21. フィフティ・シェイズ・フリード
前2作は見ていません。よって本作のみの評価ですが、びっくりするほど面白くなかった。何なのこれ?死ぬの?そういうレベル。 拘束器具系のエロ目当てでしたが大してエロくもなく、サスペンスのほうもかなりチープ。結構バカにしてきたトワイライトシリーズのほうが大分マシに思えるレベル。ハッキリ言ってこれがTVドラマシリーズだったとしても、これはないといえるほど程度が低い作品。アナ演じるダコタ・ジョンソンも皆さんがおっしゃるほど美しいとは思えず、特に加点にはつながりませんでした。(前二作は見る予定なし) [インターネット(字幕)] 2点(2019-09-19 15:58:38) |
22. ブラックホーク・ダウン
中盤くらいまでやたら臨場感があって面白いのですが、一度基地に帰った後(太もも撃たれて亡くなっちゃうあたり)から一気にダレてきます。長すぎたせいもありますが後半やたら哲学的になってきて観客にはセリフが言い訳がましく、終いには鬱陶しくなってくる始末です。 隊員の髪型や顔つきが似た人ばかりで、誰が脱落したのかもよくわからない状況で足早に話が進んでいくのも集中力が途切れる原因になっていると思われます。現場の混乱が上手く描かれているという見方もできますが、もっとブラックホーク墜落に焦点を絞るなり、追うのを一部隊のみに限定するなりしたら、もう少し分かり易くなったような気もします。 まあ前半部分だけでも見る価値大だとは思いますし、アフリカ系民兵の怖さを体験するという意味でも非常に意義のある映画だったと思います。出撃時のブードゥーチャイルがジミヘン版じゃなくてSRV版だったところはいかにも現代風(ベトナムより後)といった雰囲気で監督のセンスが光っていました。 PS、エンドロールのソマリア1000人、米兵19名うんぬんというナレーション必要でしたか?19と1000という数字を出しちゃうあたり、やっぱりアメリカのあざとさを感じてしまいました。この映画の流れであの数字を出しちゃうと、なんだか1000人が軽く見えます。民兵にだって1000通りのドラマがありますよね。 [DVD(字幕)] 6点(2019-09-10 11:33:26) |
23. フィフス・ウェイブ
発想は悪くないのですが、、いかんせんクロエの鼻の穴ばかり気になってダメでした。あと、中盤以降ボーイスカウト物になっちゃうのもホントいただけませんね。これ子供抜きでやれませんでしたか?大人だけじゃダメだったんですか? 再度書きますが発想が良いだけに本当に残念な映画でした。クロエってホント出演作選ぶセンスが悪い。もう少し自分の価値観やセンスを磨いたほうがイイと思うなぁ。いい女優さんなだけに残念。。ガンバです。 [インターネット(字幕)] 3点(2019-08-20 11:29:59) |
24. ブラッド・ダイヤモンド
《ネタバレ》 社会派で重たい映画だろうとパスしていましたが激しく後悔。アクション&社会派のバランスがとても素晴らしい極上のエンタメ作品に仕上がっていました。プリオ氏&ジェニファー&シャイモンの演技も最上のものですが、彼ら=本人さんにしか見えない点がちょっと残念。仕方がないことですが有名すぎるのも考えものですかねぇ。 上映時間は長めですが全体的にストーリーのまとまりが良くて時間を感じさせない仕上がりです。過不足なく、これ以上は削れないだろうなという絶妙の編集です。特に子供の洗脳シーンやジャイモン・フンスー (ソロモン)を証言台に立たすシーンも丁寧に描いてあるのは素晴らしいと感じました(ココ大切) ディカプリオとジェニファーとの淡い恋愛も取ってつけた的な意見はありますが、適度な比重でバランス的にはとても良かったと思います。大人の世界では出会って右から左へ流れて行く際に、こういう感じの恋愛感情はよくあることです。結果的に結ばれることなく死んじゃうのは残念ですが、変にハッピーエンドよりはリアル志向で良かったと思います。(ラストのプリオ氏もカッコいいし) 総じて素晴らしい作品なので色んな人に広くお勧めできる映画だと思います! [ブルーレイ(字幕)] 9点(2019-06-17 20:14:41)(良:1票) |
25. プレデター
