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タコ太(ぺいぺい)さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1452
性別 男性
自己紹介 投稿にあたっては
①製作者の映画愛を信じて基本的に0点は付けていません。
②レビュー作品の「あらすじ」は率先して書いています。

※「ぽこた」からニックネームを変えました。サブネームの「(ぺいぺい)」は継続です。(2024.2.28)

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221.  ニック・オブ・タイム
最初から最後まで途切れない緊迫感がいいですね。ストーリー的には、「こんな間抜けな暗殺計画あるわけないだろっ!」ってな感じですが、そこは映画と割り切って楽しめました。ジョニも良いキャラ出してますね。大事な約束すっぽかしてダイジョブだったのかなぁ?
8点(2004-07-12 01:50:06)
222.  フォーン・ブース
コリン・ファレル。「タイガーランド」で初めて見て以来、お気に入りです。そんな彼の熱演は必見、真に迫った良い演技だと思います。ストーリーもシンプルかつコンパクトで好印象。ひさびさにドキドキしながら観た作品です。
8点(2004-06-21 21:13:37)
223.  ウェルカム トゥ コリンウッド
これ、すっごく面白いです。映像が、台詞が、ものすごくお洒落。気持ちが優しくなる作品です。
8点(2004-06-18 21:59:45)
224.  マスター・アンド・コマンダー 《ネタバレ》 
最初は試写会で予備知識なしで観たのですけれど、ストレートで好印象の作品でした。後から予告編を観たら全然テーマが違うことに唖然!映像の順番変えてストーリーがゴチャゴチャになってるなんてのは当たり前(?)ですけど、テーマ自体が違うと言うのはどんなもんでしょうか?あの予告編、営業的には逆効果だったような… まぁ作品自体はスゴク良かったと思います。壮大な男のロマンといった感じ。個人的には国のために死に急ぐような展開は好きではないのですけれど、時代背景的には仕方ないのでしょうね。ポール・ベタニーが特に好印象。でも、自分で自分をオペするのは、考えただけでも気が遠くなりそう…
8点(2004-06-13 10:02:44)
225.  裸の銃を持つ逃亡者
作り手が心から映画を愛しているということが伝わってきます。てか、映画作りを心から楽しんでいると言うか。これでもかと言う小ネタの連続には、画面から目を逸らすスキもありません。原語で観ることができたなら、またアメリカ人の感覚で観ることができたなら、更に数倍楽しめることと思います。下品と言ってしまえばそれまでですけど、こういう作品も必要だと思いませんか?
8点(2004-06-13 00:03:27)(良:1票)
226.  ボーはおそれている 《ネタバレ》 
真剣に観ようとすれば難解かも知れません。と同時に、流して観ようとすれば出来ないこともない。テーマは読み取りにくいです。てか、読み取れなかった。  冒頭からエンディングまで、全て主人公を客観視している体を示しつつ、あくまでも主人公の主観の世界。見えているものは決して現実ではない。けれども主人公の脳内で繰り広げられている思念の世界においてはそれはそれで現実に他ならない。つまりは、到底現実とは思えない出来事の数々ではあるものの、あくまでも主人公にとっては切実な現実。  そんな風に考えると、相当に哲学チックなお話とも思え、長尺につき実行する気持ちにはなかなかなれないものの、幾度となく噛み締めていけば、きっと味わい深い、含蓄のあるヒューマンドラマ?と思えなくもないところです。  結局、救いようのない悲劇…なのでしょうね。ボーはその人生で何かを得ることが出来たのでしょうか?  全然共通点などない物語なのかも知れませんが、何故か「ガープの世界」を思い出しました。かたや生れ落ちてすぐに、かたや生まれながらにして、数奇な運命を辿ることが定められた人生が意味するものは一体なんだったのでしょう?監督の暴走を感じざるを得ないものの、見直してみたくなる不思議な魅力のある作品でした。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-09-15 22:12:51)
227.  ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ 《ネタバレ》 
