21. ザ・ロック
《ネタバレ》 カーチェイスはいらないだろ。毒ガスがスーパーボールみたい。それだけ。あとは文句ナシのアクション映画。ケイジにコネリーにエド・ハリス。どれもハマりすぎるくらいハマっていて、最後の時限ミッションでハラハラドキドキ。特殊部隊を率いる非特殊部隊員というシチュエーションもなかなかなくて、イイ。何かと叩かれるブラッカイマーだけど、ケイジとのコンビネーションは私を夢中にさせてくれた。ハンス・ジマーの音楽は、この映画が最高だと思うがどうでしょ? 9点(2003-11-27 15:36:23) |
22. ロング・キス・グッドナイト
エイリアンでのシガニー・ウィーバー以降、強い女性の代表格といえばトゥームレイダーのアンジェリーナ・ジョリーとか、バイオハザードでのミラ・ジョヴォビッチが挙げられがち。でも忘れちゃいませんか?この作品のジーナ・デイビスを!「母は強し」をここまで躍動感たっぷりに、艶っぽく演じたアクション映画は今までなかったはず! レニー・ハーリンの爆発好きなのがちょっと鼻につくけれど、脚本はいいしガンアクションも“お!”と思わせるものがある。情けないサミュエルLジャクソンもそうそう見られるもんじゃない。アクション映画のお手本といってもいいくらい。爆発過剰な面を除いて(苦笑)。 9点(2003-11-25 23:45:37) |
23. キル・ビル Vol.1(日本版)
ちょっと後半のチャンバラが長かったかな。 それ以外は大満足。 そもそも、タランティーノが悪ノリしてつくった映画。 とても万人受けするものではない。六本木ヒルズの初日1回目を観たのだが、上映後の見るからにタラの客層とは違うハイソな方々は皆眉間にシワが寄っていたのがなんとも苦笑。 ユマ&リューのへっぺり腰&拙い日本語に文句をつけるのは筋違い。予告やCMでさんざんそのシーンは流していて、それを知った上で楽しむ映画である。 デカい映画館で、多数の劇場で上映するような作品ではない。作品のデキというより、プロモートする側に問題あり。 9点(2003-11-25 20:42:33) |
24. ノーカントリー
《ネタバレ》 小生の名作の基準というのは、1回目でそれなりの納得が得られつつも、その後見て違う解釈とか新発見ができるもの…ということ。ノーカントリーはまさにそれに当てはまる。音楽を使わない分効果音にメチャクチャ気を遣っている点、一つ一つの演出に意味のある点もすばらしい。DVD買ってまた見たとき、きっとこの点数はまた上がるんだろうな。 [映画館(字幕)] 8点(2008-03-30 19:54:32) |
25. リトル・ミス・サンシャイン
《ネタバレ》 ロードムービーは好きでよく見るのだが、これだけ最後に笑った作品はなかったんじゃないかな? それくらいやられました。感動ばかりを押し付ける昨今の映画界に放った、少女と老人のキッツィカウンターパンチに乾杯! [DVD(字幕)] 8点(2008-02-18 17:23:53) |
26. ミュンヘン
《ネタバレ》 初日のレイトに行ったんですけどね、ほぼ満席。まーたプロモーションに騙されて、上映後にアタマの上に“?”マークでいっぱいの観客を見ることになった。もうやめようよ、“感動の大作”って煽るのはさ。参考図書既読、軍オタ、スパイ小説大好きの小生からいえばほぼ満点のデキだけど、予告やCMをイメージして行くと、痛い目みますのでお気をつけあれ。淡々と進む暗殺描写は地味ながらも緊迫感があり○。殺人描写の奇抜さもさすがにスピルバーグ。それだけでもう満足ですよ。ただ、終盤のセックルシーンが個人的にはいただけなかった。そら、狂気の報復連鎖から逃れるための儀式として、そのシーンが必要だったのは分かるけど、ちょっと下品だったかなぁと。 [映画館(字幕)] 8点(2006-02-05 13:10:35) |
27. スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