名作といわれますが何度見ても微妙な評価です。まずアラン・シルベストリの音楽がクドイです。BTTFでは奇跡の音楽を奏でましたが、今作は森林の中でただただ騒がしいだけに感じました。そして役者のほとんどが大根である。昔はよく「スタローン派」か「シュワ派」かなどの議論があったものですが、やはり私は今も昔も断然スタローン派です。ファンの方には申し訳ないのですが、シュワさんは何だかバカっぽく見えてしまうんですよね・・(実際は知事までお勤めになって、全く違うのは理解していますが) そもそもこの監督さんと私はあまり相性がよくないです。ダイハード1もそうですが、なんだか途中で退屈になって見るのが嫌になってきちゃうんですよね・・(笑) プレデターはネタとしては最高のものです。それこそキャメロン監督がメガホンをとっていたらもっと素晴らしい映画になったと思います。後世続編がたくさんできたことを踏まえてこの点数です。 ちなみにヒロイン?さんはアジア系かと思ったらまさかのメキシコ系でした。いやまあ、それだけですが。 [インターネット(字幕)] 5点(2018-11-14 16:14:35) |
26. 武器人間
《ネタバレ》 この手の映画には全く興味がありませんでしたがアマゾン100円プレイ。これが予想外に良くまとまっていて、決してB級映画なんかじゃありませんでした。超絶にグロいんですがこの雰囲気はなかなかGoodです! 特に前半60分の出来が素晴らしく、ナチスの得体のしれない感がよく出ています。初出のヤレた武器人間もとてもいい味(リアルな気味悪さ)が出ていて、そのまま隊長が餌食になるのはかなり怖いです。途中まさかの美女投入からのモスキート野郎や扇風機おじさんとの死闘、仲間内のトラブルなどバランスよく配置しつつ、奥底にある冷蔵庫(ドライアイスの場面)もなかなか素晴らしいグロさです。 マニアに人気の博士パート(後半)ですが、マニアじゃない私からみても上手いバランス配分で申し分ない流れだったと思います。仲間同士の確執もきちんと伏線回収できていますし、博士の主張もギリギリのライン(まあ完全に超えてるが)でよく考えられたものだったと思います。 手振れカメラがリアルな反面、もう少し手振れを抑えた上で、このリアルな感じが出ていればもっと見やすくて良かったです。他人には絶対お勧めできませんが密かに「結構良作だったよなぁ」と一人悦に入る映画です。 [インターネット(字幕)] 7点(2018-09-01 11:38:45)(良:1票) |
27. 50/50 フィフティ・フィフティ(2011)
《ネタバレ》 なんだろ、ちっとも特別な描写など無かったのにとても良い映画だったと感じました。 出演者がそれぞれの方法で病気に向き合いますが、それぞれの方法がとても控えめで押し付けがましくなくて良かったです。大病を患ったことがなくても、、大病かも?と不安で検査などをしたことがある人でしたらそれなりに、それぞれの立場で共感が得られると思います。そして気遣いとは裏腹に、本人(=家族)以外の人にとっては所詮は他人事という描写も見逃せませんでした。これのおかげでよりリアリティがあったように思います。 結末の付け方が多少ご都合主義でしたが、バッドエンドにしなかったおかげでホッコリした心地よい気分で観終わることができたと思います。女性目線で厳しい評価の方もいますが、これに関してはたまたま男が主人公だっただけなので、立場を入れ替えて脳内補完してほしいところ。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-07-23 11:16:55) |
28. プリズナーズ
《ネタバレ》 巷の高評価につられて鑑賞しました。評判通りサスペンスとしても社会派ドラマとしてもまあ納得の出来でした。しかし満場一致という感じではありませんでした。まずミスリードが多すぎて疲れたし、雑な部分も少なくありません。(そもそもかなり暗い) アレックスが容疑者だった48時間の間に行った叔母宅の家宅捜索がどんだけずさんなんだと。。で、アレックスが行方不明になってからも本格的に家宅捜索しなかったのか? あと、ケラーが意を決してラストの対決に行ったわりに婆さんにあっさり捕まるのは解せぬ。あまりにもご都合主義だと感じました、普通乗り込む時は手元に銃を忍ばせて行きますぜ旦那。。(あ、あと、お友達の子供が証言する「おじさんも居た!」も、全く要らないでしょう) 辛口で文句ばっかでしたが映画のトーンが素晴らしかったこととロキ刑事の雰囲気が良かったので一応はこの点数をつけておきます。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2018-07-23 10:44:38) |
29. フライト・ゲーム