ニコラスさんの「ウィリーズ・ワンダーランド」の設定にかなり似ていてリメイクか?と思いつつも、元ネタのゲームは2015年初出みたいだし、両作の製作開始発表時期とか見ていくと関係なさそうでもあり、ま、面白きゃいいか、と気持ちを切り替えて鑑賞。結果、「ウィリーズ」とは大いに似て非なる作品として楽しませていただきました。ちなみに元ネタのゲームについては全く知りません。  予告編からすると何だか訳の分からないままに繰り広げられる惨劇、かと思いきや、ひとりの狂ったオヤジの凶行だったとは。主人公の抱えるトラウマは、途中まではサイドストーリー?あんまし本筋とは関係ない?と思っていましたが、ちゃんと伏線回収しました。細かな点も含めて、ストーリーとしては上手く纏められていると思います。  敵役として登場する叔母とその関係者たちが、早々に死亡フラグが立ってアニマトロクスたちの餌食になるあたりは結構痛快な展開。(子守りの女の子だけは可哀そうでしたが)意外と犠牲者は少なく、最初の警備員を入れて作品上は6人?と思いきや、実はアニマトロクスの中には犠牲となった子どもが入っていたとは。そして、彼らに気に入られたかのようなアビーは実は獲物として迎え入れられていたとは。  気になったのは、とどのつまりアニマトロクスたちは何者?という点。マイクの夢に登場する子どもたちの亡霊の意思で動いている?それともイカれたオヤジの技術の結晶?まぁ、作品中では亡霊の仕業みたく推測してますけど断定的ではないし。ありがちな悪魔とか魔物とかの憑依ではないようですね。その辺は説明的になってもよろしくないのでしょうけれど、もう少しスッキリしたかった部分です。  とは言え正直楽しめました。ヴァネッサ役のエリザベスさんのナチュラルな魅力(どう考えても傷が癒えたらマイクとゴールイン)に+1点の7点献上します。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-09-13 14:14:59)
228.  アウェイク(2007) 《ネタバレ》 
遅れ馳せながら、デビュー当時は良く知らなかったもののTVドラマ「ダーク・エンジェル」以来ドハマりしているジェシカさん目当てで鑑賞。  子離れ出来ない強烈な母親、母に面と向かってものを言えない息子、可愛さ健気さ&妖艶さまで兼ね備えた婚約者、自ら名医を標榜する権威主義的医師等々、登場人物のキャラがものの見事にミスリード大会。それを若干短めの尺で「術中覚醒」という強力な演出を絡めて描くのだから、エンタメ系ミステリーサスペンスとしては一級品だと思います。正直面白かったです。  序盤はジェシカさんとヘイデンさんの濃厚なラブシーンに羨ましさばかりが暴走、主人公の母親が登場すれば「捨ててしまえ!」とばかりに嫌悪感爆発、心臓外科の名医が登場すれば主人公が突き放す姿に「ざまあみろ!」的シンパシー。そして手術が始まると予告されていた術中覚醒状態勃発。痛そー、やめてー、と感情移入。  で、このお話はどこに向かって行くのと思い至ったと同時に中盤以降は一気に種明かし。あれれ?親友の裏切り?それとも目的あっての友達面?アル中助っ人Dr.が寧ろ救いの神?え?主人公幽体離脱?(冗談です意識下の想念のビジュアル化かな?でもお母さんの霊とも話してるしやっぱり幽体離脱?)そして、まさかのジェシカ、君までもがそっちの人?てか、ほぼ首謀者?  よくよく考えると術中覚醒~犯罪の発覚部分は必要だったのかな?的に思えないこともないです。だって主人公が幽体離脱(違?)している間に全て終わってしまっているわけだから。主人公の意識なのにサイドストーリーと言えなくもないような。あぁ、でもやっぱりお母さんの霊と話してるんだからサイドストーリーとも言い切れないか…。(混乱)  結局、鬼母と思われた母親は自らの命を捨てて息子に心臓を託す。(服毒自殺したドナーの心臓が使えるのかどうかは分かりませんが)名医を自ら標榜する名医があらゆる手続きをすっ飛ばして超法規的ミラクル引き継ぎ執刀で奇跡の手術成功。悪者一味は壊滅。逃がしてあげたかったジェシカさんも顔にあざ作って確保されてしまう。伏線回収の妙と言うべきか予定調和の妙と言うべきか、お見事なエンディングでした。  ここまでの書きぶりでもお分かりの通り、諸手を挙げて称賛出来る作品ではないと思います。けれども大いに楽しめました。そしてジェシカ(当時26歳)が可愛い過ぎる。なので7点献上します。8点かなと思ったのですが、心臓移植手術とその患者さんに対しての心無い台詞があったのでその分マイナスです。(ホントはもっとマイナスすべきかも)
