181. パリの恋人
目や耳でで楽しむ娯楽映画。「Take a picture!!」と言いながら階段を下りてくるオードリーの美しさよ。楽しい歌、踊り、優雅なジバンシィファッションで大満足。難を言えば、垢抜けないという設定のはずの登場シーンで、オードリーがもう充分チャーミングだったところでしょうか。 7点(2004-01-25 18:24:16) |
182. シリアル・ママ
《ネタバレ》 殺人シーンいっぱいですが、これは笑っちゃう映画。理不尽なことは許さないキャスリン・ターナーママ。まあ、ある種自己中に見えないこともありませんが、許すもんかこのヤローてな具合にわき目も振らず(?)殺人を犯す姿が、いちいちコミカルで目が離せません。最後は人の靴の色まで注文付けてましたね。おっかねー。 「事実を曲げないでちょうだいっっ!!」ってJ・ウォーターズ狙われちゃったらどうする? 7点(2004-01-22 18:40:41)(笑:1票) |
183. 未来は今
先日「素晴らしき哉、人生」を見た後、あっと思い出したこの映画。「素晴らしき~」がモチーフになっていたんですね。コーエン兄弟製作の普通のメルヘンで、返って異色作に見えます。T・ロビンスは一本ネジの抜けた兄ちゃん役で、あんなに図体デカいのに可愛いし、J・ジェイソン・リーは歌ったり踊ったりでなかなか楽しませてくれます。P・ニューマンの悪役は思ったより似合っていて、おまけにブシェミ登場、なんだかお子様ランチのようなお得加減。遊び心いっぱいの映像、そして最後にちゃんとほろりと来る場面も用意されています。原題とまったく違う「未来は今」このタイトルが重要なんです。元気出ますよ。 7点(2004-01-21 02:12:19) |
184. 妹の恋人
ジョニーデップが好きな人は見逃してはいけない映画ですね。キートン大好き少年を愉快に演じています。私が好きなのはマッシュポテトのところです。ジャジャジャジャン、バチ~ン♪ 7点(2004-01-18 21:08:15) |
185. ラスト・オブ・モヒカン
映画の内容としては・・・・。歴史モノなんだか恋愛モノなんだかアクションなんだか、軸がぶれちゃってて・・・。見所シーンはたくさんあるんだけどなあ。がしかし、7点をつけた。インディアンたちカッコよすぎなのです。ダニエル・デイはともかく、私はウンカス君に釘付けになってしまった。アメリカのサイトまで見つけて喜ぶほどの狂い様。いい男の逞しい姿が見たいならこれオススメです。流血シーン多いけど。でも一応史実に基づいてるらしいし、あ、ほらぶれてるよ・・・。 7点(2003-12-27 20:00:29)(笑:1票) |
186. 三人の女
尖った針がいっぱい出ていてチクチク刺さり引っかかり、どう扱ったらいいのかよく解からず。その真髄には特別なものが潜んでいそうな気もするけれど、好みが分かれる。タイトルは三人だけど、実質二人の、個性的という言葉を遥かに越えた怪しい女の話。何とも言えない方向に話は進み、予期せぬ終末はドロッとした感触を残す。砂漠やアーティスティックな絵や、70年代の不安定さがよく出ていると言えばそれまでだけど、訳が解からなくて私には消化できない。途中ホームパーティをするために食材を並べていろいろ準備するシーンがあるけれど、食べ物が全く美味しそうに感じられない。そういえば女二人はガリガリだし、そこからして人間の活気を削った話だったと思う。 [DVD(字幕)] 6点(2015-05-04 20:47:55) |
187. ローズマリーの赤ちゃん
《ネタバレ》 お洒落街NYで大竹しのぶが独壇場、という感じで、おどろおどろしい肌触りはほぼ皆無。周りがおかしいの?それともローズマリーが?という神経合戦でかなり引っ張ったのに、ラストのニューヨークスタイルな悪魔教集会で拍子抜け。子育て手伝えよって、あまりにも軽く言ってのけたのでアホらしくなった。 [DVD(字幕)] 6点(2012-10-14 21:05:16) |
188. センター・オブ・ジ・アース(ブレンダン・フレイザー主演)
《ネタバレ》 案外面白かったなぁ、と。子どもとあはははははははと笑ったり驚いたりするには最適な、すかっと爽やかな探検モノ。「ベルニアン」って、本当に存在する(した?)のかしら?みんなで車座になってヴェルヌ研究とかやっていたら、それもまた夢がある話だな。 [DVD(吹替)] 6点(2012-02-14 22:27:49) |
