221. シザーハンズ
手がはさみの人造人間ってな発想がすごいファンタジー。白塗りおちょぼ口のディップの純情さが可愛い。いつも脇役だけど、ダイアン・ウィーストが好き。ここでも人のいいおばさんです。ティム・バートンの頭の中ってどーなってるのかしら?いつも奇想天外で楽しませてくれるから大好き。はさみの手で素晴らしい紙きりをしたり、植木カットをしたりのシーンも楽しい。 8点(2003-03-10 21:44:25) |
222. 愛と追憶の日々
男性に辛口評が多いようですが、これは基本的に母と娘の長年にわたる愛憎確執がテーマの映画なので、女性受けする作品なのかもしれない。マクレーンとデボラ・ウィンガーの反発したり求めたりの演技合戦と、ジャック・ニコルソン(宇宙飛行士!)とマクレーンの恋愛が絡んだりと盛りだくさんの見所あり。やはりマクレーンが引き立ってるし、実際うまいのだからアカデミーも当然。 8点(2003-03-08 11:04:39)(良:1票) |
223. サンセット大通り
冒頭から死体が語りだす、落ち目のハリウッドスターの狂気を描くなど斬新な作りの作品。実際のスワンソン自身すごい派手な生活をしていたらしいが、あの時代の大スターは今とはだんちの扱いだったのでしょう。それが落ち目の大スターの狂う役、実際にもすでに忘れかけられていたスワンソン、実像とダブるようなこんな役によく出たなぁと思う。デミル監督本人が出てたりと興味深いシーンがある。 8点(2003-03-07 15:34:29) |
224. ザッツ・エンタテインメント
続編の2・3を見るついでに再見しました。いやぁ、手っ取り早く楽しい気分に浸りたい、という時にはうってつけの作品です。ラスベガスやディズニーランド以上の夢の世界が繰り広げられます。 豪華な面々、素晴らしい演出、ゴージャスな衣装やセット。モノクロでもその絢爛さが伝わってきますが、もしこれがカラーだったら、、セットや衣装などにかけたお金は、、と想像すると・・・(言葉にならないデス)。 それにしてもMGM25周年のパーティ出席者は判る限りでもすごい面々です。スターがゾロゾロです。 昔の俳優は美形なだけじゃなく、歌って踊れてとにかく「プロ」って感じで圧倒されます。 あまり見たことないこんな人が・・って驚いたりする。 企画する人、作った人、演じた人など昔のハリウッドのパワーのすごさがよーく分かります。 この時代を緑豊かな楽園に例えると昨今のハリウッドがサバンナのように思えてしまう、、(ちょっと大げさ?実は本心デス)。 バズビー・バークレーの演出など今見てもちっとも古くないし斬新なアイデアにびっくりしますが、とにかくスケールの大きさや芸の見事さがすごいです。 好きな人はもちろん、ミュージカルは苦手で未見、という人にもミュージカル入門カタログとしてお勧め♪ 8点(2003-03-07 13:51:13)(良:1票) |
225. サイモン・バーチ
こんな小さな子供が信仰や自分の存在意義について考えるなんて普通では考えられない。障害があるがゆえに考えざるを得なかったのかもしれないけど、人は困難にあってこそ真剣に生きられると思わされる。二人の子供の友情が感動的。 8点(2003-03-07 13:33:31) |
226. サイダーハウス・ルール
美しい水彩画を見るような雰囲気の作品。ジンワリ心に残るがまた時をおいて見ると、違う味わいになるかもしれない。マイケル・ケインは存在感があるすばらしい役柄と演技だった。トビーの純粋さも美しい。 8点(2003-03-06 17:20:35) |
227. サイコ(1960)
この頃の露骨に怖がらせるのを見慣れてる人には物足りないと思われるかもしれないが、当時としてはその斬新さ、どんでん返しの怖さはまさに一級品だっただろう。ひ弱そうなパーキンスが狂った殺人者という意外性もよかった。 8点(2003-03-06 17:10:28) |
228. 真実の行方
多重人格を見分けるのは難しい。こんな演技力でやられたら精神科医も騙されるかもしれない。「刑法39」で堤真一がやったり、テレビドラマ「存在の深き眠り」で大竹しのぶ(これはほんとの多重人格の話)がやったけど、こちらもうまくて感心した。でもノートンの人の良さそうな童顔で悪人格をやっても、ホントにわるそーには見えなかった。興味のある人は、多重人格の本「ビリー・ミリガンと24の棺」など読んでみてね。アメリカでは結構多いらしく各種の本が出てます。 8点(2003-03-05 23:49:07) |
229. 陽のあたる場所