[インターネット(字幕)] 7点(2024-09-06 14:54:22)(良:1票)
229.  aftersun/アフターサン 《ネタバレ》 
あまりにも淡々と進む物語。ほのぼのとした父娘のヴァケーション。娘と二人きりでこんな風に仲睦まじく休暇を過ごすなんて何て羨ましい!などと呑気に眺めていました。  でも、何か引っかかるんですよ。時折挿し込まれるカット。父親の心の闇を映し出すようなカット。この平穏な時間、幸せな日々はある日突然崩れ去るのでは?という漠然とした不安。  ラスト近くのシーンでは、娘を置いたまま夜の海に走り出す父親の姿から「もう彼は帰らないのか?」とさえ思ってしまいました。一方、現在のソフィの表情からも不安しか感じられません。古のビデオの中に残る父の姿から彼女は何を見出したのか?  愛する父親との忘れ得ぬ幸せな日々。永遠に続いて欲しい濃密な時間。しかし、その裏側でじっと息を潜め続けていた父親の心の闇。思春期だった娘。そして今、その頃の自らの姿を見つめ直しつつ気付いてしまった父のもうひとつの素顔。  シンプルな構成の作品の中に塗り込められた人の心の在りよう。難解?或いは作品世界に入って行くにあたってのハードルの高さ?観る者を選ぶ作品?それとも観る者が選ぶ作品?個人的には余韻を楽しめる好きなタイプの作品ですが、賛否両論なのでしょうね。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-08-17 22:52:51)(良:1票)
230.  追憶の森 《ネタバレ》 
そもそもは大好きナオミ・ワッツさん出演という理由だけで、さして予備知識もなく見始めた作品。しかしながら、観終わってみれば一見邦画かなと思ってしまうような日本的、或いは東洋的な価値観・人間愛・宗教間を感じさせてくれる佳作でした。  マシューさんの嫌な旦那っぷりとナオミさんの悲しいぐらい堕落してしまいそうな嫁っぷりの演技。流石ですね。渡辺謙さんの傷付き疲弊しながらも生命力に溢れた存在感も流石でした。  初出時には超違和感だった「キイロ」という名前の伏線はもうひとひねり欲しかったところ。どう考えても「ファイナルデスティネーション」的に交差点で突っ込まれてしまう顛末は、物語の展開上予定調和的必然性を感じてしまうこと。些末なところでは、いくら凍えているからといって遺体の衣服を拝借して着用していて大丈夫なの?とか、テントの中だって相当な状況だろうに?とか…。気になるディテールはありますが、富士の樹海の懐の深さを背景に3人の名優が綴る物語は静謐な中に途切れることのない緊張感が満ちていて見応え十分でした。空港のカウンターや病院の医師、カウンセラーの雰囲気がちょっとばかり日本人離れしていて「あぁやっぱハリウッド作品だ」と思わせられたぐらいが興覚めポイントでした。  結局タクミは誰だったのでしょうか?人知を超えた存在?それともアーサーの良心?無粋な結論が披露されなくて良かった。最後まで納得できた良作でした。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-08-16 12:16:46)
231.  バード・ボックス 《ネタバレ》 
普通にエンタメ系SFサスペンスとして観る限り、つまり大小問わず湧き上がる疑義に目隠ししている限り(我ながら上手いと思ってしまった自画自賛)、大いに楽しめました。  自称トリ馬鹿の私としましては、鉱山のカナリアの如き仕打ちを受けていた小鳥たち(何気に途中で種類が変わっているのが心配ですが)が無事盲学校の空に放たれたことが一番の朗報だったりもします。  見てはいけないとか、音を出してはいけないとか、返事をしたらいかんとか、昔から様々なシチュエーションスリラーはありますし、そもそも見てはいけないから目隠しして移動するっていうのも何となく既視感が。思い出せないのですが。あ、見てはいけないものの大御所はギリシャ神話のメドゥーサですね。  そんなアイディアが出尽くした感が無きにしも非ずの中で本作の「見てはいけないもの」は、実態が確認出来ないという怖さによって緊迫感はかなりのもの。決して贅沢なCGやVFXの多用に依存しない作り手の想像力と演出力は、俳優陣の演技にも支えられ非常に素晴らしいものを感じました。そしてそれが中だるみしない。いくつものエピソードを盛り込み、時間軸を往復しつつ描いていくという展開は見事でした。  確かに腑に落ちない点はあります。盲学校の在り方とか。闇を抱えた者たちは「それ」の手先になって自死には走らないというのも、現実に闇を抱えた人々から見るとどうなの?と思わずにはいられない。でも、冒頭に申しあげたとおり、あくまでもエンタメ作品と割り切ればシンプルに楽しめる作品でした。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-08-16 10:45:00)
