221. ザ・ワン
《ネタバレ》 SFとジェット・リーという取り合わせ。これをよしとするか否かで評価が変わってくるでしょうな。私は賛成派なのですが。でもまぁ、よくこんな仕事請けたね、ジェット・リーも(笑)。その心意気をまず買ってあげなくちゃ、ファンとしては。警察の駐車場での銃撃戦は、アクション史にちょこっとだけ残ってもいいかもしれない名シーンだと思うけど。パラレルワールドのコスプレした彼にかなーりゲンナリさせられたけど、本人OKなら我慢するか。 [映画館(字幕)] 6点(2003-11-27 21:24:21) |
222. ブラック・ダイヤモンド
ロミオマストダイ→DENGEKI→ブラック・ダイヤモンドで、ヒップホップカンフー三部作なんだそうです。ワタクシ的にいちばん楽しみ&予想通り楽しかったのはエンディングです。アンソニー・アンダーソンとトム・アーノルドのアフォな漫才。これ、DENGEKIでもやっていて、かなーり爆笑させてもらったので、やってくれて大満足でした。それだけ。あ、あとティトとかリデルとかUFCファイターが出てきてビックリしたことくらい?ホテルのエルード落ちは、メタルギアソリッド2(ゲーム)からもってきたもんだからね。どうせCGでやったんでしょ、あれ? 6点(2003-11-27 21:18:32) |
223. ウインドトーカーズ
やってしまいましたね、ウーちゃん。戦争中の戦闘シーンを撮りたかったの?それにしてはショボかったね。ブラックホークダウンの足元にも及んでないよ。人間模様が描きたかったの?それにしては戦闘シーンに重きを置いていたよね。結局どっちつかずで、どうしようもなくなっちゃったね。日米間で戦われた戦争を、チャイニーズのウーちゃんがどう描くかと思い興味深々だったけど、どっちにも力点置かず、だからといって徹底的第三者的見方もできずに、なにもかもが中途半端に終わってしまいましたね。さあウーちゃん、これからあなたはどんな映画を撮っていくの? 2点(2003-11-27 21:05:34) |
224. クライム&ダイヤモンド
映画好きのための、映画好きによる映画。これを観ていない人は映画を語るべからず、というくらい、映画の愛に満ち溢れ、映画の名作たる必要条件を満たしている映画。唯一足りなかったのは、大作感くらいなものでない?脚本、キャスト(とくにティム・アレン)、カメラワークとすべてに気が配られている。ダイヤモンドのような、本当に希少で愛ずべき映画。 9点(2003-11-27 20:56:47)(良:1票) |
225. アメリカン・ヒストリーX
観ていてノドの奥がヒリヒリしてくる、そんな映画。無機質な映像描写が、暴力シーンをリアリティ溢れるものにしている。そんな緊張感を保つために、ノートンも硬質な演技を披露。肉体とともに、観る者を釘付けにさせた。刑務所には絶対に入りたくないと思わせてくれた1本。 7点(2003-11-27 20:51:01) |
226. 死霊のはらわた(1981)
ディス・イズ・スプラッター!この映画を中学生の時リアルタイムで観ているから、どんな残酷描写がエグい映画でも、どんなに血の量が多いバイオレンス映画も平気な体になってしまいました(笑)。当時から恐いと思ったことはなく、ゲラゲラ笑いながら観ていたから、ライミにとって恐がらそうという意識はなかったのでしょう。よって、この映画が恐かったどうこう論じるのはナンセンスだと思ってしまうのですが。ただただ、血の量の多さ、主人公と死霊との死闘のバカバカしさを堪能する映画です。 [映画館(字幕)] 7点(2003-11-27 20:30:47) |
227. ブレアウィッチ2
一発芸だった前作に、どう続編をつくるんだ?と思っていたら、やっぱりノーアイディアでした。続編というにはおこがましい、ちょっと設定を借りただけ。あとはデキの悪いスクリームっす。試写会で観たんだけど、観終わった後の関係者の“すいませんでした!”って顔つきが今でも忘れられない。金払っていたら暴れていただろうね、多分ワシ。 0点(2003-11-27 20:25:26) |
228. ブレア・ウィッチ・プロジェクト
うわ、どうしよう!映画としては最低なんだけど、恐かったことには変わりないし、画面酔いはしなかったし……。エクソシスト以来、“うわ、恐い!”と思った映画。やっぱ人間の本質的な恐怖って闇に対してだからね。それは上手く伝わったと思うんだけど、どうよ?アイデア勝利の一発映画ということで。続編はもちろん、0点だよ!<みたんかい!? 5点(2003-11-27 20:21:43) |
229. パニック・ルーム
“フィンチャーさん、やってしまいましたね!”観終わって思わず口に出てしまったほどの駄作。デキの悪いホームアローン。前半のカメラワークは“おお!”と思わせるものがあったが、時間が経つにつれいつのまにかフツーのカメラアングルに。セブンやゲームやファイトクラブのような、あっといわせるオチもなし。一体何を評価すればいいの?強いてあげれば悪趣味ギリギリのオープニングくらい?これもセブンほどの衝撃はなかったしなぁ……。 [映画館(字幕)] 3点(2003-11-27 18:49:49) |
230. マーシャル・ロー(1998)
シチュエーションだけで10点の作品!でも観始めて、時間が経過していくごとに減点されていきました……。なにせ陸軍の描き方がショボすぎ!仮にも世界一の軍隊ですよ!戦車数台と部下数人ちょこちょこ出て来て、FBIに簡単にとっちめられるはずもなかろうに。9・11を予見したかのようなイスラム排斥などおいしい材料は揃っていたのに、調理人の腕がまずかった。デンゼルもウィリスもあんまり光っていなかったしなぁ。同じく東京での戦争をシミュレートしてみせた、押井守に脚本と監督をやらせてみたかった(実写じゃダメかな?)。 5点(2003-11-27 18:35:24) |
