それがすぐに娘の成れの果てってわかりにくいのがちょっと減点。  面白かったのはクリストファーが代用血液を土壇場で完成させちゃったこと。『え?できたの?』って思ったのは私だけですか?
[DVD(字幕)] 7点(2020-04-05 05:25:46)
12.  デイ・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 
 安定の『走るゾンビ』映画。ノロノロゾンビのほうが好きなんですけど、これはこれで良い。  本家のほうは世界が終わっちゃった感が半端なかったんですが、こちらはあくまで片田舎限定の話。なので単純な脱出サバイバルムービーになっちゃってます。  ゾンビ達が走り回る。それは良いんですが、変な知恵まであるのはいただけません。とくに終盤。ドクターが天井ゾンビにさらわれちゃうのはドリフかと思いましたよ。  兵士ゾンビが銃を撃ちまくるのも好きじゃないなぁ。  で、『噛まれたら感染する』。これ大事。ゾンビものって、血液感染が原則だと思うんですよね。ところが本作、まさかの空気感染。いやいや、防ぎようがないです。あまりに絶望的すぎるのもなあ。で、そんな中『免疫がある人間は感染しない。でも噛まれたら最後。』って、凄い設定だぜ。もはやゲームのようなご都合設定じゃないですか。  あれ、なんか批判的な内容が並んじゃいましたが、私はこの映画、嫌いじゃないです。ヒロイン。その弟とその彼女。黒人兵士。みんなで武装して脱出。この単純明快なサバイバルアクションがたまらなく好きなんです。  弟君たちが逃げ込んだビル内での『感染者は誰だ』のシーンや、はしごを上ってくるゾンビにTVを落として撃退するシーン。そしてなんと言ってもガンショップですよ。こーゆー映画で武器の調達しているシーン、凄く好き。とまあゾンビ映画として大事なポイントは押さえています。  ですので、満足度は結構高かったりします。
[DVD(字幕)] 7点(2020-03-30 02:07:26)
13.  テッド2 《ネタバレ》 
 そもそも前作の何がよかったのか。ジョンか。テッドか。2人の関係か。はたまた下劣なコメディか。  いやいや違います。ローリーです。女神様の存在です。彼女の存在あればこそ、3人の関係が素敵なものに見えるという奇跡の錯覚を起こせたのです。その彼女がいないだけでこの作品の魅力は半減です。  前作のハッピーエンドを覆すスタート。最悪です。  アマンダ・セイフライド演じるサマンサもなかなかに魅力的。ただローリーには及ばず。  それでもテッドの人権を守ろうとするメインストーリーはそれなりに面白く見られます。裁判ネタ好きですしね。『俺は所有物か。』の一言で急に作品の空気感が変わります。この転調嫌いじゃないです。  で、そのまま裁判メインのストーリー展開であればまだ良かったのですが、ダニーの乱入。目まぐるしく変わるテイスト。  更には裁判をサマンサからモーガン・フリーマンへまる投げ。なんとも盛り上がりません。  悪ふざけ悪ノリも前作同様。眉をひそめるだけ。面白かったのはジュラシックパークのくだりくらい。あの名曲と『群れだ、群れで動いている』の感動的名台詞をこんな不謹慎な使い方して(笑)。この映画の提供は麻薬組織ですか?
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-02-16 13:50:12)
14.  テッド 《ネタバレ》 
 前半が好きですね。中盤以降は悪ノリが過ぎます。  ユーモアの基本がブラックと下ネタなので、子供と一緒に見るには向かない映画。『麻薬って何ー?』『顔射って何ー?』何を聞かれても困ることになるでしょう。  ですがテイストは子供向け。いったい誰向けに作られた映画なのか。大人が見るには子供むけのシナリオのチープさに物足りなさを感じることでしょう。  失笑、苦笑が多い中、唯一光っていたのがスーパーの店長とテッドのやりとり。ここは傑作ですね。  テッドは『悪友』を『クマのぬいぐるみ』にしただけ。主人公ジョンのピーターパン症候群の原因となっているもの。ジョンは『仕事』『彼女との約束』などさまざまな責任を放棄。その責任を果たさなければならないことはわかっている。でもテッドからの誘惑に抗えない。もしかするとテッドはそんな『大人になりきれない大人』の心の在り方を具現化したものかもしれません。  で、彼女のローリーがめっちゃいい人。ジョンを大人にしようと孤軍奮闘。ものすごい美人ってわけではないのですが、役柄のせいもあってか、凄く魅力的です。彼女の存在あればこそ、この映画を楽しく見られるってもんです。  ジョンとテッドが今の自分たちをローリーのために変えようとしますが、あえなく失敗。最終的にはローリーのほうから歩みよる結末。これって、ピーターパン症候群は精神疾患の一つだから、周りの理解が必要だよっていうメッセージが込められているのでしょうか。だとしたら、これは子供向けではなく、やはり大人たちへの道徳ファンタジーってことになるのかな。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-02-12 02:51:57)
15.  ディスタービア 《ネタバレ》 