232.  でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォード 《ネタバレ》 
実に罪がなくて毒がなくて安心して観ていられる動物もの。あくまでもファンタジー、夢物語。どうしてデッカクなったの?とか、デカ過ぎてアパートのドアから出れるわけないし、とか、現実に照らし合わせて疑義を申し立ててはいけませんね。  涙なしでは観ていられないような動物ものは多々ありますが、実話ものとか感動巨編とかだと逆にお約束感が強過ぎるように感じてしまい、個人的にはイマイチ感情移入出来なかったりしてしまうので、フィクションに徹した本作のような作品の方が好みですし感動もしますし何なら泣きます。  子犬が巨大化するというアイディア一発で突っ走ってしまったという感は否めませんが、自称トリ馬鹿の私は、昔から愛鳥が100倍ぐらいになってくれたら羽毛に埋もれて日々安眠だなぁなどと思うこともしばしばあり、この巨大化アイディアには賛同するところです。加えて、小さくてもデカくても可愛いクリフォードに免じるという意味も含めて7点献上します。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-07-31 23:14:35)
233.  バトル・インフェルノ 《ネタバレ》 
悪魔払いの真似事をして金儲けしていたら、最愛の人に本物の悪魔が取り憑いちゃって散々な目に遭わされてもう大変!というお話。それだけだと、コックリさんネタだとかウィジャボードネタだとか何だか使い古された感のあるストーリーだなぁ…とか思ってしまいそうなところ。コメディにもありがちですね。ニセ医者に患者が押し寄せて大騒ぎになるとか。ところが本作、なかなかどうしてスピーディで緊迫感のある展開で見応え十分でした。  主役の親友コンビは、行動といい言動といいイマイチ感情移入出来かねるキャラ。ただ、バズるためには何でもありみたいな一部のユーチューバーを揶揄してるように見えなくもなく、そう考えれば適切なキャラ設定なのかも。また、最後の最後に明かされるサタンの真の目的なんてのは現実の世界に置き換えると結構恐い展開だったりして、これも社会情勢や国際情勢への皮肉と受け取れないこともなかったりして。終盤挿し込まれる横領ネタや三角関係ネタなんかよりも、社会派ホラー的に纏め上げた方が良かったような気がします。  監督さんは同名のショートフィルムを撮っていて本作はその長編版だとのこと。確かに短編の方が一気に突っ走れて子気味良い展開になるかも。でも、監督さんは描き足りなくて長編化したんだろうな。機会があれば、是非短編も観て比べてみたいところです。  ちなみに、考案者さんには申し訳ないのだけれど、邦題はありがち過ぎて作品を目立たなくしているかも。シンプルですが、原題の「浄化の時間」という方が良いような気が。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-07-31 22:32:05)
234.  エクスペンダブルズ ニューブラッド 《ネタバレ》 
この手のシリーズは回を追うごとに劣化してしまうのはある意味仕方のないこと。主要なメンバーがベテラン化していく中、アクションのレベルを維持するのだって相当大変。製作費の殆どがギャラだったりしてその比率が右肩上がりだったりもするでしょうしね。  それでも作品としての質を維持する為には、メンバーだったりストーリーそのものだったりに新たなアイディアとかが必要でしょうけれど、本作の場合には力業で王道を貫くと言うか、言い方が悪いかも知れませんが旧泰然としたテイストを貫いています。  ただ、B級アクション作品好きとしてはそこが堪らないとも言え、個人的には大好きジェイソン君とトニー君がタッグを組んで大活躍というだけで大満足してしまいました。  え゛~!ここでスタローンとお別れ?亡骸目撃してるし!というのはものの見事にラストで予定調和。ガルシアさんの黒幕フラグは冒頭から見え見え。等々、シンプルで解りやすいストーリーはB級アクションの必須条件。何も文句は言いますまい。  ラストに明かされる身代わりジャンボ・シュリンプさんは憐れと言うか、完全に人殺しじゃん!犯罪じゃん!と思いましたが、この手の作品では悪党や敵の命はペラペラに軽く扱われるので仕方なしといったところでしょうか…。  グロめの戦闘シーン、殺戮シーンがてんこ盛り。良い子には、否、悪い子にはもっと見て欲しくありませんが、あくまでエンタメと割り切って楽しむという視点での7点献上です。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-07-23 11:39:57)(良:1票)