189. ザ・ファイター
《ネタバレ》 いろいろ振り払って這い上がる、それもタイトルの「ファイター」に引っかけてあるのだろう。でも時には家族だって切らなきゃいけない、家族だって金で目の色は変わる。特にこの映画の面々はそんな感じの典型だったから、兄貴の改心はともかく、急に母親が口を結んでいきなり上手い具合に収束するラストはええ?とちょっと不満。サクセスストーリーだから無理にそうまとめたような感覚が残った。でもブーイングの中ミッキー陣営が入場しながらぼそぼそつぶやくホワイト・スネイクは素晴らしいマッチング。実際にあの曲使ったのかな。 役者は、マーク・ウォールバーグに一票。普通過ぎてなのかノミネートは無かったけれど、普通にこなしたそこが良かった。 [DVD(字幕)] 6点(2011-11-08 18:02:31) |
190. レオニー
《ネタバレ》 画はとっても綺麗だけれど、旅の絵はがきのようにただ豪勢で工夫は感じない。大好きなエミリー・モーティマーも実力発揮で素晴らしいんだけど、私が彼女の魅力と思っている部分は不足気味。肝心の物語も、レオニーの半生を丁寧に追ってはいたんだろうけれど、なにかパンチが足らない。これもそれもあれもそう悪くないのに、見終わってみて「はて、なんだったんだろう?」という思いが残った。あの時代にアメリカ人女性が日本で暮らすのは、並大抵ではない苦労があったろうに、この映画では優しい日本人だらけ。その中で「あんた変わってんだよ!」と真正面から言い放った女中のハル役、山野海さんがいい味を出していた。 [DVD(字幕)] 6点(2011-10-02 01:23:46) |
191. わたしを離さないで
《ネタバレ》 原作読了しています。読んでいる最中は物語の中に引きずり込まれるようでした。映画については、原作が金城鉄壁でどう頑張っても越えられない、と言ってしまえば簡単だけれど、やはり観ている私たちを別世界に連れて行くパワーが足らなかったと思います。複雑な話で、物語の中にあるもう一枚の扉を開けて入っていかないとなかなか見えてこないものが多いのですが、映画ではだいたいを端折っているのであっさりと時間ばかりが過ぎていくようでした。画の色は優しく、こちらに忍び寄ってくるような美しい緑とアイボリーの空は原作のイメージそのままでした。彼らにいつも纏わり付く恐怖を表す涙も、なんの前触れもなくあふれ出す様に切なさを感じました。A・ガーフィールドは今後も注目していくべき俳優だと確信しましたが、キーラ・ナイトレーも良い女優に育ってきたと思います。 [映画館(字幕)] 6点(2011-06-06 21:42:56)(良:1票) |
192. レスラー
70年代主演は健さん…という感じのベタな映画だけど、良くできている。枯れた日常や哀愁たっぷりの間をこれでもかと言わんばかりに叩きつけてくる。リングを選んだのではなく、リングしかなかった彼の痛々しい姿など、魅せ方が非常に上手だと思った。監督は色々とよく解っている、計算のできる人なんだろう。しかしそこが鼻について、どうも手放しで好きと言えない。 [DVD(字幕)] 6点(2010-05-23 01:33:23) |
193. 幻影師アイゼンハイム
《ネタバレ》 秋色に霞むヨーロッパの景色が綺麗でしたね。元々手品は大好きなのでイリュージョンは充分楽しめましたが、ストーリー進行は「イリュージョン映画ですが何か?!」ってな感じで雑なところが見え隠れ。あんなにうまく行くのかしら…。身分違いの恋愛とかペンダントとかメロドラマの趣が強くて、女性監督かと思い込んでいました。案外男性の方がロマンティストなのかも。 [映画館(字幕)] 6点(2008-08-09 21:22:23) |
194. JUNO/ジュノ
スイマセン、期待が大き過ぎたのか、そんなに面白くなかった。内容のどこかにカチンと来たとかでなく、「良かったんじゃない?」以上の感情が出てこなかった。大人になりきれない人と本物の子ども達の、サラッとその実大変な出来事。でも、なんだかありふれた話でそう目を見開くようなシーンもなかった。「素直に自分らしく」なんてよくあるテーマだし、親が子どもを想い親身にサポートするのは当然といえば当然なわけだ。エレン・ペイジ始め脇まで役者さんはみんなよかった。ジェニファ・ガーナーなんて見直したくらいだ。私が擦れてるか、字幕が悪いのか、アメリカがこんな暖かい話に飢えているのか。 [映画館(字幕)] 6点(2008-06-16 20:36:10)(良:1票) |
