21. エニイ・ギブン・サンデー
もっと捻りや主張のあるドラマかと思ってたら、なんとプロ・スポーツものの王道を行くストーリーじゃないですか。フロントと現場の対立、選手の世代交代、スターの栄光と挫折、そして優勝をかけた一戦、etc.と、どれも全く目新しい題材じゃない。そのどれもこれもを一緒くたにした所が新しいんでしょうが、私には訴えかけてくるものが今一つでした。ま、男の血がたぎる映画なのは間違いありませんけどね。「まだ4秒もある! 4秒は長いぞー、死ぬほど時間はある!」、言ってみてぇ~、6点献上。 6点(2002-11-16 19:34:31) |
22. エンジェル・アイズ
予告編は愛と裏切りのポリス・サスペンス風ですけど、全くそんなことはない、「家族」についての過去に傷ついている男女が織りなす、シリアスなラヴ・ストーリー。比較的苦手な分野なので、こんなに真っ当なラヴ・ストーリーを観たのは本当に久しぶりです。私はこれまで過去を断ち切って生きてきたので、「過去」に縛られる登場人物は好みではありませんが、中盤以降、後の女が終始鼻をかみっぱなしだった所を見ると、相当感動する物語だったのだろうと思います。そんなことで、凛々しくもか弱い婦警姿のジェニファー・ロペスに、5点献上。 5点(2002-09-29 17:13:30) |
23. エネミー・ライン
戦場の「ダイ・ハード」と言うよりも、戦場の「逃亡者」。これは「戦場の」というのがミソで、その辺を逃げ回るのとは訳が違う。SAM、ライフル、重機関銃、戦車、地雷、etc.から逃げ回る様は迫力満点。また、それらを描く映像・音響全てに一工夫が施してあって、もう画面に釘付け(中でも射出装置の描写には驚いた。この監督はマクロからミクロまで隙なく作れるらしい…)。ところで、こんなアクション娯楽映画に「アメリカ万歳云々」と言うのは誠に的外れ。「宣戦布告」の映画化に際して北朝鮮を、訳の分からない国名に変更してしまうような国家方針も定まらない何処ぞの国よりは、(面白い映画も量産してるし)よっぽどマシです! そんな訳で、新タイプのアクション娯楽映画に、7点献上。 7点(2002-09-15 17:00:11) |
24. Emma/エマ(1996)
低俗で、浅はかで、無知で、高慢で、独善的。おまけに大して美人でもないのに容姿にも絶対の自信を持っている、典型的な上流階級の馬鹿娘。こんな嫌らしいヒロインに魅力を感じる人などいるのだろうか? グウィネス・パルトロウの役って、こんなんばかりじゃないか? それとも、ただ単に私がグウィネス嫌いだから、どの役もそう見えてしまうだけなの? それにナイトリー氏が求婚する時、「君は変わった」って言ってたけど、どこが変わったんだ? 私には最後の最後まで、嫌らしい馬鹿女にしか見えなかったぞ。そんな訳で、2点献上。 2点(2002-09-05 20:06:19)(笑:1票) |
25. エクスプロラーズ
これまた日本未公開、男子限定の隠れた名作。裏庭のゴミ箱から子供達が宇宙船を作る、そして冒険が始まる…。がらくたを集めては秘密基地を作ったり、河原で爆竹遊びをしていたような子供時代を過ごした方には、みぞおちの中心に突き刺さってくるような映画だと思う。つまり今時のガキには解らない映画。宇宙人の造形には難ありだけど、この内容には流石にグッとくる。ジョー・ダンテには、もっと大人向けとして作って欲しかった。このレヴューを書いていて思ったけど、「ジュブナイル」はこの雰囲気を狙ったのかな、外したけど…、6点献上。 6点(2002-08-10 19:35:37) |
26. SFソードキル
観ました観ました、もちろんビデオでです。これって公開されたんでしょうか? ところで藤岡弘の台詞って、「ここはどこじゃーっ!」しか無いんじゃなかったでしたっけ(笑)。ただひたすら「ここはどこじゃーっ!」を繰り返しながら、その辺にいる通行人を斬りまくってたような気が…。アイスマンと言うよりは、狂った侍マニアのように見えました。ま、80年代ビデオ・バブルと呼ばれるC~Z級映画を大量にリリースするというムーヴメントが無ければ、この映画を観る機会もなかったということで…。きっとTSUTAYAには置いてないと思いますが、3点献上。 3点(2002-08-10 19:34:34) |
27. エボリューション
聞いてはいたけど、丸っきり「ゴーストバスターズ」と一緒。賑やかな画面とSFXで飽きはしませんが、いくら面白くてもこれじゃ楽しめない。しかしジュリアン・ムーアは益々艶っぽさに磨きが掛かってきましたね。何で未だにこんな映画に出演されているのでしょうか? 取りあえず「ゴーストバスターズ」未見の方のみにお薦めの、5点献上。 5点(2002-06-28 19:51:40) |
28. エントラップメント
私の第一印象は「ルパン三世」、ゼタ=ジョーンズは丸っきり峰不二子の役回り。確かに美女だとは思いますけど「世界で一番整った顔」とゆーよりは「不自然な顔」とゆー方が近くないですか?(特にあの眉!) 映画的にはリアリティや細かい設定が皆無だから、痛快な泥棒物語が馬鹿話にしか見えない所が情けない。ということで、4点献上。 4点(2002-03-12 21:14:27) |