235.  Pearl パール 《ネタバレ》 
「X」を鑑賞した時には既に本作は完成していて、とは言え映画館では見損ねてしまいネット配信を今か今かと待ち続けていました。「X」については少なからず不完全燃焼でしたが、ミア・ゴスさんの熱演ぶりとその魅力を見事引き出したタイ・ウェスト監督の演出に期待せずにいられなかったというところです。  で、今回本作を観て納得。やはりミアさんスゴい。可愛らしさから恐ろしさに変貌する様はマジで怖い。命を奪うことに全く躊躇がない。寧ろ怒りの裏に喜びさえ感じさせられてしまう。この人、ホントにこういう人?と思えてしまう。独白のような告白とエンドロールの泣き笑いドアップも見事でした。それを引き出したウェスト監督も期待通り。このコンビ、次作を期待せずにはいられません。  ただし、個人的にはホラーで動物が犠牲になるのは最も好まない演出でして、その分-1の7点献上です。  (追記)お友達の亡骸解体シーンの首の部分は思わず「う”」と声が出ました。現実に見たことなどないし決して見たくありませんが、取れ具合があまりにリアルだったもんでつい声が…
[インターネット(字幕)] 7点(2024-07-13 23:42:43)
236.  バッド・デイ・ドライブ 《ネタバレ》 
元ネタ及び英語版以外のリメイク版は未見です。  運転するクルマに爆弾を仕掛けられて脅迫を受ける、という設定自体は目新しいものではありませんが、特に恨まれるような覚えもなく(正確には覚えがあり過ぎて判らなくなってる?)、同僚を目前で爆死させられ、しかも後席には愛する子どもたちが同乗していて自分と運命をともにさせられているという緊迫した状態は、特に派手なカーアクションもないにも関わらずなかなかに見応えのあるものでした。(少なからずリーアムさん贔屓ということもあったりしますが)  ただ、何にしても犯人にとって都合良く事態が進み過ぎたり(あらゆる事態にも対応可能なように準備して来たとか言っちゃってますが)、警察の動きも都合良過ぎたり(包囲網簡単に突破、大量のスナイパーが無力、ラストでは追跡さえしない?ヘリどこ行った?等々)、そしてミステリーサスペンスなのに真犯人が結構判りやすかったりと、脚本的には粗が目立つと言うか非現実的過ぎるというか。家族の絆的な部分も基本的な家族関係とかが殆ど説明されていないので感情移入は難しいところ。あと、ヘザーやユーロポールの捜査官の電話の声が妙に平板なのが気になりました。  エンタメ的に割り切れば退屈せずに楽しめる作品。深く考えると興覚めしてしまう作品。といった印象でした。古希を過ぎてもまだまだ若々しいリーアムさんに+1点の7点献上します。  ちなみに、邦題はミスリード目的のような原題よりは良いかも知れませんが、カーアクションが目立つ作品でもないので今ひとつかなと。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-07-09 10:33:48)
237.  クレイジー・デートナイト 《ネタバレ》 
急いで手に入れたモノ(この場合は中古車)に、それ自体からは想像出来ないような価値があり(この場合は大量の札束とコカイン)、本来の所有者(この場合はギャング)に主人公がブツと命を狙われる羽目になる。という設定自体は決して目新しいものではありませんが、スピーディな展開とまんべんなく散りばめられたコメディ要素、そして少々コテコテと言うかウザったいながらも魅力的とも言える登場人物のキャラクター。尺も丁度良く大いに楽しませていただきました。  配信サイトの紹介文に「まるでタランティーノが手掛けたかのよう」といった一文がありますが、そこまでブッ飛んだテイストではなく結構堅実なアクションコメディ作品ではないかと。7点献上します。  ちなみに、途中巻き添えを食ってしまうクライスラーが青春の思い出だった老夫婦。唯一気の毒でした。悪党たちは自業自得。そして主人公カップルはお幸せに。  (追記)原題はシンプル過ぎて今ひとつですが、かと言って邦題は「まるでタランティーノ」を引きずっているみたいで少々欲しがり過ぎでは?