195. リトル・チルドレン
《ネタバレ》 大人になるきっかけを欲しがる人たちのドラマ。未熟者たちの日常をナレーションまで付けて見せてくれた。よくある身近なテーマだと思う。だけど、サラとブラッドの物語は本当にどうでもいい話だった。その気持ちは解らないでもないけど、ま、今後も人生それなりにやっていっとくれ、と。この半分コメディーみたいな慰め合いに絡んできたロニーとラリーの物語は、ずっと重たくて複雑な気持ちで見つめていた。二人は違う一歩を踏み出せるだろうか。 [DVD(字幕)] 6点(2008-05-18 01:29:30) |
196. グッドナイト&グッドラック
派手な映画への出演が多いからか、ジョージ・クルーニー、必要以上に渋い映画を作って知的アピールに出ている。時折ちょっとだけ流れるジャズ以外は音楽も無く、報道に自らを掛ける男達が喋ること喋ること。実際の事件を下敷きに、ジャーナリズムかプロパガンダかのせめぎ合いは見応えがあった。けれど、挿入された事件当時の映像が一番盛り上がって目を惹くというのは、映画としてどうなんだろう。話の流れも王道で、次に何があるか解ってしまう。渋くて大人だけど実はプロトタイプ。クルーニーそのものか。 [DVD(字幕)] 6点(2008-04-27 22:11:39) |
197. トゥモロー・ワールド
どこが近未来SF?めくるめく地獄絵図は過去であり現在でもあり得る風景。死体や血や泥でグダグダに濁った混沌の海に、一滴落ちる赤ん坊の泣き声。その高貴さを訴えたかったのかもしれないけれど、悲しいかな現実の世界では赤ん坊も簡単に消されてしまっている。チェイスシーンや市街戦はリアルで夢に見そうな恐ろしさだったけれど、赤ん坊の生(聖)はそれほど効果的に使われていなかったと思う。ひとときのくつろぎをくれたマイケル・ケインの姿のほうが印象深い。しかしまた見返したときに評価が変わってきそうな作品。 [DVD(字幕)] 6点(2007-12-01 01:22:30) |
198. リトル・ミス・サンシャイン
《ネタバレ》 面白かったけれど、そこそこ止まり。結局「負け犬になるか否かは自分次第。人生まんざらでもないぜ!」ってことでしょうか?下り坂の家族の空気が、あれっぽっちの、しかも「旅」という特殊な時間の中でバカ騒ぎさせただけでそんな良い感じになるもんでしょうか。私はこのホノボノムードから逆に説教臭を感じてイヤだった。すきっ歯オリーブちゃんだけはキュートで、ためらいつつチョコアイスを頬張る姿や水着スタイルで出っ張ったお腹をさするところはすこぶる愛おしかった。 [DVD(字幕)] 6点(2007-09-11 00:55:12)(良:1票) |
199. トランスフォーマー
《ネタバレ》 今夏一番「祭」の匂いがするこの映画に吸い寄せられてしまった。グウゥウィワホーンと不思議な音を立てて変身するロボットがかっちょいい。そんだけ。グワングワングラグラ音と画面に揺さぶられ、観賞後はどっと疲れてしまった。弱っち坊やの成長とロボット合戦だけで充分じゃん、軍とか機密部隊なんか引っ張り出すからヘタクソ加減が倍増しちゃってさ。別の映画で観たことあるような画も満載で、風の噂に聞いた続編が今から心配だ。ま、何かあっても自由の国アメリカ国家が何か知らせてくれるから大丈夫か。誰がマイケル・ベイなんて人担ぎ出したんだろう。点数はロボット描写に。 [映画館(字幕)] 6点(2007-08-08 00:39:29) |
200. ダ・ヴィンチ・コード
《ネタバレ》 私は原作を読んでいるけれど、読まずに観た人にはなんだかよく分からないセリフやシーンがてんこ盛りだったのでは?つまらなくはないけれど、もっと時間が必要な題材だったと思う。役者も安定安心タイプがそつなく演じている感じで、老いて尚怪気炎のイアン・マッケランとそれとは分からぬポール・ベタニー以外は無味乾燥。原作が有名な分だけ損したかな。 [DVD(字幕)] 6点(2007-06-12 20:49:32) |