《ネタバレ》 TVで見ましたが結構楽しめました。何がイイってオープニングからどこをどう切り取っても全てが怪しいのが最高に素晴らしい。主人公の行動すらいちいち怪しく見えるのはGoodです。(まあ”フライト”と名が付く映画ってみんな最初は良くて後々グダグダになるのが定番の流れなんですけど・・) 案の定、最初の30分は怪しさ全開でとても楽しめますが、一時間くらいから超絶にグダグダになっていきます。主人公さん、アンタの行動だとYouTubeにアップされても仕方ないですやん。でもそのおかげで・・ 犯人が判明してからはマジで寒い展開ですが、一応ハッピーエンドなのでまあ良かったです。シチュエーション物が好きな方、リーアム、ジュリアン、ミッシェル・ドッカリーのファンでしたら見て損はないかもです。予想外に楽しめたので+1点献上です。 [地上波(吹替)] 6点(2018-03-19 17:24:34) |
30. ブラック・スワン
同監督の「レスラー」の完成度に感激して、いつかブラックスワンも。。 で、やっと見ましたが正直疲れました。暗い&怖い&ナタリーとかバレエとかあまり好きじゃない私が見るんですから、、もともと無理は承知でしたがやはり辛かったです。 絶賛している方も多いですが、こんなにも苦労してまで何かを極めたいと思わない私は感情移入ゼロです。裏を返せば、、芸術やスポーツを本格的に習ってらっしゃる方でしたらかなり熱中できる映画だとは感じました。(余談ですが、お母さんに傷が見つかり”パッと”服をはぎ取られて、パンティの後ろ姿に思わず引き込まれたのは私だけか?) [インターネット(字幕)] 4点(2017-04-06 00:43:28) |
31. プロメテウス
《ネタバレ》 鑑賞後開口一番「リドリー・スコットさん、あんたどうしちゃったんだい?」 随所でエイリアンに直結している部分は素晴らしかったのですが、全体的に唐突でイミフなシーンが多かったです。最初、白い人がなんか飲んで苦しむのもまるでイミフだし、乗組員にウイルスを飲ませたアンドロイドの行動もイミフ、乗組員達も途中で別行動になったり安易にヘルメットを脱いだり、挙句には未確認生物相手に「ほらほら~ 猫ちゃんおいでぇ・・」には絶句しました。 文句を書けばキリが無いほど沢山でますが、最も嫌な点は、、映画内で「エイリアン1」よりもずっと進んだ技術を使っていたのは絶対に許せなかったです。(自分が生んだ名作エイリアン1なんですから、もっとリスペクトして欲しかった) やはり私の中ではエイリアンは1-4までで完結し、この作品は無かったことに決めました。。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2017-02-17 17:44:57) |
32. ブラック・スキャンダル
皆さんおっしゃるようにジョニデの演技は必見です。浪平ヘアーとハリセンボン箕輪はるかと同じ歯なのに、、おぞましいほどの恐怖感が伝わってきます。まさに役者冥利に尽きます。 実話が元になっているのでストーリー自体は結構地味です。コノリーが主役のはずなのにバルジャーの怖さばかりが際立っていて、ストーリーがいつ破綻するかといったヒヤヒヤ感は感じません。むしろ、バルジャーの静かで淡々とした恐怖ばかりが目立って悪寒がしてくるほどです。 大したメッセージ性もないのでサスペンス物、ジョニデファン、新しいもの好きな方以外にはあまり収穫がない映画かもしれません。あと一ひねりの起伏を作ってフィクションとしたほうが映画としては華やかになったかもしれませんね。この部分が少し惜しいような気もします。しかし、バルジャーの母親の一件や息子の一件、弟とのやり取りなど雰囲気としては非常に素晴らしいものがありました。 もう少しやりようがあったと思われるだけに、、惜しい映画です。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2017-01-16 11:38:06) |
33. プラダを着た悪魔
アグリーベティとどちらが先なんでしょうかね。両方ともKTの音楽も使われていて、内容的には酷似しています。アグリーのほうが連ドラなのでより深く掘り下げられていますね。 さて本作ですが、メリルストリープの魅力が凄い。リアルに上司として終わっているとは感じますが、ファッション誌のカリスマ編集長という特殊な地位になると魅力的です。周りの出演者も結構魅力的な人が多くて面白いのですが、肝心の主人公(アン・ハサウェイ)の魅力が無さ過ぎて映画として半分駄作になっています。 裏を返せばメリル・ストリープでもった映画だと思います。 [DVD(字幕)] 4点(2015-09-30 17:47:16) |