[インターネット(字幕)] 7点(2024-07-04 14:58:26)
238.  ホース・ガール 《ネタバレ》 
ヒロインが精神崩壊し現実と妄想が入り混じっていく物語。個人的にはかなり好物のジャンルです。  緻密に練り上げられたヒロインのキャラクターと彼女を取り巻くエピソードの数々。ヒロインの視点で語られていくため、観ている方も何が現実で何が妄想か判然としなくなっていく。時間や空間も入り混じっていく展開。魅力的です。アリソンさんの熱演も光ります。  あくまでもヒロインの精神障害故に起きたこと。現実離れしている部分は全て妄想。そう考えてみれば全てのエピソードを無理なく回収することが出来ます。が、もしかしたら彼女の言っていることや見て来たものは全て事実であり、祖母も彼女もエイリアン・アブダクションの被害者?と思えないこともありません。ただ、ラストシーンの彼女の穏やかな表情からすれば、そんなことはないのでしょうけれど。  敢えて不満点を挙げるならばそのラストシーンです。UFOの謎の光線で吸い上げられ、ヒロインを乗せたUFOが空の彼方に消えて行く…ちょっとストレート過ぎたかも。まあそれだってヒロインの視点で語っているのであれば当然の表現なのかも知れませんが。  ちなみに、劇中劇「煉獄」はキャストからして既存のTVドラマかと思って見ていましたが、本作のための作品のような?これはこれで内容が気になって鑑賞したいところです。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-06-23 17:01:02)
239.  リム・オブ・ザ・ワールド 《ネタバレ》 
子どもらしさ全開の少年少女が、立ちはだかる危機を乗り越えて行くうちに成長し、人類を救うという重大なミッションを達成する。まさに映画ならではの世界。「スタンド・バイ・ミー」や「グーニーズ」などといった作品たちを彷彿させる1本。そこをキッチリ了解した上で鑑賞すれば大いに楽しめる作品です。  監督がマックGさん、脚本がザック・ステンツさんと来れば、ノンストップでド派手で痛快な展開。子どもたち活躍し過ぎ!なんて野暮は言いっこなしというところですね。  主役4人は上手く個性が出ていて皆魅力的です。特に謎めいた登場をする東洋系少女のシンシンは存在感あり。また、正直終盤直前まで大金持ちの息子で身勝手で臆病なダリウシュがどうにも受け入れられなかったのですが、終盤にはお約束通り素直な少年に変貌してこれまた可愛い。  現実味とか堅苦しいことを考えない限り、観終わって爽快な作品でした。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-06-21 11:18:18)
240.  ヘイト・ユー・ギブ 《ネタバレ》 
泣ける映画を探していて行き当たった本作。ただし、泣きながら観る作品というよりも未だ根強く存在する人種問題について考えさせられる作品でした。  原作がヤングアダルト小説ということもあり、深刻な社会問題とそれに起因する悲劇を描いている割には意外にもライト。甘く切ない恋心や白人黒人の区別を問わない友人との軋轢、親子の感情・感覚のすれ違い等々、青春ドラマそのものといった作風になっています。  心に深い傷を負ってしまったヒロインが、感情の波に抗え切れずに社会に向かって声を上げるものの、結局は社会が大きく変わることもなくただ日常が取り戻されていくラストは、甘ったるいようでいて現実的に感じました。  原作未読ですが、出演者の確かな演技もあって若い世代をターゲットに人種問題を取り上げた優れた作品だと思います。ヘイト問題を身近に感じない我が国の若者(自分を含め若者に限らないかも知れませんが)にどこまで沁みるのか、その点については未知数ですが。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-06-18 10:56:34)
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