 覗き見のサスペンス1本に絞れば良かったのに、なまじ恋愛をからめちゃうからテンポが悪くなって、前半は退屈で仕方なかったです。ヒロイン役のサラ・ローマが魅力的なのでまだ見ていられます。そうじゃなかったらかなり前半はきつい。  中盤からは面白いです。盛り上がります。特に、ロニーとアシュリーが帰って一人になってから、クラブの女が助けを呼び始めるシークエンスは鳥肌もの。緩急のつけかたがとても上手い作品です。  女装したターナーがクラブの女を装い偽装するシーンは全く見抜けませんでした。なぜならこの時点では見ている側も『すべてケールの思い込み』という可能性が残されているからです。『実は何も起きていませんでした。』なんて結末、いかにもありそうだし。  こんな感じで、ケール、アシュリー、ロニーの3人が、『考えすぎか』『いや、やっぱり何かおかしい』の間を行ったりきたりするのがすごく楽しいです。クラブの女が殺されてからロニーが車、そしてガレージの中に忍び込むあたりまでがこの映画の最高潮です。  ターナーがあっさり本性を現してからは普通のサスペンスです。ですので前半・中盤・終盤とそれぞれ点数をつけるなら、5点、8点、7点くらい。まあ平均して6点~7点くらいかと。それでも後半盛り上がるほうが映画としては見終わったあとの満足感が高いので7点で。  シャイア・ラブーフはトランスフォーマーくらいしか印象がなかったのですが、思ったよりずっと良い役者さん。父親を事故で亡くし、ひねた性格になっちゃったけど、でも等身大のティーンをうまく演じていたように思います。ただサラ・ローマとはつりあわんかなあ。アシュリーがケールのどこにひかれたのかさっぱりわからん。  パーティーをジャマされる。文句を言いに行く。ケールからわけのわからんクソ気持ち悪い告白をされる。それを聞いたアシュリー、『ぞくぞくするほどぐっとくる言葉』みたいなことを言うもんだから、この女マジで頭おかしいんじゃないかと思いました。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-02-08 12:33:22)(良:1票)
16.  10 クローバーフィールド・レーン 《ネタバレ》 
 前作の続編、もしくはスピンオフ的作品を期待しての鑑賞。結果は全くの別物。よくあるドキドキ密室監禁でスタート。こりゃ失敗したかと落胆。そーゆーサスペンスを見るつもりなら良かったのですが、あくまで『クローバーフィールドの2作目』というスタンスでいたもんですから。最初のハワードとミシェルの攻防になんの興味も湧きません。なんかちんたらしていて、全然ドキドキしない。ベンが出てきてからも同じ。  で、もう惰性で見ていたのですが、ミシェルがハワードから鍵を奪ったあたりから急に面白く感じ始めます。外から助けを求めるおばちゃん。その女性の惨状を目の当たりにして、ハワードのことを信用するミシェル。で、ミシェルとベンとハワードが新たな気持ちで再スタート。ポップで明るい音楽と共に、三人の楽しそうな共同生活のシークエンス。個人的に好きなんです。こーゆーの。関係ないんですが、ジョージ・A・ロメロのゾンビシリーズでは、『絶望』『緊張』『終末』といった極限状態の中、『非日常の中の日常』という平穏や幸福が必ず挿入されるんです。この作品ではこのシークエンスがまさにそう。これがあるのとないのとでは、この作品に対する評価が大きく変わるのです。  このシークエンスがあるからこそ、ハワードのベン射殺シーンが、狂気だけではなく、三人の平穏な生活の終止符を告げるある種の切なさを感じさせるのです。そしてそこからは怒涛の展開でクライマックスまで一気につっぱしります。  ですから、『クローバーフィールド』の続編として見なければ、サイコサスペンスとしてそれなりに面白い仕上がり。中盤以降はかなり盛り上がります。普通と違うのは、ハワードの外の世界の情報が本当だったこと。前門の未確認生物と後門のサイコパス。あなたならどちらを選びますか、という救いようの無い2拓問題。  『緊張』と『緩和』の繰り返し、その絶妙なバランスがちょっとクセになる、一見の価値アリ的作品だと思います。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-01-23 13:01:22)(良:1票)
17.  デス・プルーフ in グラインドハウス 《ネタバレ》 
 2時間近くある尺のほとんどが、女の子たちの会話劇。最初のグループのときはまだ飽きずに面白く見ていたのですが、そのグループが瞬殺されて次のグループへ。また同じような会話劇がとりとめもなく続くものだから、もういいよっていう気持ちでいっぱいになりました。  最初のグループが、あれだけ人物紹介でひっぱっておきながら、わずか数十秒で全員まとめて瞬殺しちゃうものだから開いた口が塞がりません。潔いというか何というか。ぼーぜんとしちゃいました。そして真相に気付いた警官親子も、何の伏線にもなっていません。え?これがいいの?これが『味』なの?  次のグループは何度も車を停めるチャンスがあったのにそうしなかったのは不自然すぎ。更には意表をついて逆にカート・ラッセルがボコボコにK・O。確かにこーゆーサスペンス、バイオレンスは見たことがありません。・・・ですが、新鮮ではあったけれど好きにはなれないのです。  もっとオーソドックスなサスペンスやホラーやバイオレンスが好き。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-01-02 02:01:50)(良:1票)
