21. ペイ・フォワード/可能の王国
《ネタバレ》 興味深いのに脚本が詰め切れてないままラブストーリーも併行するので主題の軸がぶれてしまっている印象。主人公を殺す設定なら視聴者が納得いくだけの理由が欲しいし、恩送りがムーブメントになったというエピソードも雑なままラストのキャンドルのシーンに行ってしまうので違和感だらけ。いろいろ残念。 [地上波(吹替)] 4点(2011-09-04 01:01:33) |
22. ワンス・アンド・フォーエバー
《ネタバレ》 アメリカ人によるアメリカ人のための作品で数多ある戦争映画の一つ。wikipediaには「人間の心理をアメリカ側だけでなく、ベトナム側の視点からも描写している。」とありますが、ベトナム兵のシーンが何シーンかあるだけなので双方の立場や視点を掘り下げたと売り文句に加えるほどではありません。見所はおそらく多額の制作費をつぎ込んだであろう迫力のあるドンパチシーンぐらいでしょう。 [地上波(吹替)] 3点(2010-06-07 23:50:28) |
23. チアガール VS テキサスコップ
《ネタバレ》 ストーリーは単純明快、口うるさいオヤジ代表トミー・リー・ジョーンズと今どきの子世代のジェネレーションギャップコメディ。でも、出てくるチアガールたちは今時の子だけど変にひねくれておらず意外と素直。シャープ保安官はチアガールたちに翻弄されつつも何とか彼女たちのことを理解しようと努力し、チアガールたちもまた自分の意見は主張しつつ小うるさいオヤジの意見にもちゃんと耳を傾けようと努力する。しかもシャープの恋のキューピッドまで一役買っちゃう。キライじゃないですこういう映画。 [DVD(字幕)] 6点(2010-04-11 11:52:39)(良:1票) |
24. マシニスト
《ネタバレ》 ヒッチコックにもありそうな古典的オチだが、ストーリーのテンポは悪くないので最後まで飽きずに見れるし、古い映画のような彩度の低いくすんだ映像や音楽の使い方も悪くないので雰囲気は○。見終わってみると実は主人公の体型が一番のネタバレだった気がする。そりゃガリガリになるほどの不眠症なら幻覚だって見ますって。中盤ぐらいで辻褄があわなくなってくるので狂っているのは周りではなく主人公自身だった的な予想はつくが、不眠になった根本的原因についてはラストでようやくわかる。 [DVD(字幕)] 6点(2010-04-11 02:09:18) |
25. ザ・ビーチ(2000)
《ネタバレ》 あまりピンとこなかったし、舞台となったビーチはたしかにキレイなところではあったが永遠に住み続けたい場所には思えず…自分なら一週間もいたら飽きそう。それに主演はディカプリオじゃなくてもよかったような。この作品は欧米を中心とした若者のバックパッカーやヒッピーが根付いた文化圏ならもしかしたら理解しうるのかも。ダニー・ボイルはその楽園を追い求めるバックパッカーたちへのアンサーとして撮りたかったんじゃなかろうか?彼らが自由の楽園だと思っていたところはやはり幻想でしかなく、作られた楽園で現実はタブーであり排除することでしか成立し得なかった。あのビーチが本当の楽園だったとしても人間が一歩足を踏み入れた時点ですでに消え去っていたのだろう。 [地上波(吹替)] 4点(2010-04-10 04:53:44) |
26. ウェズリー・スナイプス ザ・シューター
《ネタバレ》 ザ・シューターなんて邦題がついてるのでアクションやドンパチ満載なのかと期待して観ると肩すかし食らうかもしれません。レオン風味の逃亡劇という感じの作品です。派手さはないが心理描写、特に主人公を助ける子役とのやりとりに重点が置かれていて、同名異作品のザ・シューター/極大射程よりはこっちのほうが好きかも。もちろんスナイプスが主役なんですが、それ以上に子役の演技が際立っていて祖母と二人暮らしの家庭環境や不安定なお年頃の少女の感じがうまく出ていました。スナイプスがパーカーのフードをかぶったり脱いだりとやたらせわしないです。馬と子供のラストシーンにも好評価。原題のThe Contractor(請負人)のほうがまだストーリーに合っていたのになんで変えちゃったんだろう? [DVD(字幕)] 6点(2010-04-08 18:05:57) |
27. 守護神
《ネタバレ》 邦題が「守護神」、かっこいいですね。ハリウッド版海猿とも言えるストーリーで内容もほぼ一緒です。違いといえばコスナー演じるランドールは自己犠牲で亡くなり、藤竜也演じる源教官は最後まで生きていることぐらいでしょうか。さらに舞台を海から空に移せばトップガンに早変わり。主人公ランドールが訓練所の教官となり優秀な訓練生を育て上げるという非常にベタな展開ですが、ストーリーがわかりやすく盛り上げ方が上手いので飽きることなく最後まで見れました。なのにどうしてこうも迫力が違うんだろう? [DVD(字幕)] 6点(2010-04-08 02:32:06) |
28. アバター(2009)
《ネタバレ》 3D吹き替え版と通常字幕版の両方観ました。さすがに極彩色の映像は文句なしにキレイです。やはり3D化する前提で作られた作品ですね。パンドラに生えている草木やナヴィ族の造形も素晴らしい。特に弓矢の造形が力強くてよかった。作品には関係ない話ですが3Dは3Dグラスがメガネ・オン・メガネ状態だったので途中でずり落ちてしまい何度も押しつけるので鼻当ての部分が痛くなってしまいました。最後には人間万歳!で収まりがちなハリウッド映画にしてもののけ姫的な八百万の神エンディングはちょっと意外ですが、ストーリー全体で考えると上映時間が長いんだからスカイピープルとナヴィ族の対立構造だけじゃなくて、もう少しナヴィ族について掘り下げて描いてもよかったんじゃないかなと思います。 [映画館(吹替)] 7点(2010-03-24 19:20:18) |
29. RENT/レント
モラル的にどうなのよ?って部分や編集で落とされたシーンがあり、わかりにくく好き嫌い分かれるとは思います。しかし、本編を見て泣き、さらに未公開シーンに収録されてるロジャーとの別れでミミが歌うシーンで号泣した私は完敗です。 [DVD(字幕)] 10点(2009-12-25 08:46:52) |
30. ワイルド・ワイルド・ウエスト
《ネタバレ》 内容が薄くわざわざ映画館に足を運んだりDVDを借りて観るほどではないけど、テンポは悪くないので深夜にベッドの中でボーッと見るにはちょうどいい感じです。南北戦争当時の奴隷制などに絡んで肌の色や身体的な特徴について毒の効いた冗談がかなりあった。さすがに金かかってるだけあって蒸気式の巨大なクモマシーンとか電動ならぬ蒸気式車椅子、秘密兵器満載の蒸気機関車などレトロなメカニック造形は良。 [地上波(吹替)] 4点(2009-09-06 18:14:50) |
31. チャイナ・シンドローム
パニックものかと思って見始めたら違ってた。30年前の作品なのでセットなどはどうしても古くささが否めないもののストーリーの本質は現代の社会においても実際に起こり得る可能性のあるリアルな内容でした。しかもCGなど派手な特殊効果がない分、俳優陣の迫真の演技力が際立った。今、同じような内容で作られるとしたらジャックが崩壊寸前の炉心まで行って放射能の漏れてる中で修理し死亡最悪の危機は回避され、ジャックは自己犠牲の英雄となって万々歳みたいな作品になるんだろうなと思いながら見てた。って、どこかにそんな作品あった気がするけども。 [地上波(吹替)] 8点(2009-08-25 05:26:14) |