34. フルメタル・ジャケット
前半は一心不乱に見入ってしまう魔力がありますが、後半は普通の戦争映画になってしまいます。同時期に公開されたプラトーンが素晴らしすぎるのか、、それともフルメタルジャケットが難解すぎるのか。。この映画が何を訴えたかったのかがちっともわかりませんでした。前半素晴らしくて後半はあまりぱっとしないので、、間を取って5点です。 [インターネット(字幕)] 5点(2015-09-29 23:55:06) |
35. フューリー(2014)
《ネタバレ》 戦争映画としては十分な仕上がりだと思いますが、改めてプライベートライアンの素晴らしさを再確認させられます。 敵味方の弾の色が違うという発想はある意味凄いです。そしてラストの十字路の決戦は完全に意味不明です。壊れた戦車と共に十字路で300人のドイツ兵を相手するのは無謀としか言いようがないし、極めつけは脱出した後の主人公を見逃すドイツ兵なんてシーンは不必要すぎて驚きすらありました。「俺の言うとおりに行動したら生き残れる」確かに主人公に関しては事実となりましたが、信じてついてきた古参の部下たちがカワイソウでした。 文句たらたら書きましたが総合的に考えると結構観られる映画です。コレ系が好きな方にはとりあえずお勧めできると思います! [映画館(字幕)] 5点(2015-08-19 16:55:26) |
36. ブレードランナー/ファイナル・カット
《ネタバレ》 いままで触手が伸びませんでしたがついに鑑賞。私も自由な解釈で自由にレビューしたいと思います。 まず映像美と世界観はまあまあでした、やはり今更32年前の映像を観ても感動は薄いです。街中で銃を撃ってもパニックにならないなど演出面も粗が目立ちますが、情緒的・官能的な余韻を残すという意味ではTOPレベルの映画ではあります。コアなファンがいるのも納得です。 ストーリーも判りやすく、レプリ達の心の動きも素晴らしいものです。人間以上に人間らしいロボット。ここに焦点を絞ったのは大正解だったと思います。前半でレイチェルが涙を流すシーン、ラストでのロイの台詞などホントに素晴らしかったです。 以下、減点理由を書いておきます。まず4年の寿命にしてしまったことは大きなマイナスです。すぐ死ぬんですから追う必要性が無くなってしまいます。(しかし不死にすると生への執着という意味で矛盾が生じてしまいますので、どちらがイイのかは安易に言えそうにないが) あと、これほど精巧なレプリが作れる未来なのにこの町の状態、そして住民が把握できない管理体制はかなりの矛盾ですね。これらの点は映画以前の問題ですので、ぜひ最新技術でリドリー監督にリメイク版を作って頂きたいものです。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-08-18 18:31:31) |
37. 復讐捜査線
《ネタバレ》 最近は世間一般の評価と自分の評価に多少のズレを感じることが増えました。。この映画も低評価ゆえ見送っていましたが、最近観た中では高評価できる映画でした。 ネタバレしますので詳しくは書けませんが、扱っている話題にも無理がなくリアリティのある内容になっています。映画では大げさに描かれていますが、現実の社会でも大なり小なり有り得る話だろうなという怖さを感じます。アクションの描き方も安心のメル・ギブソン印といった安定感。ほどほどのアクション描写に留めているので映画がより深いものになったような気がします。(監督は007も撮影しているんですね) レイ・ウィンストンが助演と思いきや、ラストでかなりおいしい部分を総取りしますのでその点も渋い演出だったと思います。なぜ彼がラストでああいった行動に出たのか意味が判らないといったレビューもありましたが、彼も不治の病でメルギブに肩入れしたくなっただけですきっと。 全体的に少し暗めの映画ですが、落ち着いた映画ともいえます。独身者でも十分に感情移入できますが、、年頃の娘を持つお父さんだったらさらに感情移入100倍と思います。ここにアクセスしてくるような映画ファンにはお勧めできる映画です! (ただ、メルが拉致され手錠をハズして脱出するくだりは、ご都合主義丸出しで無駄です。そもそもなくても問題ないシーンですアレ) [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-05-07 18:15:01)(良:1票) |