一番最初に映画館に見に行った洋画がスターウォーズの第一作。というわけで、それ以来ずっと見続けてきているわけで、特別の思いいれがあるから冷静な得点というのは出せない。ただ、ヘイデン・クリステンセンの演技が上手くなっていて、ダースベイダーをやるに足る実力をつけていてくれていたことがファンとしては嬉しかった。それに比べると、ユアンがちょっと押されていた感じがしたなぁ。ストーリーがどうなるか分かっている上で見るわけなので、非常に特殊な部類に入る映画ですよね。とにかく最初の戦闘で、元をとった気分になれたので。なんやかやいっても、ルーカスお疲れ様と。できたら7・8・9もつくってください(笑)。 [映画館(字幕)] 8点(2005-09-05 03:58:17)(良:1票) |
28. バタフライ・エフェクト/劇場公開版
《ネタバレ》 こういう仕掛けのある恋愛映画なら、思いっきりウェルカムだなぁ。最後の最後に街で再会のところでは、不覚にも号泣しそうになった。切なすぎるよ、セニョリータ……。最後の時空を飛び越えるところ、伏線ナシであれはないだろ。なんだよ、日記じゃなくてもOKなのかよ!?!?!?それさえなければ、9点はいった。ベタないい方だが、タイムマシーンには夢がある。そういった現実不可能なところを映画というものは魅せてくれるわけだ。そういった意味で、映画とタイムマシーンというのは相性がいいんだよね。恋愛映画が嫌いな彼でも、これなら楽しめること間違いナシ!もうほとんど劇場ではやってないだろうけど^^; [映画館(字幕)] 8点(2005-09-05 03:46:03) |
29. ソウ
《ネタバレ》 大の大人ふたりを、あんな短時間で拉致れるんか!? あと、医者の家族との描写で中タルミしたこと以外は唸るしかなかったですね。キューブみたいな密室の緊張感を期待すれば、それは“違う!”ってことになってしまうでしょうが、サスペンスとホラーとサイコスリラーをこれまで上手くまとめ上げられた点はかなりの評価ポイントです。このテの映画を見慣れて、すれっからしになっている小生を、アッと言わせたラストだったので、もう8点献上するしかありません。やられました。完敗です。鋸のソウ、ジグ“ソウ”パズル、そして“見ていた”のソウ。こういう韻を踏んでいるタイトルも素晴らしいですなー。この監督と脚本、次が勝負でしょうな。くれぐれも、ブレアウィッチつくった人たちみたいにならないことを……。 8点(2005-01-26 02:50:56) |
30. スパイダーマン2
《ネタバレ》 やっと観にいきました。こことか、他の評判も上々だったので期待していたのですが、いいですなぁ、やっぱり。大胆なカメラワークに編集の上手さ。摩天楼でのクモの糸アクションもワンパターンにならずに観客を魅了する(ピザの宅配はちょっとやりすぎかもしれんが。ありゃさすがに中身ぐちゃぐちゃだろ(笑))。CG技術の向上は、映画に対して功と罪をもたらしたわけだが、ことライミにとっては前者のほうが圧倒的に勝っている。彼ほどの能力(想像力と撮影技術)を持った者のみ、あれだけおおっぴらにCGを使えばいいのであって、ハンパモノがCGを使うとロクなことがない。そんなことを考えさせられた作品だった。前作よりMJが可愛くみえたのは、ダンストが洗練されたのか、見慣れたからなのか……。あと、ひとつだけギモン。あの悪役メカ、背負ってて重くないんですか??? 8点(2004-09-08 15:51:36) |
31. ミスティック・リバー
《ネタバレ》 確かに意外性はあったが、これはミステリーの部類ではない。犯人探しより、3人のメインキャストたちと、彼らの妻の苦悩を見る映画である。とくに後者。ベーコンの妻はほとんど出てないからちょっと違うかもしれないけど、ショーン・ペンに密告し、それがもとで旦那を失くしてしまうティム・ロビンスのカミさんの心情を鑑みると、最後のパレードのシーンはグッとくるものがある。一回見て面白くないと思った人は、カミさんたちのほうに視線を向けてもう一度見てもらいたい。 8点(2004-09-01 15:09:08) |
32. シービスケット
いやー残念!映画館で観たかった!! クレーンを駆使した俯瞰、馬のロボを搭載した車で撮ったアップで、臨場感がケタ違い。草原の緑と空の青が映えた美しいカット。ちゃんと、“映画”として成立していますね。序盤ちょっとダルかったけど、馬が出てきてからはテンポアップ。役者ももちろんよかったし。とくに、ジェフ・ブリッジズ好きなんで、彼意外考えられない配役で満足でした(ちょっとタッカーがカブったけどw)。 8点(2004-08-23 16:32:50) |