231. セブン
7つの大罪を模した殺人事件というだけで興味深々だというのに、謎解きとはある種別の、とんでもない結末が待っている……。物凄く練られた脚本に、物凄く凝ったカメラワーク。そしてカイル・クーパーを世に知らしめた擦れ文字のオープニング。何もかもが私にとって革命的な映画だった。これを超える作品を、いつかフィンチャーにつくってもらいたいと思うのは、贅沢か? 10点(2003-11-27 15:44:53) |
232. ザ・ロック
《ネタバレ》 カーチェイスはいらないだろ。毒ガスがスーパーボールみたい。それだけ。あとは文句ナシのアクション映画。ケイジにコネリーにエド・ハリス。どれもハマりすぎるくらいハマっていて、最後の時限ミッションでハラハラドキドキ。特殊部隊を率いる非特殊部隊員というシチュエーションもなかなかなくて、イイ。何かと叩かれるブラッカイマーだけど、ケイジとのコンビネーションは私を夢中にさせてくれた。ハンス・ジマーの音楽は、この映画が最高だと思うがどうでしょ? 9点(2003-11-27 15:36:23) |
233. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
何せ生まれる前の映画。リアルタイムで観られなかったことが何よりも残念。東西冷戦というピリピリした空気の中で、ここまで茶化した映画を撮るキューブリック、よく命を狙われなかったものだ。現代ではマイケル・ムーアがそれを担うのだろうが、彼はこのレベルには達していない。度胸も、映像センスも。 8点(2003-11-27 15:23:54) |
234. トゥームレイダー2
《ネタバレ》 荒唐無稽にもほどがありゃしませんか。。。サメを素手でぶん殴ったり、最後にパンドラの箱ちょっと開けちゃったりと。あとなんだよ、ララの相手役。あんな存在感のない元カレなんか、出すんじゃないよ!前作はそれなりに観られたのに、あの相手役が出てきたことがかなーりマイナスになってます。 3点(2003-11-26 23:10:47) |
235. ブラックホーク・ダウン
政治的情勢や思想、正義。そんなものどうでもいい。ただ銃撃戦だけが観たかった。物語の90%以上は銃撃戦というこの映画、ドンパチ大好きなワタクシにとってはこの上なく痛快でした。とくに締まった映像、薬きょうが落ちる音まで聞こえる音響は拍手モンです。あんまり軍事には詳しくないんだけど、部隊がどう動いてどう詰まったのかといった“ミクロの軍事”がしっかり描かれていたのではなかろうか。軍人さんだから皆同じ髪型。ダレがダレだか分からないのがチトつらいけどね。 [映画館(字幕)] 10点(2003-11-26 22:58:19) |
236. ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版
俗に名作と呼ばれるものは、圧倒的に“恐怖”という感情が欠如している。ホラーモノに感動を求めるのは無粋すぎる……。だがこの作品は、感動も恐怖も兼ね備えた奇跡的作品なのである。喜怒哀楽、すべての感情を喚起させてくれる映画こそ、傑作とよばれるべきだろう。涙を搾り取るだけが名作ではないのである。ゾンビよりも人間の残虐性に打ちひしがれ、仲間を殺さなければならない悲哀に涙し、生き残った主人公たちの行く末を案じる……。およそホラー映画という枠では括りきれない、人間ドラマのマスターピースなのだ、ゾンビという作品は。 10点(2003-11-26 21:20:19)(良:1票) |
237. ダイ・ハード
《ネタバレ》 傑作、アクション映画の金字塔、10年に1度の映画……。どんな美辞礼賛句も陳腐に聞こえるほどのアクション映画。高層ビル街でRPGをぶっ放し、装甲車を粉々にしたときの衝撃は、今でも忘れられない。閉鎖空間はやはり最高の舞台装置だね。 10点(2003-11-26 21:04:25) |
238. ソードフィッシュ
《ネタバレ》 あんな分かりやすくて下らないミスディレクションだったら、要らないよ!全編アクションで通して欲しかったですねぇ。メインどころ3人は、非常にいい感じ。とくにハル・ベリーは007よりもチョコレートよりもこの作品での彼女が好きです。序盤のブレットタイムに、制限時間つきハッキングと、それなりに見せ場はあったので、サスペンスっぽいオチにしなくても十分アクションとして成立していたと思うんだけどなぁ。 6点(2003-11-26 19:15:04) |
239. 隣人は静かに笑う
《ネタバレ》 スリリングなオープニング、徐々に不気味さを増していく隣人、そして驚愕のバッドエンド。キャスティングも含めてスキのない、サスペンス映画の教科書のような作品。ソツがなさすぎて突出したものがないという、贅沢な減点だが、絶対に見て損はしない。 8点(2003-11-26 18:59:32) |
240. ダークネス(2002)
一応ホラー映画ですよね、これって?恐い恐くないは別として(私が恐いと思った映画はエクソシスト、サスペリアPt2のみ)、展開ダルすぎ。オチも弱すぎ。暗くてなんだかわかんない。何も評価すべきところがない。観ていて不快にも眠くもならず、最後まで見続けられたから、1点さしあげます。よっぽど体調が良かったんだな。 1点(2003-11-26 18:14:51) |