この頃のテイラーの美しいこと!まさに光り輝くよう。貧しい青年が相応の女性と恋をするが、彼の前にあこがれの美しい上流のお嬢さんが「愛してるわ」と現れて、身ごもった恋人に殺意を抱く・・内外によくあるパターンのお話。突然上流階級の社会と接点を持つモンティが、オドオドした演技でその不安な心理をうまく見せる。最後まで彼を愛してる、というテイラーは出来すぎのような気がするが、実際に手を下してはいないものの「やはり僕は罪を償うべきだ」とつぶやくモンティにこの頃のアメリカの良心を見る思いがする。 8点(2003-03-04 23:26:50) |
230. グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
マット・ディモンの演技に泣かされた。この1本でこの後注目俳優にリストアップ。 8点(2003-02-28 23:31:09) |
231. グース
夢があっていい話ですよねー。グースのために大勢の人が一生懸命に協力するって美しいお話。パキンちゃんもグースも可愛いし、最後はハッピーエンドだから後味もいい。 グースの飛んでるのを同じ視線で撮ってるのがすごいし、グースへの愛情が感じられて暖かい気持ちになる。 8点(2003-02-28 00:06:38) |
232. キャバレー(1972)
むかーし見たのに記憶にかなり残っている。印象が強かったのね。ライザ・ミネリのショーの場面とか、白塗り司会者の様子とか。ミネリはこの映画で迫力ある歌とダイナミックな踊りで輝いてた。ショーの場面だけで言えば10点ですが総合するとこのくらいか・・・ 8点(2003-02-23 21:17:44) |
233. 仮面の男(1998/ランドール・ウォレス監督)
痛快でよかったですよ~レオの脇を固めるのが名優ぞろいで重厚さもあるしかっこいい。楽しめる娯楽作品。 8点(2003-02-20 20:49:06) |
234. 大いなる西部
西部開拓時代の荒くれた雰囲気がよくでている。売り出し中のC・ヘストンはじめ俳優もいい。特に谷側の太った父親は好演。雄大な西部の風景をロケで撮っているので、大きなスクリーンで見るともっと迫力があるだろうと思う。インディアンをやっつけつつ西部開拓っていう単純な西部劇にしなかったのがいい。 8点(2003-02-19 22:55:29) |
235. 王様と私(1956)
この王様の描き方では確かにタイでは不評だろうし失礼だろう。実際の王様はもっと洗練された教養人で、今でも尊敬されているそうだから。でも映画としてはデボラ・カーは品格があって美しく絶品。ユル・ブリンナーが子供っぽくやたら人を指差すのには抵抗感があるが、その存在感は決定的なインパクトがある。リメイク版は王様の描き方は改善されてたものの、主演のこの二人のインパクトには及ばない。まぁお話は唐突な王様の死やらイージーなところもあるがそれはおいといて、、。ミュージカルとしてはシャル・ウイ・ダンスは名曲で楽しく、飛ぶように踊る二人は素敵。 劇中劇のアンクル・トムの演出は素晴らしい、と気になるところも凌いでしまう。 8点(2003-02-19 22:41:16)(良:1票) |
236. インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
最初から最後まで飽きずにワクワクしながら楽しめる。テレビで放映があるとつい見てしまうようという魅力的な娯楽作品です。 8点(2003-02-19 18:18:28) |
237. インサイダー
実話の題材がおもしろい。ラッセル・クロウとアル・パチーノの二人の演技が素晴らしい。ハリウッドアクションのピーマン駄作の多い中で硬派のつくりが光る。 8点(2003-02-19 18:10:26) |
238. いつか晴れた日に
イギリスの俳優で演じたのが成功のカギか。ハリウッド俳優ではこういう雰囲気は出せないんじゃないか。エマとかケイトとかみんな品格があるよね。イギリス映画もしくは俳優出演映画は好きです。心情的にも日本人にも共通するような親しさを感じる。 8点(2003-02-07 22:00:15) |
239. ある愛の詩(1970)
青春時代に見た時素直に泣けた。最近見てやっぱり泣けたんで驚いた。白血病で死ぬなんてクサイ設定だと思うんだけど、作りが上手なんでしょうねぇ。オニールは素敵、対するマッグロウは美人と思えないし、健康そうなのがやや違和感あり。音楽が素晴らしくきれいで、この悲恋の涙を絞るのに大きく貢献している。 8点(2003-02-06 16:01:14) |
240. 哀愁
ビビアン・リーはほんとうにため息ものの美しさ。ロバート・ティラーは甘いマスクのハンサムだし。キャンドルライトのシーンは音楽効果(別れのワルツ)もあってとっても切なくロマンティック。すれ違いのメロドラマでクサイ話と思いつつこれだけ役者・背景・お話などがそろうと素直にボロ泣きです。 8点(2003-02-06 14:19:34) |