33. キル・ビル Vol.2
動のVol.1に対して、静のVol.2。2作品に切り分けるのも納得。悪ノリにゲラゲラ笑ったVol.1とは違い、役者の演技とセリフと間を楽しむ作品だった。私はまだ精神的にコドモなのでVol.1のほうが好きだが、もうちょっと落ち着いたらこっちのほうが断然よくなるんだろうなぁ。ただ、音楽が前作に比べ印象に残らないのが残念。落ちぶれたバドを好演したマドセンが、最高にカッコよかった。 8点(2004-04-28 21:23:10) |
34. “アイデンティティー”
閉鎖空間、ミスリードといった推理モノの王道を採りながらも、古臭さを感じさせないテンポのよさをまず評価。途中、オカルトモノだったらどうしよう?と、ハラハラさせられたし、伏線の見せ方も親切。個人的には「ユージュアル・サスペクツ」なんかより断然こっちのほうが好き。 8点(2004-03-15 14:47:41) |
35. ショーシャンクの空に
《ネタバレ》 普通、ポスターが貼ってあったら裏側覗かない?そこが最後まで引っかかった。それ以外の脚本は素晴らしいの一言。原作があるのかも知れないけれど、金槌のありかの伏線、キャラ立て、話の展開、必要最小限のナレーションと素晴らしいです。この人は監督としての手腕より、脚本家として評価したいと思う。あと、お涙頂戴作品ではないこの作品を、みんなのレビューで評価している点もいいですね。これで泣けるというのは、ちょっと“?”だけど、確かに見終わった後すがすがしくなれました。 8点(2003-12-16 17:24:48) |
36. トップガン
今現在トム・クルーズが大好きなのは、この映画の影響。17歳童貞少年にとっては、彼はカッコよすぎました(笑)。この映画を観て、高校卒業後に空自に入ろうと本気で思ったことも内緒の過去(試験に苦手な物理があり断念)。だからといって、今見返したいとは思わない。だって、内容薄すぎるもん。当時映画館に通いまくり、それだけで一生分観たから、もういいです。 8点(2003-12-12 19:34:07) |
37. ウェインズ・ワールド
ボヘミアン・ラプソディにあわせ、車中でヘッド・バンギングする場面は映画史に残る名シーン。ビル&テッドといい、これといい、音楽は言葉の壁を越えるのである! 8点(2003-12-12 19:07:02) |
38. ヒート
本当はふたり一緒のシーンはないんじゃないか?って話題になりましたよね、これ。それを聞いて映画館に行かなかった。それが映画人生最大の汚点、と思えるくらい良かった。2大スターの存在感はいわずもがな。脇を固めるのがヴァル・キルマーにダニー・トレホにトム・サイズモア!もう失神しそうになりました(笑)。銃弾を浴びた車の弾痕が異様にめくれ上がっていたり、異様に乾いた銃声など、銃マニアを唸らせる戦闘シーンも出色。私にとってはデ・ニーロとパチーノ、キルマーのそれぞれの女性との絡みがいらなかったくらいで、あとは素晴らしかった。ああ、映画館で観たかった…。 8点(2003-12-03 23:24:18) |
39. フロム・ダスク・ティル・ドーン
この映画、シックスセンスより展開をきいちゃいけない映画だと思う。タランティーノが手掛けているから、きっとバイオレンスロードムービーなんだろうと思ってワクワク。そしたらだんだん・・・。どっちのテイストも大好きだから、置いていかれることなくもう夢中。本当だったら怒られるところだけど、そこはノリと勢いとセンスでカバー。いやはや、天才(バカ?)というものはつくづく羨むべき存在である。 8点(2003-12-03 22:26:13) |
40. メメント
DVD時代の作品。映画館で観て、DVDでチャプターを入れ替えて時系列で見る。作品内容云々よりも、時代に合致したアイデア賞としてこの点数を献上したい。映画単品で評価するのなら、あまりにも不親切すぎるのでマイナス2点といったところ。 8点(2003-12-01 18:39:21) |