18.  ティンカー・ベルと輝く羽の秘密 《ネタバレ》 
 なるほど。悪くないですね。ただ、テイストは『3』のほうが好きです。  今作は、安定した面白さではありますが、ストーリーとオチが弱い。  『実は双子の姉妹がいました。』っていうおいしい設定が、エンターテイメントや感動にまで昇華されていない感じがします。なんかただの異文化交流で終わっちゃったのがもったいない。とは言え、その異文化交流でシルバーミストやフォーンたちがペリウィンクルをもてなすシーンはかなり良いです。  後半はうって変わって突然の災害パニック。ミロリが『雪製造マシーン』を川に叩き落したことで、まさかまさかの大寒波襲来でピクシーホロウ壊滅の危機。予想はできても急展開。『どーなんの、どーなんの、なるほど、そーなんの。霜で覆う。へえ~。ほんとかね~。そんでそんで、・・・お日様が照って・・終わり。』  う~ん、なんだかなあ。せっかくティンクとペリウィンクルの『羽コラボ』って必殺ギミックがあるんだから、それを使って季節のバランスが元に戻るとか、そーゆー奇跡が見たかったなあ。  コートを着て、羽を霜で保護すれば、ピクシーホロウの妖精たちは冬のエリアに行けるっていう幸せなオチは良かったですね。  終わりよければすべてよし。  ちなみに、ブルーレイディスクの特典おまけ映像に収録されている『ロゼッタ奮闘記』は本編よりお気に入り。ちょっとハリーポッターとマリオカートのパクリっぽい気がしないでもないですが、面白いです。おまけのくせに20分くらいあります。
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2019-12-16 13:55:56)
19.  ティンカー・ベルとネバーランドの海賊船 《ネタバレ》 
 いやー、全然悪くないです。面白いです。みんなの才能が入れ替わっちゃうアイデア、ありきたりですが面白いですよね。それぞれ慣れない才能にあたふた。特にイリデッサは最高。どんどん植物が育っちゃう。安定感抜群のエンターテイメント。  なんですが、ただ、ただねえ。心の狭い私は、ザリーナの無罪放免にどうしても納得がいかんのです。それどころか、のうのうとピクシーホロウに戻ってきて、あまつさえショーの主役やって拍手喝采って、開いた口が塞がらんです。  だって、ザリーナのやったことって、不可抗力じゃないよ?故意だよ?犯罪だよ?  『粉の番人は粉に手を加えちゃいかん。危険すぎる。』ってあれだけ言われていたのに、手を加えて、大事故どっかん。でもそれくらいだったらティンクもやっているから別に良いです。不可抗力だし。  問題はその後だよ。逆恨みして全員眠らせて、青い妖精の粉を盗んで、そのままとんずら。いやいやいや、ティンク達がいなかったらピクシーホロウは壊滅していますよ?クランクがいなかったら冬の妖精たちは死んじゃっていたよ?それを故意にやったんですよ?  せめて、クラリオン女王達がザリーナのやったことを全部承知のうえで、それでも許すっていうのであれば、まだわかります。でも実際は、命の危険にさらされていた事実を知らされないまま、ザリーナを受け入れてしまう。それって、ザリーナたちだけじゃなくて、ティンクたちも後ろめたくはないんですか?  もちろん、そんな野暮なつっこみする作品ではないことは百も承知なんですが、・・・だって気になるんだもん!
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2019-12-16 13:55:18)
20.  ティンカーベルと流れ星の伝説 《ネタバレ》 
 今回の主役はフォーン。動物の妖精らしく博愛の精神に満ちていて、どんな生き物も平等に扱う。天敵の鷹のヒナだって、怪我をしていたら助けちゃう。オープニングのつかみはばっちりです。  今回は『守りの妖精』という新しい妖精が登場。オープニングのひと騒動で、フォーンとの関係性がなんとなくわかるようになっているのがうまい。  『守りの妖精』は武闘派。はっきり言ってかっこいい。スピーディーな連携アクションは見応えがあります。  今作のメインはネバービースト、グラフの目覚め。外見が恐ろしい怪物と、小さな妖精の心の交流。こーゆーのって全世界共通でみんな好きそう。だから定期的に同じようなプロットで作成され続けるのでしょう。  守りの妖精たちはグラフを危険視し、フォーンは守ろうとする。ここまではよくある話。『人を見た目で判断しちゃいけません』みたいな道徳的教えもあるのかもしれません。  で、ちょっと面白いのがこのグラフが本当に危険な存在かもしれないと思わせる演出、前フリの数々。グラフの目つきが変わっていくのが凶悪に見えるんですよね。  ずっとグラフをかばっていたフォーン。でもティンクが傷つけられたことを知って、遂にグラフを裏切ってしまいます。でも実は実は・・・って感じで真相が二転三転していくのが面白い。ストーリーとしてはなかなかよくできた作品です。  でもシリーズのファンとしては、いつものメンバーがフォーン以外あまり活躍しないのは、物足りないなと思う今日この頃です。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2019-12-16 13:53:18)
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