29. A.I.
【ドラえもん】さんに叱られそうですが、実際の所、草葉の陰でどのように観ていたのか大変気になります(あの世からレヴューして欲しい)。個人的にはキューブリックのキの字も感じられない、スピルバーグ・テイストの決定版!という印象を受けました。そして、一見純粋に見えるデイヴィッドにじーんとしつつも、やはりこの醜悪で歪な愛の形にどうしても拒否反応を起こしてしまう、そう、例えて言えば獣姦の様な感じでしょうか。しかもラストは更にその歪さが増していく(それが狙い?)。感動と拒否反応相半ばにて電気羊の夢を見つつ、5点献上。 5点(2002-03-07 22:13:25)(良:1票) |
30. エンド・オブ・デイズ
アクション大作映画としては及第点じゃないですか? オープニングにニューヨークのド真ん中で繰り広げられるアクションにはワクワクしたけどなぁ、お約束の重火器フル装着シーンもちゃんとあったし。皆さんシュワちゃん映画に何を期待しているんでしょうか? まさか感動して涙を流したい訳じゃないでしょう。そりゃストーリーとか思い出せば腹も立つでしょうけど、かつてシュワちゃん映画にまともなストーリーなんてありましたか? 場面場面を条件反射的に楽しむのがシュワちゃん映画ですよ。私的に難点を言わせてもらえればロビン・タニーその人(一瞬ヌードを見せたのにはびっくりした!)、私だったら容赦なく殺してます。そんなこんなで5点献上。 5点(2001-11-20 22:16:22) |
31. エクソシスト2
このころ一時期流行した「センサラウンド方式」に言及されている方がいないとこを見ると、これをロードショーでご覧になった方はいらっしゃらないご様子。例のイナゴのシーン、そこだけ劇場の音響がズボンの裾がはためく程の、スーパー・ウーファー数十台の轟音に変わります。イナゴがいなくなった後、暫く耳が聞こえなかった記憶があります。アフリカ民族音楽のようなテーマ曲と共に心に刻まれました。何故か哲学的な内容を好むジョン・ブアマンに5点献上。 5点(2001-10-05 00:32:01) |
32. エディ・マーフィの ホワイトハウス狂騒曲
それなりに痛快感はありますよ。金儲けの為に議員になった詐欺師が改心しちゃうのはいただけないけど、その理由が、周りの議員は詐欺師の自分よりも悪いヤツばっかりだったから、っていうところは風刺が効いています(ま、女も絡むんですけど…)。そこそこ楽しめたので6点献上。 6点(2001-10-03 16:37:37) |
33. エイリアン4
いよいよ地球に戻ってしまうんですけど、「5」はあるんですかね。作り方的には「3」の失敗を踏まえ「1」「2」を踏襲していて好感が持てますが、ここまでくると、もうどうでもいい感じ。クソ生意気で陰気ないつものウィノナに5点献上。 5点(2001-10-02 13:00:00) |
34. エイリアン3
閉ざされた空間の中でエイリアンに襲われていく人間というシチュエーションは、原則的に1に戻ってはいましたが、空間が広すぎるのとエイリアンの「繁殖」が(最初っからリプリーに産み付けられているせいで)余り意味を成していないので、映画としては散漫な印象。映画のストーリーそのものより、その背景に力を入れ過ぎって感じ。フィンチャーがしばらく立ち直れなかったのも分かります。ま、並の映画ってことで5点献上。 5点(2001-10-02 12:55:00) |
35. エアポート’80
飛行機をジャンボからコンコルドにしたからって映画もグレードアップするとは限りません(コンコルドだから機長もアラン・ドロン、解りやす~)。内容ははちゃめちゃ、なんと行きも帰りも災難に見舞われてしまう呪われた飛行機の話です。一流パニック映画から超B級映画に衣替えしてしまったので3点献上。 3点(2001-08-27 21:30:51) |
36. エアポート’77/バミューダからの脱出
↓そうなんですよ。当時のオールスターって過去の大名優を集めるパターンでしたよね。本当に現役第一線のスターを10人近く集めたら、それだけでとんでもないお金がかかりそう。映画自体は、航空パニックと言うより海洋パニックに近い作りです(バミューダ沖に不時着し、水没したジャンボ機を助けるって内容です)。初見時は、これまでのエアポート・シリーズより印象薄かったので6点献上。 6点(2001-08-21 12:43:21) |
37. L.A.コンフィデンシャル
犯罪映画好きじゃないけど、これは痛快感もあって嫌いじゃない。オープニングのダニー・デビートの怪しげなナレーションから、50年代ロサンゼルスの暗部に直行。でも劇中、ガイ・ピアースは何でキム・ベイシンガーとやっちゃったのか、そこだけ分からん。ので7点献上。 7点(2001-08-08 13:24:03) |
38. エアポート’75
その後、スチュワーデスが操縦桿を握るってシチュエーションが多々出てきますが、この映画のカレン・ブラックに勝っている人はいません(顔で勝っている人はいます)。やっぱりこれ観ちゃうと以後の同種の映画の見方が変わっちゃうな。初めて観た時の緊張感が忘れられないので、7点献上。 7点(2001-08-08 13:01:22) |
39. エアフォース・ワン
「ただ今から当機のコードネームはエア・フォース1!」での大団円はすっきりしました。しかし、大統領を無理に主役にしなくても良かったんじゃないかなぁ、シークレット・サービスの誰かの方が映画的にはいいと思うんですけど。でもアクション娯楽大作としては手堅い作りなので、6点献上。 6点(2001-08-08 12:56:56) |
40. エイリアン2
SFホラーから一転、戦争アクションに持ってきたジェームズ・キャメロンには頭が下がります。エイリアン・シリーズって続編でありながらそれぞれが独立した作品って感じがいいです。全編キャメロン節が唸りっぱなしの展開には手に汗握りました。思わず8点献上。 8点(2001-07-30 10:17:56) |